HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2007/01/09 12:04
<CES2007:ソニー>x.v.Color対応のHDビデオカメラなどが続々登場
現地時間の1月8日、いよいよ「2007 International CES」が開幕した。ここからは、各メーカーのブースレポートを中心にお届けしていこう。
ソニーブースは、折原一也氏のレポートでも紹介したとおり、27インチの有機ELが大きな話題となっている。フルHD解像度であることはもちろん、100万対1というコントラスト比、ピーク輝度600cd/m2と、AV用のディスプレイとして見ても高い性能を持っている。色信号処理を10ビットで行い、NTSC比で100%以上の色再現能力を持っているのも見逃せない。横から見てみると、薄さはおそらく1cm程度と思われる。
また、ディスプレイ関連では、これも既にレポートのあったとおり、82インチの液晶テレビの参考出展も大きな注目を集めている。このほか、レーザー光源のSXRDプロジェクションテレビの試作機の出展もあった。
そして、これも大きな関心を集めているのが、「BRAVIA Internet Video Link」サービス。AOL VideoやYahoo! video、Grouperなどの動画を無料でストリーミング再生することができるほか、ニュースや天気予報を表示することもできる。ストリーミング再生する動画は、スケーリング処理を行い、拡大表示することも可能。サービスを使う際は、クロスメディアバーからメニューを選択すれば良い。
「BRAVIA Internet Video Link」のサービス自体は無料だが、BRAVIAのほかに、別途外部モジュールを購入する必要がある。モジュールには、USB端子とHDMI端子、イーサネット端子が装備され、通常はBRAVIAの背面に装着して使用する。北米で発売される、BRAVIAの2007年モデルは、すべてこのモジュールに対応するという。日本国内でのサービス実施については、「全くの未定」とのこと。
BDプレーヤーでは、試作機として「Sappire1」「Sappire2」が公開された。「1」はトレイが1つだけの通常モデルで、「2」は5枚のディスクを入れることが可能なチェンジャータイプとなる。また外観も、現行モデル「BDP-S1」より小さく、薄くなる見込み。さらに、x.v.Colorに対応している点も見逃せない。価格や発売時期は未定。
VAIO関連では、「VAIO TP1」に注目。丸く白い筐体は、一見PCには見えないが、TVチューナーやWindows Media Center、ワイヤレスLANなどを装備する、れっきとした高性能PCだ。価格は1,600ドルで、3月上旬に発売される見込み。
また、リビング向けのPCとして、「VAIO XL3」も発表された。HD映像などをテレビで楽しむことを想定したモデルで、BDドライブを搭載。1層/2層のBD-R/REの読み書きが行える。
そして今回、ディスプレイ以外で最も大きい収穫と言えるのが、ハイビジョンカメラの充実ぶりだ。国内未発表モデルに限っても、AVCHDカメラ2機種、HDVカメラ2機種の、計4機種が展示された。いずれも北米での発売時期は2月から3月となっており、日本導入も近いものと思われる。
これらの4機種は、すべてx.v.Colorに対応している。同規格に対応しているテレビやディスプレイに接続することで、これまでのsRGBの色域を大きく超える色再現能力を実現できることになる。
具体的な型番とフィーチャーを列記しよう。「HDR-UX7」と「HDR-UX5」は、ともにDVD方式のAVCHDカメラ。価格はUX7が1,300ドル、UX5が1,100ドル。撮像素子はともにクリアビッドCMOSだが、UX7は3メガピクセル、UX5は2メガピクセルとなっている。両機ともドルビーデジタル5.1chの録音が可能なほか、ブルートゥースマイク「ECM-HW1」との互換性も確保している。北米での発売時期は両機とも3月。
HDVカメラの新製品は、「HDR-HC7」と「HDR-HC5」の2機種。価格はHC7が1,400ドル、HC5が1,200ドル。北米ではともに2月に発売される。撮像素子はHC7が3メガ、HC5が2メガとなっている。
(Phile-web編集部・風間)
ces2007
ソニーブースは、折原一也氏のレポートでも紹介したとおり、27インチの有機ELが大きな話題となっている。フルHD解像度であることはもちろん、100万対1というコントラスト比、ピーク輝度600cd/m2と、AV用のディスプレイとして見ても高い性能を持っている。色信号処理を10ビットで行い、NTSC比で100%以上の色再現能力を持っているのも見逃せない。横から見てみると、薄さはおそらく1cm程度と思われる。
また、ディスプレイ関連では、これも既にレポートのあったとおり、82インチの液晶テレビの参考出展も大きな注目を集めている。このほか、レーザー光源のSXRDプロジェクションテレビの試作機の出展もあった。
そして、これも大きな関心を集めているのが、「BRAVIA Internet Video Link」サービス。AOL VideoやYahoo! video、Grouperなどの動画を無料でストリーミング再生することができるほか、ニュースや天気予報を表示することもできる。ストリーミング再生する動画は、スケーリング処理を行い、拡大表示することも可能。サービスを使う際は、クロスメディアバーからメニューを選択すれば良い。
「BRAVIA Internet Video Link」のサービス自体は無料だが、BRAVIAのほかに、別途外部モジュールを購入する必要がある。モジュールには、USB端子とHDMI端子、イーサネット端子が装備され、通常はBRAVIAの背面に装着して使用する。北米で発売される、BRAVIAの2007年モデルは、すべてこのモジュールに対応するという。日本国内でのサービス実施については、「全くの未定」とのこと。
BDプレーヤーでは、試作機として「Sappire1」「Sappire2」が公開された。「1」はトレイが1つだけの通常モデルで、「2」は5枚のディスクを入れることが可能なチェンジャータイプとなる。また外観も、現行モデル「BDP-S1」より小さく、薄くなる見込み。さらに、x.v.Colorに対応している点も見逃せない。価格や発売時期は未定。
VAIO関連では、「VAIO TP1」に注目。丸く白い筐体は、一見PCには見えないが、TVチューナーやWindows Media Center、ワイヤレスLANなどを装備する、れっきとした高性能PCだ。価格は1,600ドルで、3月上旬に発売される見込み。
また、リビング向けのPCとして、「VAIO XL3」も発表された。HD映像などをテレビで楽しむことを想定したモデルで、BDドライブを搭載。1層/2層のBD-R/REの読み書きが行える。
そして今回、ディスプレイ以外で最も大きい収穫と言えるのが、ハイビジョンカメラの充実ぶりだ。国内未発表モデルに限っても、AVCHDカメラ2機種、HDVカメラ2機種の、計4機種が展示された。いずれも北米での発売時期は2月から3月となっており、日本導入も近いものと思われる。
これらの4機種は、すべてx.v.Colorに対応している。同規格に対応しているテレビやディスプレイに接続することで、これまでのsRGBの色域を大きく超える色再現能力を実現できることになる。
具体的な型番とフィーチャーを列記しよう。「HDR-UX7」と「HDR-UX5」は、ともにDVD方式のAVCHDカメラ。価格はUX7が1,300ドル、UX5が1,100ドル。撮像素子はともにクリアビッドCMOSだが、UX7は3メガピクセル、UX5は2メガピクセルとなっている。両機ともドルビーデジタル5.1chの録音が可能なほか、ブルートゥースマイク「ECM-HW1」との互換性も確保している。北米での発売時期は両機とも3月。
HDVカメラの新製品は、「HDR-HC7」と「HDR-HC5」の2機種。価格はHC7が1,400ドル、HC5が1,200ドル。北米ではともに2月に発売される。撮像素子はHC7が3メガ、HC5が2メガとなっている。
(Phile-web編集部・風間)
ces2007