公開日 2024/04/26 08:00
クリプトン、内部配線材と吸音材を強化したピアノ仕上げ・密閉型スピーカー「KX-0.5P II」。バイワイヤリングも対応
解像感とスケール感を両立したサウンドを実現
クリプトンは、密閉型スピーカーシステムのエントリークラスでピアノフィニッシュ・ミラー仕上げのブックシェルフ型モデル「KX-0.5P II」を6月24に発売する。価格は、294,800円(税込)となる。
本モデルは、2019年にリリースされた「KX-0.5P」の後継機種であり、同社のハイエンドモデル「KX-5PX」の姉妹機として打ち出したモデル。エンクロージャーは「スモークユーカリ」をベースとし、その上にピアノフィニッシュ・ミラー仕上げを施している。
同社オーディオ事業部事業部長の渡邉 勝氏は、「ピアノフィニッシュを採用したKX-5PXとKX-0.5Pは、当社のラインナップの中でも人気モデル。ピアノ塗装が1mmほどあり、多くの工程数と手間を掛けて言うため、かなりこだわった仕上げになっている。KX-0.5P IIは、本格的なピアノフィニッシュモデルが比較的に購入しやすい価格で手に入れられるモデルだ」と、、コストパフォーマンスの高さを感じてほしい旨を明かした。
トゥイーターは、繊細な音場と高域周波数のレンジ拡大を図った砲弾型イコライザー付きの35mm ピュアシルク・リングダイアフラム型を採用。ウーファーには、軽くて剛性の高いカーボンポリプロピレン・コーンを振動板に採用した140mm ウーファーユニットを搭載している。ウーファーのボイスコイルには、エッジワイズのロングトラベル4層巻が採用されており、これによって高能率でトランジェントに優れた低域再生を可能にしたという。再生周波数帯域は50Hz - 50kHzとしており、ハイレゾ再生における超高域までカバー。
KX-0.5P IIでは、トゥイーターとウーファーの両方に使用する内部配線材をブラッシュアップしている。トゥイーター用にはマグネシウム芯線の外周にPC-Triple Cを6本撚りした構造のスピーカーケーブル、ウーファー用には絹の介在を使用したスピーカーケーブルという、同社の単品オーディオアクセサリーとして販売されている2種類のスピーカーケーブルが内部配線材として活用されている。
併せて筐体内部に使用する吸音材も見直しており、動物性の純毛低密度フェルトと、中低域周波数の100 - 600Hzを強力に吸音するとされている高品質な吸音材の「ミスティックホワイト(MW-40502)」という2タイプを導入している。
音質のチューニングについて渡邉氏は、「内部配線材を変更した際、解像感は高まったが、それだけだと高域が強い印象の音になるため、低音をもっと出す必要があった。また、低音は密閉型スピーカーの特徴であるタイトな低域再生を実現しなければならないため、内部配線材と併せて吸音材の見直しを図り、音質チューニングを行っていった。そして、今回のブラッシュアップで、高域の解像感と低域のスケール感を両立したサウンドを再現できたと実感している」と語った。
2ウェイのデバイディングネットワーク設計には、抵抗値の低い1.2mm径の空芯コイル、ケース入りのピッチ材で振動を抑制させた低損失メタライズドフィルム・コンデンサーなどのネットワーク素子を採用することで、歪みを最小限に抑えている。また、スピーカーユニットからの音を極限まで引き出すことで、音楽のピアニッシモからファルテッシモまで、音場感をピュアに再現するとしている。クロスオーバー周波数は3.5kHz。
近年、同社が密閉型スピーカーに積極的に採用を図っているバイワイヤリング接続をKX-0.5P IIにも投入。バイワイヤリング接続は、トゥイーターとウーファーのデバイディングネットワークを分割させることで、各スピーカーユニットで発生する逆起電力によるモジュレーションを防ぐことができるため、中高域の歪みの低減を可能としている。また、ジャンパー線には内部配線材で使用したPC-Triple Cのスピーカーケーブルが採用されている。
能率が87dBで、インピーダンスは6Ω。外形寸法が194W×352H×319Dmm、質量が7.6kg。
本モデルは、2019年にリリースされた「KX-0.5P」の後継機種であり、同社のハイエンドモデル「KX-5PX」の姉妹機として打ち出したモデル。エンクロージャーは「スモークユーカリ」をベースとし、その上にピアノフィニッシュ・ミラー仕上げを施している。
同社オーディオ事業部事業部長の渡邉 勝氏は、「ピアノフィニッシュを採用したKX-5PXとKX-0.5Pは、当社のラインナップの中でも人気モデル。ピアノ塗装が1mmほどあり、多くの工程数と手間を掛けて言うため、かなりこだわった仕上げになっている。KX-0.5P IIは、本格的なピアノフィニッシュモデルが比較的に購入しやすい価格で手に入れられるモデルだ」と、、コストパフォーマンスの高さを感じてほしい旨を明かした。
トゥイーターは、繊細な音場と高域周波数のレンジ拡大を図った砲弾型イコライザー付きの35mm ピュアシルク・リングダイアフラム型を採用。ウーファーには、軽くて剛性の高いカーボンポリプロピレン・コーンを振動板に採用した140mm ウーファーユニットを搭載している。ウーファーのボイスコイルには、エッジワイズのロングトラベル4層巻が採用されており、これによって高能率でトランジェントに優れた低域再生を可能にしたという。再生周波数帯域は50Hz - 50kHzとしており、ハイレゾ再生における超高域までカバー。
KX-0.5P IIでは、トゥイーターとウーファーの両方に使用する内部配線材をブラッシュアップしている。トゥイーター用にはマグネシウム芯線の外周にPC-Triple Cを6本撚りした構造のスピーカーケーブル、ウーファー用には絹の介在を使用したスピーカーケーブルという、同社の単品オーディオアクセサリーとして販売されている2種類のスピーカーケーブルが内部配線材として活用されている。
併せて筐体内部に使用する吸音材も見直しており、動物性の純毛低密度フェルトと、中低域周波数の100 - 600Hzを強力に吸音するとされている高品質な吸音材の「ミスティックホワイト(MW-40502)」という2タイプを導入している。
音質のチューニングについて渡邉氏は、「内部配線材を変更した際、解像感は高まったが、それだけだと高域が強い印象の音になるため、低音をもっと出す必要があった。また、低音は密閉型スピーカーの特徴であるタイトな低域再生を実現しなければならないため、内部配線材と併せて吸音材の見直しを図り、音質チューニングを行っていった。そして、今回のブラッシュアップで、高域の解像感と低域のスケール感を両立したサウンドを再現できたと実感している」と語った。
2ウェイのデバイディングネットワーク設計には、抵抗値の低い1.2mm径の空芯コイル、ケース入りのピッチ材で振動を抑制させた低損失メタライズドフィルム・コンデンサーなどのネットワーク素子を採用することで、歪みを最小限に抑えている。また、スピーカーユニットからの音を極限まで引き出すことで、音楽のピアニッシモからファルテッシモまで、音場感をピュアに再現するとしている。クロスオーバー周波数は3.5kHz。
近年、同社が密閉型スピーカーに積極的に採用を図っているバイワイヤリング接続をKX-0.5P IIにも投入。バイワイヤリング接続は、トゥイーターとウーファーのデバイディングネットワークを分割させることで、各スピーカーユニットで発生する逆起電力によるモジュレーションを防ぐことができるため、中高域の歪みの低減を可能としている。また、ジャンパー線には内部配線材で使用したPC-Triple Cのスピーカーケーブルが採用されている。
能率が87dBで、インピーダンスは6Ω。外形寸法が194W×352H×319Dmm、質量が7.6kg。