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公開日 2004/10/27 17:14
NMビジュアル、19インチのTVチューナー内蔵ディスプレイ「VISEO」を発売
●NEC三菱電機ビジュアルシステムズ株式会社(略称:NMビジュアル)は、TVチューナーを内蔵した19型液晶ディスプレイ“VISEO”「MDT191S/MDT191S(BK)」を12月上旬より発売する。「MDT191S(BK)」はブラックモデル。価格はオープンだが、10万円弱での発売が予想される。
同社では、99年にTVチューナー搭載ディスプレイの先駆けとしてVISEOの第一弾モデルを発売。00年以降新製品の投入が止まっており、今回は久々の新モデルとなる。なお、CMキャラクターには引き続き加藤あいが起用された。
本機はVHF/UHF/CATVチューナーを内蔵。D-sub15ピン、DVI入力のほか、ビデオ、Sビデオ、D4端子を備え、ハイビジョン入力にも対応する。端子類は本体の側面にまとめられている。
液晶パネルは応答速度8msecを実現した光沢パネル。「SXGAクラスでは業界最高で、滑らかな動画表示ができる」(同社)。輝度は400カンデラ、コントラスト比は700対1。視野角は上85°、下75°、左右170°となる。
ビデオスケーラーは他社から供給を受けており、供給元は非公表。ビデオデコーダーを別に持つ2チップ構成を採用している。また、3次元Y/C分離回路、3次元I/P変換、3次元NRを装備している。
映像モードは3種類で、総称として「DV MODE」という名前がつけられている。DV MODE1とDV MODE2は主に映画用で、DV MODE3は、アニメや静止画の鑑賞に向いたメリハリのある画調となる。
アンプ内蔵スピーカーはディスプレイの下に装備するが、取り外すこともできる。出力は2W+2W。
ピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)機能も搭載したほか、デジタルズームや静止画メモリー機能も内蔵する。
操作性では、指一本で操作できる4方向スティック「E-STICK」を画面下に装備。また、専用の赤外線リモコンも装備する。
デザインは、従来機種通りNaoto Fukasawa Design社が担当。代表を務める深澤直人氏は、auの「INFOBAR」「W11K」、タカラとのコラボレーションブランド「±0」などを手がけた、日本を代表するプロダクトデザイナー。91年から三菱電機のディスプレイのデザインを担当している。
深澤氏は、「オフィスやホームの環境が変化し、デザインに敏感な層が増えている。ポイントは『ミニマムに、シンプルに』。単純化するとディテールの技術力が必要になるが、NMビジュアルと協力して今回のデザインが実現した」と述べた。また、他社のデザインについて「シンプルを追求しているのは我々と同様だが、あまりにもクールになりすぎている。これを考え直そうということで、今回の新製品では、ベゼルを狭くしながらわずかに膨らみをもたせ、精緻さと優しさという、相反するものを同居させた」と説明した。
ケーブル類がゴチャゴチャにならないよう、スタンド内を通す設計とした。また、スタンドは手が物を支えるかたちを模したフォルムで、高さ調整も行える。
また、同じパネルを装備しTVチューナーを内蔵しない「ダイヤモンドクリスタ」シリーズも発売される。19型と17型にそれぞれSシリーズとVシリーズをラインナップする。
本日、都内で新製品の発表会が行われた。同社副社長の栗坂伸継氏は、まずワールドワイド、国内の市場動向を説明。国内ではLCDの販売比率が88%と非常に高く、中でも19型の販売が好調に伸びているとした。「NMビジュアルのフラグシップモデルとして位置づける。液晶テレビに比べても、画質では決して負けないと思っている」。また「新デザインは当社の顔」と述べ、深澤氏によるデザインを積極的に訴求する考えも示した。
また、今後の商品計画について栗坂氏は、「とにかく画質を改善していくこと」を第一に挙げ、VISEOを含めてラインナップの拡充に努めるとした。また、医療用ディスプレイ市場への参入、店頭などに置かれるパブリックディスプレイ市場の強化も課題に挙げた。
このあと、新製品の概要については開発・生産・調達事業部 取締役事業部長の西又達雄氏が、販売戦略については日本AP販売事業部 副事業部長 兼 営業部長の谷口明彦氏が説明。その中で谷口氏は、「現在、TVチューナー内蔵ディスプレイは全体の4〜5%であまりふるわないが、ユーザーに理由を聞くと、『画質が悪いから』という意見が圧倒的だ。VISEOはテレビ並の画質を実現しており、支持を得られるはずだ」と語り、拡販への自信を見せた。
【問い合わせ先】
NEC三菱電機ビジュアルシステムズ(株)
お買い物相談窓口
TEL/03-5446-0811
(Phile-web編集部)
同社では、99年にTVチューナー搭載ディスプレイの先駆けとしてVISEOの第一弾モデルを発売。00年以降新製品の投入が止まっており、今回は久々の新モデルとなる。なお、CMキャラクターには引き続き加藤あいが起用された。
本機はVHF/UHF/CATVチューナーを内蔵。D-sub15ピン、DVI入力のほか、ビデオ、Sビデオ、D4端子を備え、ハイビジョン入力にも対応する。端子類は本体の側面にまとめられている。
液晶パネルは応答速度8msecを実現した光沢パネル。「SXGAクラスでは業界最高で、滑らかな動画表示ができる」(同社)。輝度は400カンデラ、コントラスト比は700対1。視野角は上85°、下75°、左右170°となる。
ビデオスケーラーは他社から供給を受けており、供給元は非公表。ビデオデコーダーを別に持つ2チップ構成を採用している。また、3次元Y/C分離回路、3次元I/P変換、3次元NRを装備している。
映像モードは3種類で、総称として「DV MODE」という名前がつけられている。DV MODE1とDV MODE2は主に映画用で、DV MODE3は、アニメや静止画の鑑賞に向いたメリハリのある画調となる。
アンプ内蔵スピーカーはディスプレイの下に装備するが、取り外すこともできる。出力は2W+2W。
ピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)機能も搭載したほか、デジタルズームや静止画メモリー機能も内蔵する。
操作性では、指一本で操作できる4方向スティック「E-STICK」を画面下に装備。また、専用の赤外線リモコンも装備する。
デザインは、従来機種通りNaoto Fukasawa Design社が担当。代表を務める深澤直人氏は、auの「INFOBAR」「W11K」、タカラとのコラボレーションブランド「±0」などを手がけた、日本を代表するプロダクトデザイナー。91年から三菱電機のディスプレイのデザインを担当している。
深澤氏は、「オフィスやホームの環境が変化し、デザインに敏感な層が増えている。ポイントは『ミニマムに、シンプルに』。単純化するとディテールの技術力が必要になるが、NMビジュアルと協力して今回のデザインが実現した」と述べた。また、他社のデザインについて「シンプルを追求しているのは我々と同様だが、あまりにもクールになりすぎている。これを考え直そうということで、今回の新製品では、ベゼルを狭くしながらわずかに膨らみをもたせ、精緻さと優しさという、相反するものを同居させた」と説明した。
ケーブル類がゴチャゴチャにならないよう、スタンド内を通す設計とした。また、スタンドは手が物を支えるかたちを模したフォルムで、高さ調整も行える。
また、同じパネルを装備しTVチューナーを内蔵しない「ダイヤモンドクリスタ」シリーズも発売される。19型と17型にそれぞれSシリーズとVシリーズをラインナップする。
本日、都内で新製品の発表会が行われた。同社副社長の栗坂伸継氏は、まずワールドワイド、国内の市場動向を説明。国内ではLCDの販売比率が88%と非常に高く、中でも19型の販売が好調に伸びているとした。「NMビジュアルのフラグシップモデルとして位置づける。液晶テレビに比べても、画質では決して負けないと思っている」。また「新デザインは当社の顔」と述べ、深澤氏によるデザインを積極的に訴求する考えも示した。
また、今後の商品計画について栗坂氏は、「とにかく画質を改善していくこと」を第一に挙げ、VISEOを含めてラインナップの拡充に努めるとした。また、医療用ディスプレイ市場への参入、店頭などに置かれるパブリックディスプレイ市場の強化も課題に挙げた。
このあと、新製品の概要については開発・生産・調達事業部 取締役事業部長の西又達雄氏が、販売戦略については日本AP販売事業部 副事業部長 兼 営業部長の谷口明彦氏が説明。その中で谷口氏は、「現在、TVチューナー内蔵ディスプレイは全体の4〜5%であまりふるわないが、ユーザーに理由を聞くと、『画質が悪いから』という意見が圧倒的だ。VISEOはテレビ並の画質を実現しており、支持を得られるはずだ」と語り、拡販への自信を見せた。
【問い合わせ先】
NEC三菱電機ビジュアルシステムズ(株)
お買い物相談窓口
TEL/03-5446-0811
(Phile-web編集部)
関連リンク
トピック
- ブランドNMビジュアル
- 型番MDT191S
- 発売日2004年12月上旬
- 価格\OPEN(予想実売価格10万円弱)
【SPEC】
●受信チャンネル:VHF/UHF/CATV ●表示画素数:1280×1024 ●輝度:400cd/m2 ●コントラスト比:700対1 ●入力端子:ミニD-sub15ピン1、DVI-D1、ビデオ1、Sビデオ1、D4端子1、2chアナログ音声2 ●外形寸法:412.5W×406.5-496.5H×220Dmm(スタンド含む) ●質量:約7.4kg(スタンド含む)
●受信チャンネル:VHF/UHF/CATV ●表示画素数:1280×1024 ●輝度:400cd/m2 ●コントラスト比:700対1 ●入力端子:ミニD-sub15ピン1、DVI-D1、ビデオ1、Sビデオ1、D4端子1、2chアナログ音声2 ●外形寸法:412.5W×406.5-496.5H×220Dmm(スタンド含む) ●質量:約7.4kg(スタンド含む)