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公開日 2007/09/04 18:09
三洋、フルHDプロジェクター“Z2000”の製品説明会を開催 −“総合的な画づくり”をアピール
三洋電機(株)は、8月24日に発表した液晶プロジェクター「LP-Z2000」の商品説明会を本日開催した。
■Z2000商品説明
商品説明を行ったのはDIカンパニー プロジェクター事業部 商品企画部 課長の村岡浩二氏。Z2000は2006年秋に発売した「LP-Z5」の後継機で、“Zシリーズ”として初めてフルHD表示に対応した最新モデルだ(発表時のニュース)。同氏は、Z5購入者へのアンケートで同機を選択した理由として回答数が90%を超えた「高画質設計」「レンズシフト性能」「静音設計」の3つのポイントを継承したと説明。また主な設置場所として「リビングルーム」が61%の回答を得たことから、本機でもリビングルームでの使用に配慮した製品設計を採用していると説明した。
画質の面については、新たに開発したカラーマネージメントシステムと光学系を紹介。前者は「新3Dカラーマネジメント」と呼ばれ、これまではある輝度について色差を調整するだけだったのに対し、自由な方向に調整することが可能になったため、原色に影響を与えることなく任意の色を調整可能になったという。
また、光学系についてはアイリスの性能を向上したことで15,000対1のコントラストを実現したと説明。Z5のアイリスは輝度情報のみに応じて作動していたが、Z2000では色情報への反応も追加。これにより、同じ輝度でも明るく見えがちな「緑」などでアイリスを閉じ気味にするといった細かな調整を可能にしている。なお、アイリスの動作スピードもZ5に比べ向上している。
村岡氏は設置性能についてもアピール。Zシリーズでこだわってきたレンズシフト機能を継承することで、設置の自由度の高さを本機も実現していると説明した。また、動作音については、冷却レイアウトを見直したことにより、19dBの静音性を実現している。
HDMIはver.1.3a対応端子を2系統用意。DeepColorの信号に対応したほか、1080/24p信号にも対応している。なお、24p入力時は48Hzで駆動することで、映画そのままのコマ間隔での表示を実現している。
同じ「D7パネル」を搭載し50,000対1のコントラスト比を実現した、エプソンの「EMP-TW2000」(関連ニュース)との差別化について記者から質問を受けた同氏は、「三洋はコントラスト、ガンマ、色の特性と、総合的な画づくりにこだわっている。総合的な実力としてはエプソンより上だと思っている」と答え、Z2000に対する自信を見せた。
■三洋電機のプロジェクター事業
本説明会では、同社のプロジェクター事業全体についても説明が行われた。登壇したのは執行役員 DIカンパニー 副カンパニー長 プロジェクター事業部長 吉年慶一氏。
プロジェクターは、家庭だけでなく学校やオフィス、ホールなど、様々な環境で使用されるため、三洋ではそれぞれに適応した製品を開発してきたという。欧米では学校の黒板の代わりにプロジェクターを使った“インタラクティブボード”が多く使われるようになってきており、同社が開発した超単焦点モデルが好評を得ているという。
また吉年氏は、同社のプロジェクターの強みとして「高輝度性能」をアピール。10月1日発売予定の業務向けモデル「LP-XF47L」では15,000ルーメンを実現しているという。同社では、この他にも高輝度モデルのラインナップを充実しており、5,000ルーメン以上のモデルではワールドワイドで30%のシェアを獲得しているのだという。
(Phile-web編集部)
■Z2000商品説明
画質の面については、新たに開発したカラーマネージメントシステムと光学系を紹介。前者は「新3Dカラーマネジメント」と呼ばれ、これまではある輝度について色差を調整するだけだったのに対し、自由な方向に調整することが可能になったため、原色に影響を与えることなく任意の色を調整可能になったという。
また、光学系についてはアイリスの性能を向上したことで15,000対1のコントラストを実現したと説明。Z5のアイリスは輝度情報のみに応じて作動していたが、Z2000では色情報への反応も追加。これにより、同じ輝度でも明るく見えがちな「緑」などでアイリスを閉じ気味にするといった細かな調整を可能にしている。なお、アイリスの動作スピードもZ5に比べ向上している。
村岡氏は設置性能についてもアピール。Zシリーズでこだわってきたレンズシフト機能を継承することで、設置の自由度の高さを本機も実現していると説明した。また、動作音については、冷却レイアウトを見直したことにより、19dBの静音性を実現している。
HDMIはver.1.3a対応端子を2系統用意。DeepColorの信号に対応したほか、1080/24p信号にも対応している。なお、24p入力時は48Hzで駆動することで、映画そのままのコマ間隔での表示を実現している。
同じ「D7パネル」を搭載し50,000対1のコントラスト比を実現した、エプソンの「EMP-TW2000」(関連ニュース)との差別化について記者から質問を受けた同氏は、「三洋はコントラスト、ガンマ、色の特性と、総合的な画づくりにこだわっている。総合的な実力としてはエプソンより上だと思っている」と答え、Z2000に対する自信を見せた。
■三洋電機のプロジェクター事業
本説明会では、同社のプロジェクター事業全体についても説明が行われた。登壇したのは執行役員 DIカンパニー 副カンパニー長 プロジェクター事業部長 吉年慶一氏。
プロジェクターは、家庭だけでなく学校やオフィス、ホールなど、様々な環境で使用されるため、三洋ではそれぞれに適応した製品を開発してきたという。欧米では学校の黒板の代わりにプロジェクターを使った“インタラクティブボード”が多く使われるようになってきており、同社が開発した超単焦点モデルが好評を得ているという。
また吉年氏は、同社のプロジェクターの強みとして「高輝度性能」をアピール。10月1日発売予定の業務向けモデル「LP-XF47L」では15,000ルーメンを実現しているという。同社では、この他にも高輝度モデルのラインナップを充実しており、5,000ルーメン以上のモデルではワールドワイドで30%のシェアを獲得しているのだという。
(Phile-web編集部)