HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2015/01/06 13:20
ソニー、'15年のAndroid搭載ブラビアは新4Kプロセッサー「X1」やOperaソリューション採用
ブラビア商品プラットフォーム新規開発
ソニーのテレビ事業を担う100%子会社のソニービジュアルプロダクツ(株)は、液晶テレビ“BRAVIA(ブラビア)”の商品プラットフォームを新規開発し、2015年に市場投入する新製品で採用することを発表した。なお、以下に挙げる新商品プラットフォームを採用したブラビアの性能や新機能については、米国ラスベガスで現地時間1月6日から開催される「2015 International CES」において発表・展示を行う。
同社によれば今回の新商品プラットフォーム開発は、商品力強化と新たな顧客価値の提案をめざし、画質の徹底追求と使い勝手の向上を実現するためのもの。
まず画質面に関しては、4Kモデルについて既存のHDコンテンツに加えて様々な圧縮レベルの4K放送および配信などへの対応を見据え、よりクオリティの高い4Kアップコンバートや、4Kネイティブ画質の再現を実現するため、新しく4Kプロセッサー「X1」を採用する。この4Kプロセッサー「X1」によって、4Kテレビの「精細感」「色域」「コントラスト」の三大要素を大幅に向上できるという。
ソニー独自の4K用データベースを用いた処理技術を新搭載し、これまでにない高精細な4K再現を行えるようになるとのこと。また、4K対応超解像エンジン「4K X-Reality PRO」の能力を強化し、4Kアップコンバート時の微細な図形をより正しく描写したり、ノイズ低減を向上させたりするなど、高品位の4K画質を実現するとしている。「トリルミナス ディスプレイ」の表示性能をより引き出せるよう入力画像の色相・明度・彩度をより詳細に分析するカラーマネジメント機能や、つややかな光の輝きを再現する高輝度新技術「X-tended Dynamic Range」の能力を最大限に発揮できるよう、信号のダイナミックレンジを広げる処理を効果的に行う技術も搭載する。
使い勝手に関しては、既報の通り、同社は2015年度に発売するブラビアのほぼ全モデルでAndroid OSを採用することをアナウンスしており、Android端末との連携によるユーザーエクスペリエンスの大幅な向上を図る。
加えてOpera Software社より、同社のスマートテレビ向けソリューション最新版としてAndroid Lに対応した「Opera Devices SDK 4.x」が発表されており、これがブラビア2015年モデルに使用されることも明らかになっている。本ソリューションはHTML5に対応し、メーカー側がHTML5ベースのアプリをテレビ製品に採用できる「Opera TV ストア」や、Android TV デバイス向けのウェブブラウザ「Opera TV ブラウザ」などを含んでいる。なお、Opera Softwareにとってソニーは長期間にわたるOEMパートナー企業にあたる。
そのほか、様々な映像コンテンツにアクセスできるソニー独自のUI「ワンフリックエンタテインメント」も進化させ、Android TVと組み合わせることにより、ブラビアならではの差異化された使い勝手を提供するとしている。2015年モデルでは、コンテンツバーにアプリ一覧を新たに設けたほか、リモコン上にアクションボタンを設け、画音質設定や番組関連SNS情報のシェア等、コンテンツを楽しむ機能への入り口を一箇所にまとめたUIとした。
なお、上述の商品プラットフォーム新開発にあたって同社は、独自の差異化技術へのリソース集中と業界のオープンプラットフォームの効率的な活用により、商品力強化と事業の収益性向上も同時に図っていく。GoogleのAndroid OSを採用するほかは、独自の画質アルゴリズムを搭載するシステムLSIの開発に関して半導体開発メーカー・メディアテック社(台湾)との協業で半導体(SoC)の実装設計を行っている。この協業により、最先端の半導体プラットフォームを活用した次世代テレビの開発サイクルを短縮するとともに、スケールメリットを生かした調達を実現し、コスト競争力を向上させるとしている。
同社によれば今回の新商品プラットフォーム開発は、商品力強化と新たな顧客価値の提案をめざし、画質の徹底追求と使い勝手の向上を実現するためのもの。
まず画質面に関しては、4Kモデルについて既存のHDコンテンツに加えて様々な圧縮レベルの4K放送および配信などへの対応を見据え、よりクオリティの高い4Kアップコンバートや、4Kネイティブ画質の再現を実現するため、新しく4Kプロセッサー「X1」を採用する。この4Kプロセッサー「X1」によって、4Kテレビの「精細感」「色域」「コントラスト」の三大要素を大幅に向上できるという。
ソニー独自の4K用データベースを用いた処理技術を新搭載し、これまでにない高精細な4K再現を行えるようになるとのこと。また、4K対応超解像エンジン「4K X-Reality PRO」の能力を強化し、4Kアップコンバート時の微細な図形をより正しく描写したり、ノイズ低減を向上させたりするなど、高品位の4K画質を実現するとしている。「トリルミナス ディスプレイ」の表示性能をより引き出せるよう入力画像の色相・明度・彩度をより詳細に分析するカラーマネジメント機能や、つややかな光の輝きを再現する高輝度新技術「X-tended Dynamic Range」の能力を最大限に発揮できるよう、信号のダイナミックレンジを広げる処理を効果的に行う技術も搭載する。
使い勝手に関しては、既報の通り、同社は2015年度に発売するブラビアのほぼ全モデルでAndroid OSを採用することをアナウンスしており、Android端末との連携によるユーザーエクスペリエンスの大幅な向上を図る。
加えてOpera Software社より、同社のスマートテレビ向けソリューション最新版としてAndroid Lに対応した「Opera Devices SDK 4.x」が発表されており、これがブラビア2015年モデルに使用されることも明らかになっている。本ソリューションはHTML5に対応し、メーカー側がHTML5ベースのアプリをテレビ製品に採用できる「Opera TV ストア」や、Android TV デバイス向けのウェブブラウザ「Opera TV ブラウザ」などを含んでいる。なお、Opera Softwareにとってソニーは長期間にわたるOEMパートナー企業にあたる。
そのほか、様々な映像コンテンツにアクセスできるソニー独自のUI「ワンフリックエンタテインメント」も進化させ、Android TVと組み合わせることにより、ブラビアならではの差異化された使い勝手を提供するとしている。2015年モデルでは、コンテンツバーにアプリ一覧を新たに設けたほか、リモコン上にアクションボタンを設け、画音質設定や番組関連SNS情報のシェア等、コンテンツを楽しむ機能への入り口を一箇所にまとめたUIとした。
なお、上述の商品プラットフォーム新開発にあたって同社は、独自の差異化技術へのリソース集中と業界のオープンプラットフォームの効率的な活用により、商品力強化と事業の収益性向上も同時に図っていく。GoogleのAndroid OSを採用するほかは、独自の画質アルゴリズムを搭載するシステムLSIの開発に関して半導体開発メーカー・メディアテック社(台湾)との協業で半導体(SoC)の実装設計を行っている。この協業により、最先端の半導体プラットフォームを活用した次世代テレビの開発サイクルを短縮するとともに、スケールメリットを生かした調達を実現し、コスト競争力を向上させるとしている。