• ブランド
    特設サイト
公開日 2018/02/14 13:07

GRADO、入門クラスのカートリッジ「Prestigeシリーズ」を約20年ぶりに刷新。約1万円から

Prestige Gold2など6機種
編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ナイコムは、米GRADOのレコード再生用FB型カートリッジのエントリーモデル「Prestigeシリーズ」をリニューアル。6製品を2月23日より発売する。

<Prestigeシリーズ2>
・「Prestige Gold2」 ¥31,200(税抜)
・「Prestige Silver2」 ¥27,000(税抜)

Prestige Gold2

Prestige Silver2

・「Prestige Red2」 ¥20,400(税抜)
・「Prestige Blue2」 ¥15,000(税抜)

Prestige Red2

Prestige Blue2

・「Prestige Green2」 ¥12,800(税抜)
・「Prestige Black2」 ¥9,800(税抜)

Prestige Green2

Prestige Black2

同社は2017年末にフラグシップモデル「Epoch」(関連ニュース)を発売。本機の製品開発ノウハウを用いて、エントリーラインのカートリッジ全機種をリニューアルしたかたちだ。なお、Prestigeシリーズは第一世代が1953年に、第二世代が1998年に登場。今回のシリーズが第三世代となる。

6モデルでベースとなる技術および素材は共通しているが、音質チューニングがそれぞれ異なっているようだ。方式はいずれもFB型となる(組み合わせるフォノイコライザーのポジションとしてはMMを選ぶことになる)。

また、Gold2/Silver2、Red2/Blue2、Green2/Black2は仕様を同じくしているが、「Silver2の中から選別された約5%がGold2」「Blue2の中から選別された約10%がRed2」「Black2の中から選別された約15%がGreen2」になると紹介されている。また、各モデルが米ニューヨークにある本社工場の熟練工によって全て手作業で組み立てられる。

いずれのモデルも、旗艦カートリッジとなる“Lineageシリーズ”「Epoch」の開発で培われた技術を応用したことが特徴。超高純度銅線を用いたコイル巻技術は、最新の機器によって完璧に制御され、発電部である4つのコイルを調整することで歪みを極小化したという。

Epochの開発段階において新たに採用された、カートリッジハウジングを1つの制振デバイスとしてと捉えるアプローチも導入。この手法で開発されたハウジングはレコード盤の再生段階に発生する応力の除去を可能にし、不要なエネルギーと共振周波数を消すプロセスへとつながるという。

各モデルでOTL(Optimized Transmission Line)カンチレバーを採用。このOTLカンチレバーは、真鍮製ブッシングへの装着および4ピース構成とすることで、より緻密なトレースを可能にするとしている。針先には、いずれのモデルも同社オリジナルの楕円形ダイヤモンド針を採用する。

このOTLテクノロジーが、LPの表面から製品内部のジェネレーターへの理想的な信号伝送を実現するという。これにより不要な共鳴を排除、音楽の基本周波数と高調波周波数を保持しながらの歪み低減が可能となり、原理的にカートリッジ内で生成されるノイズの最小化にも寄与する。

上位モデルと同様に、ステレオチャンネル間のバランスを最適化するために2つのマグネットで駆動。内部磁気回路パーツも品質を最優先して厳選されている。さらに、特許技術のFlux-Bridgerデザインにより、駆動部における最小レベルの実効質量を実現。全帯域にわたって優れたサウンドバランスを実現したと紹介されている。

Prestige Gold2/Silver2は、周波数特性が10Hz〜60kHz、チャンネルセパレーションが35dB(1KHz)、適合負荷が47kΩ、出力が5mV、適合針圧が1.5g、針タイプが楕円、インダクタンスが45mH、出力抵抗が475Ω、コンプライアンスが20、重さが5.5gとなる。

Prestige Red2/Blue2は、周波数特性が10Hz〜50kHz、チャンネルセパレーションが30dB(1KHz)、適合負荷が47kΩ、出力が5mV、適合針圧が1.5g、針タイプが楕円、インダクタンスが45mH、出力抵抗が475Ω、コンプライアンスが20、重さが5.5gとなる。

Prestige Green2/Black2は、周波数特性が10Hz〜50kHz、チャンネルセパレーションが30dB(1KHz)、適合負荷が47kΩ、出力が5mV、適合針圧が1.5g、針タイプが楕円、インダクタンスが45mH、出力抵抗が475Ω、コンプライアンスが20、重さが5.5gとなる。

各機種において交換針も用意されている価格は以下の通り。

・Prestige Gold2交換針 ¥18,000(税抜)
・Prestige Silver2交換針 ¥15,600(税抜)
・Prestige Red2交換針 ¥12,000(税抜)
・Prestige Blue2交換針 ¥9,600(税抜)
・Prestige Green2交換針 ¥6,900(税抜)
・Prestige Black2交換針 ¥6,000(税抜)

なお、全機種でT4Pモデル(価格は同一)も用意されている。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX