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公開日 2012/03/16 16:26
JVC、ハンドヘルドサイズの4Kカム「GY-HMQ10」 ー 4枚のSDカードに同期記録
4K/60pライブ出力もサポート
(株)JVCケンウッドは、JVCブランドの業務用カムコーダーとして、4K/60p映像の記録・再生に対応したハンドヘルドサイズの「GY-HMQ10」を商品化。3月21日から出荷を開始する。価格はオープンだが、75万円前後での販売が予想される。
本体には1/2.3型829万画素の裏面照射CMOSセンサーと、光学10倍ズームレンズを搭載。独自開発のハイスピードプロセッサー「FALCONBRID」の高度な処理能力により、質量約1.67kgのコンパクトな筐体ながら、4K/60p映像の記録を可能にした。なお本体に内蔵するFALCONBRIDのLSIの数は公表されていない。
レンズは明るさがF2.8、35mm判換算で広角端42.4mmからの光学10倍ズームに対応した。フィルター径は46mm。光学式の手ブレ補正システムを搭載する。なお、本機は動画のみの記録に対応しており、静止画の記録は行えない。
側面には3.5型92万画素の感圧式タッチパネルLCDモニターを搭載。新設計のGUIを搭載し、直感的な操作が行える。本体後方には0.24型26万画素のカラーEVFも搭載した。
記録媒体にはSDXC/SDHCメモリーカードが採用された。本体側面には4つのスロットが設けられ、4枚のSDメモリーカードを装填できる。本機では4K映像を、4枚のSDメモリーカードに分割記録する方式を採用。本体内部のシステムで4枚のフルHD解像度の映像を同期しながら記録し、4つの映像の組み合わせにより4K映像を形成する。32GBのSDHC/SDXCメモリーカードを4枚使った場合、約2時間の4K映像が記録できる。なおカードのスピードクラスは「Class6」または「Class10」であることが必要。容量の異なるSDメモリーカードを併用できるが、記録可能時間な上限は、最も容量の小さいカードのサイズによって決まってしまう。
4K記録時には、4つのフルHD映像のエッジの境目を目立たなくするための、独自機能となる「エッジブレンド処理機能」を搭載した。3,840×2,160画素の映像を、記録時に「縦横8ピクセルずつ=16ピクセル」映像の中央側に寄せることで、動きの速いシーンや、暗部撮影時に発生しやすい境界線をより目立たなくすることができる。エッジブレンドを行った際は、4K映像の周囲に8ピクセルずつ映像の記録されていない黒オビが発生する。なお、エッジブレンド処理を行わない「0ピクセル」記録も可能だ。
4K記録は3,840×2,160/60p/50p/24p記録に対応。映像は最大144MbpsのVBR記録となり、圧縮方式はMPEG-4 AVC/H.264。音声はAACのステレオ記録となる。フルHDの記録は1,920×1,080/60p/60i/50p/50iに対応。60p/50p記録時は最大28MbpsのVBR記録が可能。AVCHD Progressiveをサポートしており、音声はAC3のステレオ記録。音声記録は本体にステレオマイクを内蔵するほか、グリップ部にXLR音声端子も設けている。ファントム電源も対応する。記録レベルのオート/マニュアルコントロールにも対応した。
本体側面には4つのHDMI端子(mini HDMI/ver.1.3)を搭載した。それぞれの端子から1080p信号が出力でき、本機で記録した4K映像を、4K表示に対応したディスプレイに送り出して再生できる。「HDMI1」の端子から、1本のフルHDにダウンコンバートした映像を出力することも可能だ。また撮影中の映像の4K/60pライブ出力にも対応し、4Kライブ映像の視聴やピント合わせなどの調整も行える。
ライブ出力を含む4K映像の再生中に、タッチパネルに表示された映像の任意の箇所をタッチして、周囲のフルHDサイズの映像をトリミングして、その部分だけを対応モニターに表示できる「フルHDトリミング機能」も搭載している。
本機で4K記録を行うと、1つの記録シーンに付き4本の「.MP4」ファイルが生成される。4K映像のファイルは、ユーザーが独自にPCと専用アプリケーションを使って1本の映像ファイルに結合する必要がある。はじめにカメラ本体の発売後、3月下旬ごろまでに無償ダウンロードで提供予定の、同社オリジナルの4Kファイル変換アプリケーション「JVC 4Kクリップマネージャー」(Mac OS 10.6.8以上対応)をPCにインストールする。カメラをパソコンとUSB接続したのち、4本のMP4ファイルをアプリケーションから読み込んで、1本の4K映像のファイルに結合処理する。ファイルの書き出しは「ProRes 422」ビデオフォーマットに対応しており、変換を行う際に「ノーマル/HQ/LT/Proxy」から設定が選べる。変換処理後のファイル形式は「.MOV」になる。
そのほか「タイムラプス撮影機能」も搭載し、1秒/5秒/40秒のインターバルから選択して自動記録画行える。
本体レンズ側サイドパネルにはシャッタースピードや露出、ガンマ調整、ゲインと入ったパラーメータをマニュアルで調整可能な各メニューボタンが配置されている。ゼブラ表示、フォーカスアシスト、アイリス調整、ホワイトバランス設定などのマニュアル機能も充実した。また、ワイヤードリモコン用の3.5mmコネクターも搭載する。
バッテリーパックは本体後部に接続して使用する。製造はIDX社製。予備バッテリーパックや、バッテリーチャージャーもオプションとして用意される予定だ。
JVCケンウッドは16日、本製品の記者説明会を開催した。同社ビジネス・ソリューション事業部 営業技術部 国内マーケティング クリエーション担当グループ長の熊谷肇氏は、本機の特徴として「4Kの高画質撮影を可能にしながら、ハンドヘルドでの使用が可能なコンパクトサイズに仕上げた点。これと低価格を実現したこと」を挙げた。今後の販売展開については「4Kカムコーダーの市場性を広く探っていきたい。映像の専門学校や病院など医療現場へのご提案が有効と考えている。一般家庭への提案ついては、今後の4Kモニターの拡大状況もみながら検討していきたい」と述べた。
【問い合わせ先】
JVCケンウッド カスタマーサポートセンター
TEL/0120-2727-87
本体には1/2.3型829万画素の裏面照射CMOSセンサーと、光学10倍ズームレンズを搭載。独自開発のハイスピードプロセッサー「FALCONBRID」の高度な処理能力により、質量約1.67kgのコンパクトな筐体ながら、4K/60p映像の記録を可能にした。なお本体に内蔵するFALCONBRIDのLSIの数は公表されていない。
レンズは明るさがF2.8、35mm判換算で広角端42.4mmからの光学10倍ズームに対応した。フィルター径は46mm。光学式の手ブレ補正システムを搭載する。なお、本機は動画のみの記録に対応しており、静止画の記録は行えない。
側面には3.5型92万画素の感圧式タッチパネルLCDモニターを搭載。新設計のGUIを搭載し、直感的な操作が行える。本体後方には0.24型26万画素のカラーEVFも搭載した。
記録媒体にはSDXC/SDHCメモリーカードが採用された。本体側面には4つのスロットが設けられ、4枚のSDメモリーカードを装填できる。本機では4K映像を、4枚のSDメモリーカードに分割記録する方式を採用。本体内部のシステムで4枚のフルHD解像度の映像を同期しながら記録し、4つの映像の組み合わせにより4K映像を形成する。32GBのSDHC/SDXCメモリーカードを4枚使った場合、約2時間の4K映像が記録できる。なおカードのスピードクラスは「Class6」または「Class10」であることが必要。容量の異なるSDメモリーカードを併用できるが、記録可能時間な上限は、最も容量の小さいカードのサイズによって決まってしまう。
4K記録時には、4つのフルHD映像のエッジの境目を目立たなくするための、独自機能となる「エッジブレンド処理機能」を搭載した。3,840×2,160画素の映像を、記録時に「縦横8ピクセルずつ=16ピクセル」映像の中央側に寄せることで、動きの速いシーンや、暗部撮影時に発生しやすい境界線をより目立たなくすることができる。エッジブレンドを行った際は、4K映像の周囲に8ピクセルずつ映像の記録されていない黒オビが発生する。なお、エッジブレンド処理を行わない「0ピクセル」記録も可能だ。
4K記録は3,840×2,160/60p/50p/24p記録に対応。映像は最大144MbpsのVBR記録となり、圧縮方式はMPEG-4 AVC/H.264。音声はAACのステレオ記録となる。フルHDの記録は1,920×1,080/60p/60i/50p/50iに対応。60p/50p記録時は最大28MbpsのVBR記録が可能。AVCHD Progressiveをサポートしており、音声はAC3のステレオ記録。音声記録は本体にステレオマイクを内蔵するほか、グリップ部にXLR音声端子も設けている。ファントム電源も対応する。記録レベルのオート/マニュアルコントロールにも対応した。
本体側面には4つのHDMI端子(mini HDMI/ver.1.3)を搭載した。それぞれの端子から1080p信号が出力でき、本機で記録した4K映像を、4K表示に対応したディスプレイに送り出して再生できる。「HDMI1」の端子から、1本のフルHDにダウンコンバートした映像を出力することも可能だ。また撮影中の映像の4K/60pライブ出力にも対応し、4Kライブ映像の視聴やピント合わせなどの調整も行える。
ライブ出力を含む4K映像の再生中に、タッチパネルに表示された映像の任意の箇所をタッチして、周囲のフルHDサイズの映像をトリミングして、その部分だけを対応モニターに表示できる「フルHDトリミング機能」も搭載している。
本機で4K記録を行うと、1つの記録シーンに付き4本の「.MP4」ファイルが生成される。4K映像のファイルは、ユーザーが独自にPCと専用アプリケーションを使って1本の映像ファイルに結合する必要がある。はじめにカメラ本体の発売後、3月下旬ごろまでに無償ダウンロードで提供予定の、同社オリジナルの4Kファイル変換アプリケーション「JVC 4Kクリップマネージャー」(Mac OS 10.6.8以上対応)をPCにインストールする。カメラをパソコンとUSB接続したのち、4本のMP4ファイルをアプリケーションから読み込んで、1本の4K映像のファイルに結合処理する。ファイルの書き出しは「ProRes 422」ビデオフォーマットに対応しており、変換を行う際に「ノーマル/HQ/LT/Proxy」から設定が選べる。変換処理後のファイル形式は「.MOV」になる。
そのほか「タイムラプス撮影機能」も搭載し、1秒/5秒/40秒のインターバルから選択して自動記録画行える。
本体レンズ側サイドパネルにはシャッタースピードや露出、ガンマ調整、ゲインと入ったパラーメータをマニュアルで調整可能な各メニューボタンが配置されている。ゼブラ表示、フォーカスアシスト、アイリス調整、ホワイトバランス設定などのマニュアル機能も充実した。また、ワイヤードリモコン用の3.5mmコネクターも搭載する。
バッテリーパックは本体後部に接続して使用する。製造はIDX社製。予備バッテリーパックや、バッテリーチャージャーもオプションとして用意される予定だ。
【問い合わせ先】
JVCケンウッド カスタマーサポートセンター
TEL/0120-2727-87
- ジャンルSDカードムービー
- ブランドJVC
- 型番GY-HMQ10
- 発売日2012年3月21日
- 価格¥OPEN(予想実売価格750,000円前後)