HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2008/11/25 17:55
NHK、非圧縮ハイビジョン信号の120GHz帯無線伝送に成功
超高速無線伝送への利用へ前進
NHKは、NTTと共同実験を行い非圧縮のハイビジョン信号(HD-SDI信号)6チャンネルをまとめて120GHz帯で無線伝送することに成功したことを発表した。
実験では、10Gbps級の誤り訂正符号化技術と120GHz帯ミリ波無線伝送技術を組み合わて信号の送受信を実施。これまで無線伝送用途にはほとんど利用されていなかった100GHzを超える周波数を使うことに成功したことにより、広い周波数帯域幅が取れるようになった。NHKでは、これにより超高速無線伝送への利用の期待が一層高まったとしている。
今回、NHKでは高速で動作する誤り訂正符号化方式を開発。同方式では、地上デジタル放送やCDなどで広く使われている「リードソロモン符号」を採用し、二重に誤り訂正を行う構成とすることで、訂正能力の向上を図っている。
また、同方式では映像1ライン分のデータごとに誤り訂正符号が完結するような信号形式にしている。これにより並列処理を容易にし、データ伝送速度10Gbpsを超える高速な信号処理を実現させた。
こうした誤り訂正符号化方式により、無線伝送距離を従来の2倍程度に伸ばすことが可能にし、NHKでは今回約3kmの距離での伝送実験に初めて成功。NTTが開発している120GHz帯無線装置と同方式を組み合わせることにより、多チャンネルのハイビジョン映像を、遅延なく、安定的に伝送することを可能としたという。
なお、NHKでは今回開発した機器を、11月26日から28日までパシフィコ横浜で開催されるマイクロウェーブ展2008で展示する。
実験では、10Gbps級の誤り訂正符号化技術と120GHz帯ミリ波無線伝送技術を組み合わて信号の送受信を実施。これまで無線伝送用途にはほとんど利用されていなかった100GHzを超える周波数を使うことに成功したことにより、広い周波数帯域幅が取れるようになった。NHKでは、これにより超高速無線伝送への利用の期待が一層高まったとしている。
今回、NHKでは高速で動作する誤り訂正符号化方式を開発。同方式では、地上デジタル放送やCDなどで広く使われている「リードソロモン符号」を採用し、二重に誤り訂正を行う構成とすることで、訂正能力の向上を図っている。
また、同方式では映像1ライン分のデータごとに誤り訂正符号が完結するような信号形式にしている。これにより並列処理を容易にし、データ伝送速度10Gbpsを超える高速な信号処理を実現させた。
こうした誤り訂正符号化方式により、無線伝送距離を従来の2倍程度に伸ばすことが可能にし、NHKでは今回約3kmの距離での伝送実験に初めて成功。NTTが開発している120GHz帯無線装置と同方式を組み合わせることにより、多チャンネルのハイビジョン映像を、遅延なく、安定的に伝送することを可能としたという。
なお、NHKでは今回開発した機器を、11月26日から28日までパシフィコ横浜で開催されるマイクロウェーブ展2008で展示する。