公開日 2017/05/19 19:08
<HIGH END>TechDAS、超弩級ターンテーブル「Air Force Zero」のモーターとプラッターを披露
年内登場予定のフラグシップ
TechDASは、2017年5月18日(木)より独ミュンヘンにて開幕した欧州最大のオーディオショウ「HIGH END 2017」にて、プレスやディストリビューターを対象とした製品発表会を開催した。
今回の発表会で取りあげられたのが、2017年内の登場を予定しているフラッグシップ・ターンテーブル「Air Force Zero」のモーターとアッパープラッターだ。同ブランドを牽引する西川英章氏が「Air Force Zeroにとって、もっと重要になる部分」と話すこれらの基幹パーツを、今回はAir Force One Premiumに用いてデモンストレーションを行った。
これまでのAir Forceシリーズと比較しても極めて大型となるAir Force Zeroのモーター部は、三層12極・アウターローター型モーターを採用。極めて高トルクなこのモーターをベースとして、同社が誇るエアー・フローティング・メカニズムによるエアベアリングを組み合わせ、アウターローターと一体となったフライホイール/プーリーを回転させる構造となっている。
「これまでのアナログプレーヤーの歴史を見ても、最も理想的なモーターを使うことができた」と西川氏が語るこのモーターによる回転は、極めて正確かつ静粛なもの。従来機でも高い評価を受けていたAir Forceシリーズのサウンドを、Air Force Zeroでは究極ともいえるレベルまで高めることに成功したと見ていいだろう。
一方のアッパープラッターは、TechDASのディスクスタビライザーでも採用された極めて高い比重を持つ素材、タングステンを使用したもの。そもそもタングステンの加工は非常に難しいもので、この素材をターンテーブルに活用することそのものが、これまでTechDASが培ってきた金属加工へのノウハウや技術力の高さを物語っている。
こうした圧倒的な物量を投入したモーターとアッパープラッターによって、今回のデモンストレーションで使用されたAir Forceは驚異的なS/Nの高さを実現。ハウリングマージンも極めて高く、ボリュームを上げてボディを叩いても全く鳴きはないなど、これまでのアナログターンテーブルの常識を大きく超えるその基本性能の高さをアピールした。
Air Froce Zeroのモーターとアッパープラッターによるデモンストレーションを受け、その音を聴いたプレスからは「現時点で世界最高峰」というコメントも飛び出すなど、期待値はより大きなものとなったようだ。Air Force Zeroは日本でも早くから開発がアナウンスされていたが、コアパーツを活用した今回のデモによって、その期待は世界規模のものとなったと言えるだろう。「アナログには終わりのない可能性がある」と西川氏は力強く語るが、今回のデモンストレーションはそんなアナログオーディオの次なる次元を示したと言っても過言ではなさそうだ。
ここヨーロッパでも、日本から登場する究極のアナログプレーヤーへの期待は、想像以上に大きなものとなっている。
今回の発表会で取りあげられたのが、2017年内の登場を予定しているフラッグシップ・ターンテーブル「Air Force Zero」のモーターとアッパープラッターだ。同ブランドを牽引する西川英章氏が「Air Force Zeroにとって、もっと重要になる部分」と話すこれらの基幹パーツを、今回はAir Force One Premiumに用いてデモンストレーションを行った。
これまでのAir Forceシリーズと比較しても極めて大型となるAir Force Zeroのモーター部は、三層12極・アウターローター型モーターを採用。極めて高トルクなこのモーターをベースとして、同社が誇るエアー・フローティング・メカニズムによるエアベアリングを組み合わせ、アウターローターと一体となったフライホイール/プーリーを回転させる構造となっている。
「これまでのアナログプレーヤーの歴史を見ても、最も理想的なモーターを使うことができた」と西川氏が語るこのモーターによる回転は、極めて正確かつ静粛なもの。従来機でも高い評価を受けていたAir Forceシリーズのサウンドを、Air Force Zeroでは究極ともいえるレベルまで高めることに成功したと見ていいだろう。
一方のアッパープラッターは、TechDASのディスクスタビライザーでも採用された極めて高い比重を持つ素材、タングステンを使用したもの。そもそもタングステンの加工は非常に難しいもので、この素材をターンテーブルに活用することそのものが、これまでTechDASが培ってきた金属加工へのノウハウや技術力の高さを物語っている。
こうした圧倒的な物量を投入したモーターとアッパープラッターによって、今回のデモンストレーションで使用されたAir Forceは驚異的なS/Nの高さを実現。ハウリングマージンも極めて高く、ボリュームを上げてボディを叩いても全く鳴きはないなど、これまでのアナログターンテーブルの常識を大きく超えるその基本性能の高さをアピールした。
Air Froce Zeroのモーターとアッパープラッターによるデモンストレーションを受け、その音を聴いたプレスからは「現時点で世界最高峰」というコメントも飛び出すなど、期待値はより大きなものとなったようだ。Air Force Zeroは日本でも早くから開発がアナウンスされていたが、コアパーツを活用した今回のデモによって、その期待は世界規模のものとなったと言えるだろう。「アナログには終わりのない可能性がある」と西川氏は力強く語るが、今回のデモンストレーションはそんなアナログオーディオの次なる次元を示したと言っても過言ではなさそうだ。
ここヨーロッパでも、日本から登場する究極のアナログプレーヤーへの期待は、想像以上に大きなものとなっている。