• ブランド
    特設サイト
公開日 2021/04/15 15:20

クリプトン、バイワイヤリング対応に進化したスピーカー「KX-0.5II」。内部配線やネットワークも刷新

エントリー電源ボックス「PB-150」も登場
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クリプトンは2021年の製品発表会を開催、バイワイヤリング端子を搭載し進化した密閉型ブックシェルフスピーカー「KX-0.5II」と、エントリークラスとなる電源ボックス「PB-150」を発表した。「KX-0.5II」は214,500円(ペア/税込)で7月上旬発売、「PB-150」は38,500円(税込)で6月下旬発売となる。

新製品発表に先立ち、クリプトンの技術部長の渡邉氏は、「今年はバイワイヤリングに力を入れていきたい」とコメント。スピーカーケーブルSC-HRシリーズの最上位モデルであるバイワイヤリング対応の「SC-HR2000」が高評価を受けていることを受け、クリプトンのスピーカー全体としてバイワイヤリングを推進していきたいとアピールした。

クリプトンのオーディオ事業部事業部長の渡邉 勝氏

「KX-0.5II」は、既発売の「KX-0.5」をベースに内部配線材を変更、ネットワーク設計も刷新し、バイワイヤリングに対応したモデルとなっている。内部配線材について、ウーファー用はPC-Triple C、トゥイーター用にはマグネシウム芯線の周りに6本のPC-Triple Cを撚り合わせたものを新たに採用している。

「KX-0.5II」(左)とその背面(中央)、右は既発売でシングル接続のみの「KX-0.5」

ジャンパーケーブルについても「SC-HR1500」相当のものを採用。内部配線材を変えたことから、内部の吸音材を変えて音質も新たにチューニングし直したという。

KX-0.5IIはバイワイヤリングにも対応。内部配線と同等のジャンパーケーブルを使用する

ダイアナ・クラールの「カリフォルニア・ドリーミン」を使用し、「KX-0.5」「KX-0.5IIのシングル接続」を比較試聴したが、楽器の分離感が高まり、ひとりひとりのミュージシャンの表情やスキルがより精緻に描写されるように感じられた。さらに「バイワイヤリング接続」に変えると、低域の力感がぐっと高まり、スピーカーのポテンシャルの高さを感じさせる。

渡邉氏も、クリプトンのスピーカーはすべて「スピーカーユニットのすべてを出し切る」ことを意図して開発しているとし、ハイレゾやCDに込められた音楽の広がりや奥行きをより立体的に感じていただくためにも、バイワイヤリング接続の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいと意気込みを語った。

「PB-150」は、クリプトンのなかではエントリークラスの電源ボックス。昨年は「PB-HR1500」等高価格帯の製品を多数市場に投入したが、コロナ禍において安いラインアップも充実してほしい、という要望が高まり、上位機種のノウハウも投入した本機の開発に至ったという。

電源ボックス「PB-150」。LowPower、PC&HighPowerと合計4個口を持つ

コンセントには新たにアメリカン電機製のものを採用、筐体は「PB-111」と同様にスチールだが、厚みを増やすことでさらなる高音質を実現したという。コンセント数はLowPower2個、PC&HighPower2個の合計4個。内部配線材はOFC銅線となっている。クリプトン独自の電源フィルター回路も搭載される。

「PB-111」と「PB-150」の比較試聴も行ったが、いずれも力みのない自然な音色が特徴だが、特に「PB-150」においては輪郭のはっきりとした見通しの良さを感じられた。

「PB-150」のサイズは240W×67H×120Dmm、質量は約2.2kg。電源ケーブルPC-5が付属する。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 Shokz初のイヤーカフ型TWS「OpenDots ONE」クラファンに、限定サコッシュ付きプランが追加
2 ハイクオリティでコスパ抜群な4K Mini LED液晶レグザ「85Z770N」を徹底視聴!Hi-Fiオーディオも組み合わせた
3 テクニクス「SL-1200」をデザインモチーフにした機械式腕時計が販売開始。トーンアームが分針
4 【インタビュー】VGP総合金賞受賞、エプソンの「dreamio」シリーズで広がるホームプロジェクターの可能性
5 TCL、最上位7.1.4chサウンドバーのクラファンを4/1より開始。Dolby Atmos/DTS:Xの立体音響に対応
6 キングインターナショナル、4/25に事業を終了。海外高音質レーベルを日本に紹介
7 Amazon、テレビや家電の設置/回収が“110円”で利用できるキャンペーン実施中
8 アキュフェーズ、上位機の技術を踏襲したAB級プリメイン「E-3000」。新サイズに再設計
9 【moraアニソンTOP10】米津玄師×羽生結弦まさかのコラボで話題、『メダリスト』主題歌がトップ!
10 世界初!特殊ガラス振動板搭載のフルレンジ・ユニットがクラファン展開中。清涼感ある高域表現に惚れる
3/14 10:25 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー196号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.196
オーディオアクセサリー大全2025~2026
特別増刊
オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX