• ブランド
    特設サイト
公開日 2016/01/09 06:00

<CES>JBL「EVEREST」ヘッドホン拡充/AKGから高級ワイヤレススピーカー登場

グループブランド間のシナジーが加速する
山本 敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ハーマンインターナショナルはCES本会場に近接するハードロック・ホテルにプライベートショウのスペースを設け、JBLやAKGのヘッドホン、マークレビンソンのハイエンドオーディオ製品を展示している。

AKG「N90Q」

昨年のCESではAKGのフラグシップラインのヘッドホン「Nシリーズ」が発表されたが、今年は同じく音楽プロデューサー、クインシー・ジョーンズのシグネチャーモデルとなるワイヤレススピーカー「AKG Q200」が発表された。残念ながら会場で実機展示がなかったため、画像は公式イメージをご紹介するが、機能はAirPlayやDLNA経由のネットワーク再生、Bluetoothをサポート。独自の圧縮音源の高音質化技術「Clari-Fi」も搭載する。本体には総合300Wのアンプを備え、6つのスピーカーユニットをドライブしながら“スタジオクオリティのサウンドを再現する”という。

AKGが開発を進めている「Q200」

米国での販売時期は未定だが、価格については1,499ドル(約17.7万円)という、ワイヤレススピーカーとしてはかなり高額な予価が明らかにされている。

今年はJBLの新製品群が気を吐いていた。ハーマンでは現在、フラグシップスピーカー「EVEREST」のHiFi的なイメージを活用したマーケティング戦略に力を入れている。昨年から同じ「EVEREST」の名前を冠したヘッドホンやイヤホン、ワイヤレススピーカーが次々に登場。国内でも数日前に報道発表のあったBluetoothイヤホン「JBL EVEREST ELITE 100」(関連ニュース)のほか、アラウンドイヤーヘッドホンの「JBL EVEREST ELITE 700」、オンイヤーヘッドホン「JBL EVELEST ELITE 300」がアメリカで先行発売されている。

EVEREST 700

EVEREST 300を折り畳んだ状態

特徴はアクティブノイズキャンセリングとBluetoothによるワイヤレスオーディオ再生を機能として内包していることと、AKGのN90Qに採用される特許技術TruNoteから、自動音場補正機能を部分的に切り分けて採用した点だ。「ユーザーにカスタマイズされた快適なサウンド」が楽しめるヘッドホンとして魅力を訴求する。

EVEREST ELITE 700は折り畳み機構を採用

「EVEREST ELITE 100」のリリースでも明らかにされていたJBLの「NXTGen Active Noise Cancelling Technology」とは一体何なのか、気になっていた方もいるかと思うので、取材で分かった情報を付け足しておきたい。

こちらはノイズキャンセリング効果のスケールを、Bluetooth接続したスマホやタブレットなどモバイル機器のアプリを使って、しかも左右個別に調整ができるという、音質そのものより使い勝手の上で「次世代」を標榜する新技術だ。昨年のCESで発表されたLightning接続のカナル型NCイヤホン「JBL Aware」にも搭載されているもの。屋外でノイズキャンセリングを使っているとき、周囲の音を聞きたいと思ったら、スマホで機能をオフにしたり、あるいは片側のNC効果だけ抑えたりといった柔軟な使い方ができるところを売りにしている。今後JBLのNC機能を搭載するヘッドホン、イヤホンにおけるスタンダード的な機能の一つになっていきそうだ。

なお同じ「EVEREST」シリーズには“ELITE”という名前を冠した「EVEREST 700」「EVEREST 300」というヘッドホンのラインナップがあり、それぞれノイズキャンセリング機能を省略したBluetoothヘッドホンになる。

EVEREST 300

JBL EVEREST ELITE 700


JBL EVEREST ELITE 300

JBL EVEREST ELITE 100
このほか、アメリカのスポーツアパレルブランド「アンダーアーマー」とコラボレーションしたスポーツタイプのワイヤレスイヤホンも新製品として発売を控える。

「Under Armour Connected Fitness」アプリ

中でも興味深いラインナップが「UA Headphones Wireless Heart Rate」だ。ハウジングの内側の外耳に触れる場所に心拍センサーが内蔵されており、専用のフィットネスアプリ「Under Armour Connected Fitness」をスマホなどに入れて連携させることで、ワークアウト時の心拍を図るなど、様々なアクティビティの計測が音楽を楽しみながら行える。

UA Headphones Wireless Heart Rate

心拍センサーを内蔵する

ハーマングループのブランドであるyurbudsのノウハウを元に開発された、装着した耳元からイヤホンが外れにくくなる「Twistlock」構造を採用するイヤーピースも採用。ハーマングループ各ブランドの技術や高音質化ノウハウを積極的に融合させようという意志を感じた。なお「UA Headphones Wireless Heart Rate」は北米JBL、ならびにアンダーアーマーのオンラインサイトで先行オーダーの受付が始まっており、価格は250ドルになる。

Mark Levinson「No 519」も展示

背面端子部

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「Amazon プライムデー」本セールが7月16日0時からついにスタート!安くなるものを事前チェック!
2 ヨドバシやビック、Amazonプライムデーより安い超特価セール実施中!見比べないと損をする
3 【レビューあり】Amazonプライムセール、JBLの人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!
4 Amazonプライムデー先行セールで「半額」「半額以下」で買えちゃうイヤホン・ヘッドホン
5 Amazonプライムデー、FireTV Stick 4K/4K Maxが過去セール超えの大幅割引中
6 Amazonプライムデー、オーディオテクニカのTWS、ヘッドホン、マイクが多数お買い得に!
7 Amazonプライムデー、読み放題・聴き放題などサブスクも無料に! 登録すべきキャンペーンまとめ
8 Prime Videoの有料チャンネル「アニメタイムズ」が60日間無料。7/17まで
9 ノジマとオーディオスクエアのシナジーで“テレビの音の最適解”を案内。存在感を増すネットワーク&HDMI対応アンプ
10 <ポタフェス>FIIOやiFi audioに「本邦初公開」多数/Noble Audio「FoKus TRIUMPH」は今夏発売
7/16 10:43 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.193
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX