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公開日 2008/12/02 16:05
オンキヨー、59,800円のオーディオPC「HDC-1L」を発売
SOTECブランドで発売、Atomを採用
オンキヨーは、SOTECブランドの新製品として、オーディオPC“music Nettop”「HDC-1L」を12月3日に発売する。価格は59,800円(税込)。
ハイエンドショウトウキョウ2008で展示されていたモデル(関連ニュース)。オンキヨーではこれまで、オーディオPCとして「HDC-1.0」「HDC-2.0A」シリーズなどを展開してきた。本機はHDC-1.0をベースに開発され、縦置き/横置きが可能なコンパクト筐体を採用。本機の前面右下には「Powered by ONKYO」という文字がプリントされ、オンキヨーの高音質化技術を搭載していることをアピールしている。
外観などはHDC-1.0とほぼ共通だが、CPUをインテル Atom 230(1.60GHz)にし、さらにOSをWindows XP Home Edition(SP3)とすることなどでコストを低減。6万円を切る低価格を実現した。
メモリーは1GB、HDDは160GB(2.5インチ)。インターフェースはUSB2.0を6系統、2chオーディオ出力(RCA)を1系統装備している。ほか、映像出力端子としてミニD-Sub 15ピン端子を備える。
低価格化したものの、音質対策はぬかりない。まず、低消費電力なAtomを採用したことで、独自制御による冷却ファンの回転を、さらに下げることが可能になった。
また、振動対策も徹底。冷却ファンの取り付けにはブッシングを使用したほか、DVDスーパーマルチドライブの支持構造には金属板の弾性を利用。また、HDDは制振特性に優れたゴムブッシングと、特殊なフェルトを使ってマウントしている。これらの対策により、回転系機器の振動を筐体に伝わらないようにし、その結果、騒音レベル18dBという静音化を実現した。これは他社製の水冷PCの騒音レベルを大きく下回り、PCとしては最も低騒音な製品となる。
同社では、これらの振動対策を施したことで、HDD内の音源を高品位に再生するだけでなく、CDリッピング時の音質向上も期待できると説明。読み込み時の軸ぶれが低減し、より正確なデータを取り込むことができるという。
サウンドボードは本機専用に開発されたものを採用。オンキヨー独自のVLSC2を搭載し、デジタル音源特有のノイズを除去。また、AVアンプ「TX-NA906X」に搭載されているバーブラウンのDAC「PCM1796」を、左右チャンネルそれぞれに搭載し、S/N比120dBを実現した。
また、付属のリモコンで操作ができるオリジナル音楽再生ソフト「PureSpace」を採用。本ソフト使用時には、他のアプリケーションの警告音やメール着信音などをシャットアウトできる技術「PDAP(Pure Direct Audio Path)」が利用できる。本技術では、アプリケーションからの音声データを、オーディオミキサーを通さずに直接WDMドライバーに渡すことができるため、音質向上効果も期待できる。なお、iTunesの主要操作も付属リモコンで行えるが、このときはPDAPが利用できない。
単体モデルの「HDC-1L」のほか、オンキヨー製のパワードスピーカーをセットにした「HDC-1LGX」や、パワードスピーカーとSOTEC製の19型ワイド液晶ディスプレイを組み合わせた「HDC-1LGX/19W1」をラインナップ。
なお、セットモデルのオンキヨー製パワードスピーカーはTASを搭載した同軸2ウェイユニットを採用。ウーファー部はA-OMF振動板を使用した10cm口径で、アンプの出力は15W+15Wとなる。また、19型液晶ディスプレイの解像度は1,440×900ピクセルで、コントラスト比は1,000対1。映像入力端子にはミニD-Sub 15ピンとDVI-Dの2系統を用意する。
【問い合わせ先】
オンキヨー株式会社
コールセンター
TEL/050-3161-9555
