公開日 2025/04/28 12:55

米INCRECABLE、ノイズや静電気、振動を除去するアクセサリー「iEARTH」

機器やノイズの種類ごとに6モデルを展開
編集部:成藤正宣
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

タクトシュトックは、米国のオーディオブランド「INCRECALBE(インクレケーブル)」の取り扱いを開始。ノイズ除去アクセサリー「iEARTH」6モデルを、5月10日(土)より順次発売する。価格はいずれも165,000円(税込)。ラインナップおよび個別の発売日はそれぞれ以下のとおり。

EBN-3(LAN用):5月10日発売
EBD-3(デジタル用):5月10日発売
EBV-3(HDMI用):5月10日発売

EBA-3(RCA用):8月10日発売
EBP-3(フォノ用):8月10日発売
EBS-3(バナナ/Yラグ用):8月10日発売

「iEARTH」全6モデル

INCRECABLEは、オーディオメーカーの開発部門に所属していたメンバーが2002年に独立して立ち上げたというブランド。アンプ、ケーブル、オーディオボードなどさまざまなカテゴリーを展開しており、この度国内販売を開始するiEARTHは2019年に初登場し、2025年に入り第3世代に改良されたものとなる。

iEARTHは電気回路基板のグラウンドに直接接続することで、オーディオ信号に悪影響を及ぼすノイズを排除するアクセサリー。内蔵する「パッシブ・グラウンディング・モジュール」という2つの受動素子が信号ノイズを除去し、またベース部に設置された「ECコネクター」によってオーディオ機器の静電気や振動も抑制するとのこと。さらに6モデルはそれぞれ特定の機器ノイズに向けて特化しており、本体も異なるカラーで色分けされている。

ベース部に備えた「ECコネクター」によって静電気や振動も抑制するという

ブルーのEBN-3は、ネットワークトランスポートやハブの空きLAN端子(RJ45)に接続するネットワーク機器用モデル。超高周波数のネットワーク信号ノイズを効率的に整理/排除することで、可能な限りシームレスでクリアなサウンドを実現するとしている。

ネットワーク機器用モデル「EBN-3」

グレーのEBD-3は、COAXやRCA端子に接続するデジタル機器用モデル。デジタル回路における2進法スイッチング操作により発生するノイズに特に効果を発揮するようカスタマイズされ、サウンドを純粋かつ鮮明にするという。

デジタル機器用モデル「EBD-3」

ブラックのEBV-3はユニバーサルプレーヤーやAVアンプ、プロジェクターなどに接続するHDMI用モデル。複雑に組み合わさった信号からノイズを正確に取り除き、映像はスムーズかつ鮮明に、サウンドはS/Nや立体感などを著しく改善させるとする。

HDMI用モデル「EBV-3」

ゴールドのEBA-3はRCA端子に接続するアナログ用モデル。電磁干渉(EMI)や抵抗器、機械振動による熱ノイズを原因とするアナログ・ノイズに対応する。これらのノイズを除去することでオーディオ出力の品位を高め、高いS/Nを実現し、アナログサウンドの温かみと深みを保つとしている。

アナログ用モデル「EBA-3」

レッドのEBP-3はターンテーブルやフォノアンプに接続するモデル。RCAまたはミニYラグ、あるいはその両方の端子に接続することで、ミリボルトのノイズの影響を受けやすいカートリッジから繊細で低レベルな信号を認識し、その微妙な信号に含まれるノイズを完全に除去。レコード再生の細部まで明瞭に伝え、音楽の真髄に命を吹き込むと謳っている。

フォノ用モデル「EBP-3」 

シルバーのEBS-3は、スピーカーシステムのドライバーユニットやクロスオーバーから生まれる高電流ノイズに対応したモデル。付属ケーブルはバナナプラグとYラグという2種類の端子を備え、どちらか一方をスピーカーに接続。オーディオ出力から効果的にノイズを除去し、純粋なリスニング体験を実現するとしている。なお、本モデルはスピーカー1台分となっており、ステレオスピーカーでは2台セットで使用する必要があるとのこと。

スピーカー用モデル「EBS-3」。ステレオスピーカーで使用する場合2台購入が必要

全モデル共通して、外形寸法は155W×60H×105Dmm、質量は約950g。付属ケーブルの長さは約750mm(端子部除く)。

このほか、接続したい機器に空き端子がない場合や、付属ケーブルよりも長さが必要な場合のため、ケーブルの受注生産に対応。RJ45 - COAX/1.0mや、HDMI - COAX/1.5mといったケーブルが作成可能だと説明している。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 オンキヨーの特許技術を搭載したヘッドホンアンプキットを作ってみた…ら思ったよりも高難度!でも音は最高!
2 B&W「707S3 Prestige Edition」とDALI「KUPID」がスピーカー両部門で首位堅持<ハイファイオーディオ売れ筋ランキング11月>
3 高額査定のポイントとは? 買取専門店に聞いた、オーディオ売るコツ/買うコツ
4 カーオーディオの頂点からホームへ──AV Kansai岩元秀明氏が構築した理想郷。京都・宇治に誕生したハイエンドショールーム
5 マライア・キャリーの美声を110インチのホームシアターで堪能!“クリスマスの女王”からの特別プレゼント
6 ヤマハ、オートバックスとの協業で車載スピーカーを開発中。新たな振動抑制技術も投入
7 final、音色を個人最適化できる完全ワイヤレスイヤホン「TONALITE」の一般販売スタート
8 Sonos、最上位サウンドバーやヘッドホンなどが最大20%オフの「New Year Sale」。12/27から
9 iFace、税込1980円のUSB-Cイヤホン。3.5mmプラグ仕様モデルも
10 B&W、予約制マンスリー試聴会を来年1/10より実施。第1回は「803 D4で聴くニューイヤーコンサート」
12/24 11:01 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX