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公開日 2022/06/11 18:23

<OTOTEN>DS AUDIOの偏心検出スタビライザーに好反響/フルテック、NCF搭載XLRプラグを初出展

DELAのSSD搭載新サーバー「N50」もお披露目
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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本日6月11日(土)と12日(日)の2日間、有楽町の東京国際フォーラムにて、日本オーディオ協会が主催するオーディオとホームシアターのイベント「OTOTEN 2022」が開催されている。ここでは、完実電気のブースを紹介する。スピーカーには、Sonus FaberまたはELACのスピーカーを組み合わせ、各社担当者によるデモンストレーションや評論家による講演などが開催された。

完実電気の試聴ブース。Sonus FaberとELACのスピーカーを使い分けながらデモを行っていた

【DS AUDIO】
DS AUDIOは、偏心検出スタビライザー「ES-001」を中心にデモ。来場者の関心も非常に高く、具体的にどのようにセッティングするのかという質問も多く寄せられていた。また、参考出品として「DS-W3」の光カートリッジとフォノイコライザーも展示。カートリッジには縦に赤いランプが光っている。こちらは8-9月に発売予定とのこと。

DS AUDIOのアナログへのこだわりを語る代表の青柳氏

参考出品されたDS AUDIO「DS-W3」。光カートリッジの中では中核価格帯になる

【フルテック】
フルテックは、同社のケーブル、アクセサリー、パーツ類などを幅広く展開。特に独自の制振素材「NCF」を活用したアイテムはユーザーからの反響も大きいという。

フルテックのブースの様子

参考出品として、NCFを活用したXLRのプラグ「CF-602F NCF(R)」「CF-601M NCF(R)」を展示。先日発売になったNCF採用RCAプラグのXLRバージョンとなるが、こちらはオーディオファンだけではなく音楽制作現場からの要望も多かったのだという。マイクケーブルなどを自作する際への活用が期待される。

参考出品されたXLRプラグ。音楽制作現場でも活用が期待される

【DELA】
DELAブランドからは、新ミュージックサーバー「N50」を初お披露目。サイズは「N1A」と同じだが、2TBのSSDを搭載、電源部やコンデンサなども強化することで、さらなる高音質に挑戦したモデルとなっている。フロントの大型ディスプレイも「N1A」のデザインを継承している。デモンストレーションでは、MSBテクノロジーの「Discrete DAC」と組み合わせてデモを行っていた。

DELAの最新ミュージックライブラリー「N50」(上)

【For Smile Labs】
For Smile Labsは、レコードクリーナー「Clean Mate NEO」のほか、代表の山田真久氏が開発に関わったユキムのバキュームスタビライザー「CVS-1」などを展開。

また、新製品としてカートリッジを6機種収納することができるヘッドシェルケース「SHELL HOLDER」を展示。プロダクトデザイナーの黒川雅之氏がデザインしたもので、台がシルバーとブラックの仕上げの2種類をラインナップ。さらに、参考出品としてケース内を真空にできるモデルも展示。内部を真空にすることで、カートリッジやシェルの劣化を防ぐことができるとしている。

新製品の「SHELL HOLDER」。一番奥に見えるのが参考出品された「真空」を作り出せるシェルホルダー

【GRESIM】
倉敷化工が展開するGRESIMブランドは、同社の振動制御技術を応用したアクティブ・オーディオボード「響(HIBIKI)」を披露。フロントのボタンで搭載面の自動水平調整が可能で、設定すれば搭載面のロックも可能だ。

REGAのアナログプレーヤーを上に設置した「HIBIKI」

フロントのディスプレイで振動の状態を確認することができ、たとえばわざと外来振動を加えると波形が大きく乱れることが確認できる。特にアナログプレーヤーで効果が大きく、微細な振動を制御することで安定したレコードの回転や再生が可能になるとしている。

フロントディスプレイで振動の状態を確認できる

【ボルトアンペア】
ボルトアンペアは、電源フィルターの「GPC-TQ」と、その後継機となるモデルを展開。「GPC-TQ」は、オーディオファンだけではなく音楽制作現場からも非常に注目されているということで、100Vと120Vの切り替えが可能だが、後継モデルは100V限定にしてパーツを再検討。また、製造は青森の光城精工が担当しているということで、同社のフローティング技術なども導入されていく予定だとしている。


ボルトアンペアの電源フィルターの「GPC-TQ」(左)とその後継機(右)
オーディオ評論家の角田郁雄氏によるPS AUDIOのデモンストレーションには多数のオーディオファンが詰めかけていた。そのほかにも、ターンテーブルとアンプ、スピーカーが一体となったREGAのオールインワンシステム「SYSTEM ONE」、SILENT ANGELのネットワークストリーマー「B1T」「B1」などにも注目が集まっていた。

角田郁雄氏によるPS AUDIOのデモ

ドクトル・ファイキャルト・アナログのプレーヤーにKLAUDIOのアームを取り付け


SILENT ANGELのストリーマーにも高い関心が寄せられた

REGAの「SYSTEM ONE」はオールインワンでアナログ再生がすぐに楽しめる

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