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公開日 2012/10/02 22:19

<CEATEC>パイオニア、ジェスチャー操作対応新「楽ナビ」発売/「A-70」など近日発売製品展示デモ

STEEZやMixTraxなどのデモも
ファイル・ウェブ編集部
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パイオニアは、CEATEC会場にて発表会を開催。ジェスチャー操作に対応した「楽ナビ」新モデルを披露した。また、10月発売予定のプリメインアンプ「A-70」やSACDプレーヤー「PD-70」、HVTスピーカー採用のホームシアターシステム「HTP-HW950」などを出展している。

■「楽ナビ」ブランドからジェスチャー操作対応新カーナビ登場

カーエレクトロニクス事業は、パイオニア全社売上の6割を占めるメイン事業。目の前の風景にナビが重なる「ARナビゲーション」や、スマートフォンとの連携、音質の向上などさまざまなカテゴリーで新たな価値を提供してきた。これまでは、ハイエンドモデルの「CYBER NAVI」、使いやすさを重視した「Raku-Navi」「Raku-Navi Lite」、ポータブルタイプの「Air navi」の4ブランドで商品を訴求してきたが、2012年冬モデルから「CYBER NAVI」と「楽NAVI」の2つに統合。ロゴも新たなものを使用する。

新製品を披露するカーエレクトロニクス事業統轄部長の黒崎正謙氏

カーナビブランドを2つに統合。ロゴも変更する

今回発表されたのは、「楽NAVI」ブランドの新製品となる「AVC-MRZ009」など9モデル。特徴は「エアージェスチャー」機能を搭載し、画面に手をかざしたり振ったりすることで操作が行える点だ。本体下部に3つのセンサーが用意され、右振り/左振りも判別することができるので、それぞれの動きに連動する操作を行える。

新モデルのひとつ、2Dメインユニットタイプの「AVIC-MRZ009」

こちらはポータブルタイプの「AVIC-MRP009」


本体下部に3つのセンサーを設け、動きを検知する

ジェスチャー操作に関する設定も可能
例えば、画面に手を近づけると、メニューバー「お出かけランチャー」を表示。またナビ画面表示時に手を近づけると音楽再生などのAV情報を、AV情報表示時にはナビ画面を右上に表示させることができる。さらに、地図表示時に手を右から左へ振ると地図が拡大される。

画面に手を近づけたり手を振ったりして操作を行える「エアージェスチャー」機能を搭載

これまで使いやすさを追求してきた「Raku-Navi」のノウハウなどを活かして生まれた機能なのだという

実際の運転中に迷いなく操作できるようにするための「練習モード」も用意されている。

会場には新製品以外にも多数のカーエレクトロニクス製品が出展。なかでもいちばん注目を集めていたのは、やはり「ARナビゲーション」で、体験ゾーンには順番待ちの列が。そのほかスマートフォンとの連携や、EV車用のカーナビ、非接触充電システムなども展示されていた。

今回も熱い注目を浴びた「ARナビゲーター」。10月6日には実車試乗会も開催される予定

スマートフォンとナビを連携させた「Navi Cradle」などの既存商品もアピール


こちらはEV車向け楽ナビ「AVIC-MRZ007-EV」(10月下旬発売)。基本機能は今回発表された「楽ナビ」新製品と同一。給電所案内など、EV車ならではのメニューを用意しているのが特徴となる

こちらは参考展示されたEVナビ。給電所を考慮したルート選択などを行えるようになっている


非接触重電システムの参考展示。今回の特徴は、異物検知技術の搭載

このように、異物を検知しパネルなどに分かりやすく通知してくれる
■「A-70」など近日発売製品の展示デモも実施

近日発売予定のプリメインアンプ「A-70」やSACDプレーヤー「PD-70」、HVTスピーカー採用のホームシアターシステム「HTP-HW950」なども展示デモが行われている。

「A-70」と「PD-70」は、ネットワークプレーヤー「N-50」、ブックシェルフスピーカー「S-CN301-LR」と組み合わせて展示。エントリー〜中級価格帯で、ピュアオーディオやネットオーディオなど幅広い音源を楽しめるシステムとして提案している。もちろん実際に音を聴くことも可能だ。

「A-70」と「PD-70」、「N-50」、「S-CN301-LR」を組み合わせたシステムを提案

ホームシアターシステム「HTP-HW950」は、独自の「HVT方式」のスピーカー“SOUND WING”を採用。薄いスピーカーの両面から音を放射するため、あらゆる方向に音が広がるのが特徴。設置性が高いのもポイントとしている。

HVTスピーカーを採用した「HTP-HW950」

AirPlayやDLNAに対応し、アンプには「Direct Power FET」を採用しているオーディオコンポ「X-HM81-S」も登場していた。

AirPlayやDLNAに対応した「X-HM81-S」

AirPlay対応スピーカー「XW-SMA3」も展示


有機EL照明も訴求。ひびのこづえさんとコラボした「デザイナー向けタスクライト」。自然光に近く、素材の色や質感をナチュラルに表現できるという有機EL照明のメリットをアピールしている

こちらはヘアメイクアーティスト岡田いずみさんとコラボした「美人照明」。ひとつの光源でさまざまな色の光を出せるので、朝の光や昼間の自然光、リラックスできる光などを1台で楽しく利用できる


参考出展されたコミュニケーションテーブル。昨年出展されたものより小型化(32V型)し、実用化を意識したつくりになった。こちらは発売時期・価格とも未定だが、「来年くらいに、20万円を切る価格で出せれば理想的」(説明員談)とのこと

タブレットなどにQRコードを読みこませて認識し、その端末に写真などのデータを簡単に送ることもできる
■フォトレポート

自転車用サイクルナビゲーション「ポタナビ」も出展

こちらは参考展示された“アスリート用”ポタナビ。日本での発売は未定だが、「販売チャネルやサポート体制などが整えば販売したい」(説明員談)との考えだという






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