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公開日 2016/01/21 14:03
<CES>“世界初”DTS:Xサウンドバー再生を体験。DTSが最前線技術を公開
DTS:XからHeadphone:X、ストリーミングまで
1月初旬に開催された2016 International CESにて、DTSは世界のオーディオブランドが集うVenetianホテルにブースを出展。DTS:Xをはじめとする最新技術のデモを行った。
やはり大きくフィーチャーされたのは、高さ方向の音声収録も可能なオブジェクトオーディオ規格「DTS:X」だ。シアター用のデモに用意されたスイートルームには、トップスピーカー4基を含む「7.1.4」システムを設置。2016年版の最新DTS:Xデモディスクに収録された各コンテンツを体験することができた。
今回用意されたシステムでは、トップスピーカーは専用の大型スタンドに、フロント/リアハイトに近い位置で設置されていた。デモに立ち会ってくれた同社社員に、改めてDTS:Xにおけるトップスピーカーの最適な位置について訊いてみたところ、「ご存じの通り、DTS:Xではトップスピーカーの位置を指定しておらず、その環境のスピーカー設置位置に合わせて最適なレンダリングを行います」と答えてくれた。加えて「天井がそれほど高くない環境の場合、天井の中央にスピーカーを配置するよりは、いわゆるハイトスピーカーに近い位置にスピーカーを設置した方が、良い結果となることも多いです」とのことだ。
同じブースでは、“世界初”のDTS:X対応サウンドバーとなるヤマハ「YSP-5600」(4月下旬にアップデート対応予定)によるDTS:X再生デモも行われた。本機は中央に配置された32基のスピーカーとは別に、左右に6基ずつ上向きのアレイスピーカーを配置。天井に向けてビームを発することで、反射を利用してトップ方向のチャンネルを再生する。
本機でDTS:Xコンテンツを再生すると、サウンドバーで再生していると知らなければ、一瞬「ディスクリートの天井スピーカーから音が出ている」と思ってしまうほど。室内は天井がかなり高かったが、同社ではDTS:Xがよりシンプルなシステムで楽しめることを知ってもらうためにも、DTS:X対応のサウンドバーも積極的にアピールしていきたいとのことだった。
また、DTS:Xに対応した映画館も着々と増えていることが紹介された。現時点で、DTS:X対応映画館の数は世界で約58館あるとのこと。また、ハリウッドをはじめDTS:Xに対応した映画の製作環境も着実に普及しつつあるという。
加えて、DTS-HDが世界のストリーミングサービスにおいてサラウンドフォーマットとして採用されていることも強くアピール。北米などでサービスを展開する「MGO」、中国の「アリババ」をはじめ、欧州・中国・北米における配信サービスで多くの採用実績があるという。各サービスでは5.1chのDTS-HD(規格上は最大7.1chまで可能)で音声を収録・配信している。テレビに加えて、スマートフォンやタブレットでもDTS-HDフォーマットを採用したストリーミングコンテンツが楽しめることも紹介された。
そのほかに、ヘッドホンでサラウンド音響を再現する「DTS Headphone:X」のデモも行われていた。この技術は通常のヘッドホンでも再生可能で、しかもDTSは多数のヘッドホンのサウンドを計測し、各モデルに最適なエフェクトを提供している。このDTS Headphone:X対応のPCも2016年に登場予定だという。
また、DTS-HDのデコードに対応したサムスン製のテレビも紹介。テレビ側でデコードしたDTS-HDの音声をBluetooth伝送して、Bluetoothヘッドホンでサラウンドサウンドを楽しむというデモも体験することができた。このテレビは、2chスピーカーでDTS-HD音声をバーチャルサラウンドとして再生することも可能。DTS-HDフォーマットの多様な可能性を示唆していた。
やはり大きくフィーチャーされたのは、高さ方向の音声収録も可能なオブジェクトオーディオ規格「DTS:X」だ。シアター用のデモに用意されたスイートルームには、トップスピーカー4基を含む「7.1.4」システムを設置。2016年版の最新DTS:Xデモディスクに収録された各コンテンツを体験することができた。
今回用意されたシステムでは、トップスピーカーは専用の大型スタンドに、フロント/リアハイトに近い位置で設置されていた。デモに立ち会ってくれた同社社員に、改めてDTS:Xにおけるトップスピーカーの最適な位置について訊いてみたところ、「ご存じの通り、DTS:Xではトップスピーカーの位置を指定しておらず、その環境のスピーカー設置位置に合わせて最適なレンダリングを行います」と答えてくれた。加えて「天井がそれほど高くない環境の場合、天井の中央にスピーカーを配置するよりは、いわゆるハイトスピーカーに近い位置にスピーカーを設置した方が、良い結果となることも多いです」とのことだ。
同じブースでは、“世界初”のDTS:X対応サウンドバーとなるヤマハ「YSP-5600」(4月下旬にアップデート対応予定)によるDTS:X再生デモも行われた。本機は中央に配置された32基のスピーカーとは別に、左右に6基ずつ上向きのアレイスピーカーを配置。天井に向けてビームを発することで、反射を利用してトップ方向のチャンネルを再生する。
本機でDTS:Xコンテンツを再生すると、サウンドバーで再生していると知らなければ、一瞬「ディスクリートの天井スピーカーから音が出ている」と思ってしまうほど。室内は天井がかなり高かったが、同社ではDTS:Xがよりシンプルなシステムで楽しめることを知ってもらうためにも、DTS:X対応のサウンドバーも積極的にアピールしていきたいとのことだった。
また、DTS:Xに対応した映画館も着々と増えていることが紹介された。現時点で、DTS:X対応映画館の数は世界で約58館あるとのこと。また、ハリウッドをはじめDTS:Xに対応した映画の製作環境も着実に普及しつつあるという。
加えて、DTS-HDが世界のストリーミングサービスにおいてサラウンドフォーマットとして採用されていることも強くアピール。北米などでサービスを展開する「MGO」、中国の「アリババ」をはじめ、欧州・中国・北米における配信サービスで多くの採用実績があるという。各サービスでは5.1chのDTS-HD(規格上は最大7.1chまで可能)で音声を収録・配信している。テレビに加えて、スマートフォンやタブレットでもDTS-HDフォーマットを採用したストリーミングコンテンツが楽しめることも紹介された。
そのほかに、ヘッドホンでサラウンド音響を再現する「DTS Headphone:X」のデモも行われていた。この技術は通常のヘッドホンでも再生可能で、しかもDTSは多数のヘッドホンのサウンドを計測し、各モデルに最適なエフェクトを提供している。このDTS Headphone:X対応のPCも2016年に登場予定だという。
また、DTS-HDのデコードに対応したサムスン製のテレビも紹介。テレビ側でデコードしたDTS-HDの音声をBluetooth伝送して、Bluetoothヘッドホンでサラウンドサウンドを楽しむというデモも体験することができた。このテレビは、2chスピーカーでDTS-HD音声をバーチャルサラウンドとして再生することも可能。DTS-HDフォーマットの多様な可能性を示唆していた。