• ブランド
    特設サイト
公開日 2016/05/12 16:18

東芝、‘15年度の決算を発表。営業赤字は7,191億円

のれん・固定資産の減損や構造改革費用計上が影響
編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
東芝は、2016年3月期の連結決算を発表。2015年度(2015年4月1日〜2016年3月31日)の売上高は5兆6,701億円(前年度比93%)で、営業損益は7,191億円の赤字となった。

売上高は前年から4,446億円のマイナス、営業損益は前年から9,075億円のマイナスとなった。継続事業税域前損益は、6,423億円の赤字。当期純損益は4,832億円の赤字を計上した。

グループ連結の売上高の大幅減少には、電力・社会インフラ部門、コミュニティ・ソリューション部門が増収となったものの、ライフスタイル部門が構造改革に伴う販売地域の絞り込みなどにより大幅に減収、電子デバイス部門が売価ダウンで減収となったことなどが影響した。営業損益は、電力・社会インフラ部門における原子力発電システムおよび送変電・配電システムの減損などの影響で、大幅な赤字となった。当期純損益は、繰延税金資金取崩の一方で、東芝メディカルシステムズ(株)の売却益計上の影響などにより、前年度から4,454億円減少して4,832億円の赤字となった。

部門別では、電力・社会インフラ部門の売上高が2兆484億円、営業損益が3,822億円の赤字で増収・悪化となった。損益については、原子力発電システム、送変電・配電・太陽光発電システムがのれんおよび無形固定資産の減損などが影響した。コミュニティ・ソリューション部門は、売上高が1兆4,260億円、営業損益が763億円の赤字となった。

電子デバイス部門は、半導体事業やストレージ事業の減収により、売上高は前年度比で1,683億円減少の1兆6,050億円。損益についても、1,017億円の赤字となった。

ライフスタイル部門は、テレビなどの映像事業とパソコン事業が、販売地域の絞り込みなどにより減収、これにより、部門全体の売上高は前年度比で3,803億円減少して6,109億円となった。収益面も、テレビなどの映像事業とパソコン事業の悪化により、前年度比で659億円減少して1,318億円の赤字となった。

その他の部門については、売上高は4,946億円、営業損益は114億円となった。

同社グループは、のれん・固定資産の減損、不採算案件の引当、構造改革費用計上の影響により、本年度において多額の営業損益、純損益を計上。結果、連結純資産が大きく減少した。こうした状況において、「新生東芝アクションプラン」を断行することで、状況の改善を図っていくとのこと。具体的には、構造改革による赤字事業の撲滅、エネルギー事業・社会インフラ事業・ストレージ事業へ注力していく。また、さらなる成長に必要な経営資源を確保するために、ヘルスケア事業の売却先決定など、財務基盤の改善を最優先とした経営に取り組んでいくとしている。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 Amazonブラックフライデー、本セールが29日午前0時スタート!先行セールと何が違う?
2 ついに始まった日本版Qobuz! 運営が語る“音楽好きに愛される”ハイレゾサブスクの魅力とは
3 プロが判定「これは買い」。 JBLの最新TWS「LIVE BEAM 3/BUDS 3」が1万5千円切りに!Amazonブラックフライデー
4 「10万円台」「ハイコスパ」AVアンプ/HDMIプリメインをガチ比較!デノン/マランツの厳選モデルを一斉レビュー
5 「今、売れているオーディオアクセサリー」<売れ筋ランキング10月 番外編>
6 オーディオテクニカの開放型ヘッドホン徹底比較!「ATH-ADX3000」「ATH-ADX5000」の差に迫る
7 独自技術を結集したPolk Audioの最高峰「R700」に迫る徹底レビュー
8 「Sonos Ace」レビュー。美しいデザインに高いノイキャン性能、そして音質…完成度の高さにVGP審査員が唸った
9 大画面の歴史を塗り替える “ビッグサイズ・4K Mini LED液晶レグザ”、「Z990Rシリ ーズ」「Z770Nシリーズ」はプロも認める映像体験
10 選挙がオーディオ店の集客にも影響も本当に良い製品には関係なし<販売店の声・売れ筋ランキング10月>
11/29 10:32 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX