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公開日 2023/07/26 12:38

Roon&ストリーミング対応の第二世代fidata「HFAS2-X40」、9月下旬に発売決定

「fidata史上、最上の音楽体験を提供」
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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アイ・オー・データ機器は、fidataブランドのオーディオサーバー/トランスポート「HFAS2-X40」(以下「AS2」)を9月下旬に発売する。4TBのSSDを搭載、カラーはシルバーのみで1,320,000円(税込)。

fidata「HFAS2-X40」

今年のOTOTEN 2023でも披露された製品の正式発売が決定したかたち。IntelのCore i3プロセッサーを採用、Roon Coreとして動作することに加え、TIDAL/Qobuz(Roon連携)とSpotify(Spotifyアプリ使用)に対応。Amazon Music Unlimitedについても後日のアップデートにより対応予定となっている。「fidata史上、最上の音楽体験を提供」すると謳っている。

ストレージはNVMeインターフェイスのSSDを2TB×2の4TB搭載、また10Gbps対応の超高速LANに対応する。RJ-45端子のほか、SFPポートも新たに追加。RJ-45は信号端子が上になるように配置することで、LANケーブルの端子と安定した接触を保てるよう配慮されているという。

「HFAS2-X40」の背面端子

RoonLab社が提供しているROCK(Roon Optimized Core Kit)をfidataシステム上に標準搭載する。システムアップデートに自動的に追従が可能になることに加え、Roonが求める負荷の高い処理を可能にしつつ、fidataで培ったノイズ制御技術により「他には類を見ない高いレベルでハイエンドRoonサーバー」を運用できるとしている。なお、Roonとfidataのシステムは同時動作し相互に連携するため、AS2に取り込んだCD音源やハイレゾ音源などは双方のシステムでシームレスに利用できる。なお、Roonの利用にあたっては別途有償のRoonソフトウェアとの契約が必要になる。

ROCKを標準搭載

デジタル出力はこれまでのオーディオグレードのUSB出力に加えて、S/PDIFのOpticalとCoaxial、ならびにAES/EBU出力も新たに搭載した。これにより、さまざまなDAコンバーターとの組み合わせを可能にしている。

SFPポートが新たに搭載された他、Coaxial・Optical・AES/EBUなどデジタル出力端子も追加

また2台以上のfidataサーバーを1つのサーバーとして利用できる「アグリゲーション機能」も搭載しており、手持ちのfidataにAS2を追加することもできる。

fidataブランドの誕生以来培われてきた、ハードウェアの対ノイズ対策や設計技術を余すところなく投入し、電源部にはTDKラムダ製ホスピタルグレード150Wの電源ユニットを採用。スイッチング電源から供給された電源をリニアレギュレータを組み合わせた電源回路で降圧することでスイッチングノイズを除去、安定した電源供給を実現する。またオーディオの出力ブロックとその他の制御ブロックの電源系統を分離することで、ノイズの混入を防いでいる。

電源部、オーディオ出力ブロック、その他制御ブロックを分離することでノイズの混入を防ぐ設計がなされている

低位相雑音特性を持つ水晶発振器を採用することで、ジッターの発生を抑えるとともに高精度なネットワーク伝送を実現した。非磁性タイプの厚膜抵抗、オーディオグレード電解コンデンサー、オーディオ視点で設計されたUSBインターフェイスなどを採用することで、ノイズ対策と伝送品質にこだわった回路設計がなされている。

超低位相ノイズ水晶発振器

オーディオ視点で設計されたUSBインターフェイス

筐体は肉厚のアルミサイドパネルに4mm厚のアルミ天板を装着。アルミサイドパネルは従来製品より30%厚みを増しつつ、内側のリブ形状を見直すことで剛性を向上させた。底面には3.2mm厚の鋼板に黒クロメイト処理を施し、振動に対する安定性も確保している。

アルミパネルの内部リブ形状も再検討

インシュレーターはアルミ削り出しで、安定感を向上させるため、4隅に加えて偏心した箇所1箇所にもインシュレーターを追加した5点支持となっている。

5点支持となるインシュレーター

Twonky Server8を搭載、fidata Music Appは引き続き利用可能で、OpenHome/DLNA再生にも対応する。CDジャーナルが提供するアーティスト情報にもアプリ上からアクセスできる。またDirettaのホスト機能にも引き続き対応している。

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