ハイエンドショウトウキョウ2008で展示されていたモデル(関連ニュース)。オンキヨーではこれまで、オーディオPCとして「HDC-1.0」「HDC-2.0A」シリーズなどを展開してきた。本機はHDC-1.0をベースに開発され、縦置き/横置きが可能なコンパクト筐体を採用。本機の前面右下には「Powered by ONKYO」という文字がプリントされ、オンキヨーの高音質化技術を搭載していることをアピールしている。
外観などはHDC-1.0とほぼ共通だが、CPUをインテル Atom 230(1.60GHz)にし、さらにOSをWindows XP Home Edition(SP3)とすることなどでコストを低減。6万円を切る低価格を実現した。
メモリーは1GB、HDDは160GB(2.5インチ)。インターフェースはUSB2.0を6系統、2chオーディオ出力(RCA)を1系統装備している。ほか、映像出力端子としてミニD-Sub 15ピン端子を備える。
低価格化したものの、音質対策はぬかりない。まず、低消費電力なAtomを採用したことで、独自制御による冷却ファンの回転を、さらに下げることが可能になった。
また、振動対策も徹底。冷却ファンの取り付けにはブッシングを使用したほか、DVDスーパーマルチドライブの支持構造には金属板の弾性を利用。また、HDDは制振特性に優れたゴムブッシングと、特殊なフェルトを使ってマウントしている。これらの対策により、回転系機器の振動を筐体に伝わらないようにし、その結果、騒音レベル18dBという静音化を実現した。これは他社製の水冷PCの騒音レベルを大きく下回り、PCとしては最も低騒音な製品となる。
同社では、これらの振動対策を施したことで、HDD内の音源を高品位に再生するだけでなく、CDリッピング時の音質向上も期待できると説明。読み込み時の軸ぶれが低減し、より正確なデータを取り込むことができるという。
サウンドボードは本機専用に開発されたものを採用。オンキヨー独自のVLSC2を搭載し、デジタル音源特有のノイズを除去。また、AVアンプ「TX-NA906X」に搭載されているバーブラウンのDAC「PCM1796」を、左右チャンネルそれぞれに搭載し、S/N比120dBを実現した。
また、付属のリモコンで操作ができるオリジナル音楽再生ソフト「PureSpace」を採用。本ソフト使用時には、他のアプリケーションの警告音やメール着信音などをシャットアウトできる技術「PDAP(Pure Direct Audio Path)」が利用できる。本技術では、アプリケーションからの音声データを、オーディオミキサーを通さずに直接WDMドライバーに渡すことができるため、音質向上効果も期待できる。なお、iTunesの主要操作も付属リモコンで行えるが、このときはPDAPが利用できない。
単体モデルの「HDC-1L」のほか、オンキヨー製のパワードスピーカーをセットにした「HDC-1LGX」や、パワードスピーカーとSOTEC製の19型ワイド液晶ディスプレイを組み合わせた「HDC-1LGX/19W1」をラインナップ。
なお、セットモデルのオンキヨー製パワードスピーカーはTASを搭載した同軸2ウェイユニットを採用。ウーファー部はA-OMF振動板を使用した10cm口径で、アンプの出力は15W+15Wとなる。また、19型液晶ディスプレイの解像度は1,440×900ピクセルで、コントラスト比は1,000対1。映像入力端子にはミニD-Sub 15ピンとDVI-Dの2系統を用意する。
【問い合わせ先】
オンキヨー株式会社
コールセンター
TEL/050-3161-9555
- ジャンルPC/AT互換機(デスクトップ)
- ブランドSOTEC
- 型番HDC-1L
- 発売日2008年12月3日
- 価格¥59,800(税込)
●OS:Windows XP Home Edition ●CPU:インテル Atom 230(1.60GHz) ●HDD:160GB ●ドライブ:スロットインDVDスーパーマルチドライブ ●S/N比:120dB ●周波数特性:0.3Hz〜44kHz ●全高調波歪率:0.002% ●インターフェース:USB2.0×6、ライン出力(RCA 2ch)ほか ●外形寸法:205W×92.5H×240Dmm ●質量:3.5kg