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公開日 2016/08/01 15:55
NHK、8K試験放送を本日スタート。籾井会長らがリオ五輪8K中継や意気込みアピール
20年に視聴可能世帯50%以上目指す
NHKによる8Kスーパーハイビジョンの試験放送が本日より開始された。これを受け、NHKは記念式典を実施。籾井勝人会長らが出席し、リオオリンピックなどの8K放送や今後の実用放送実現に向けての意気込みなどを語った。
以前から予告されていた(関連ニュース)、衛星放送(BS)による8Kスーパーハイビジョンの試験放送が本日8月1日より正式開始。試験放送は全国のNHK支局などで見ることができる。また、日本時間8月6日(土)から開幕するリオデジャネイロオリンピックも8Kで放送し、下記施設にてパブリック・ビューイングを行う。
・NHKみんなの広場ふれあいホール(520インチスクリーン/235席)
・丸ビル「MARUCUBE」(85インチモニター3台/55インチモニター2台)
・パナソニックセンター東京(240インチスクリーン)
・NHK放送博物館(200インチスクリーン/70席)
・NHK放送技術研究所 講堂(300インチスクリーン/234席)
なお、開会式と閉会式の8K観覧には公式サイトからの事前申し込みが必要。パブリック・ビューイングの詳細は公式サイトから確認できる。
NHKではオリンピックに8K中継車を2台派遣。開会式や閉会式、競泳(10日〜13日/各日10時〜)、陸上(14日〜18日/各日8時30分〜)を生中継する。また、柔道やバスケットボール、サッカー男子決勝なども録画で8K放送を行う。
オリンピック以外では、紀行・音楽/エンターテインメント・自然/科学・ドラマ・美術/文化などのジャンルを用意(関連ニュース)。「NHK杯フィギュア スペシャルエキシビジョン」「きゃりーぱみゅぱみゅ スーパーハイビジョン・ライブ スイートパウダールーム」など8K制作した番組や、「大河ファンタジー 精霊の守り人」など4K制作した番組を8Kアップコンバートしての放送などを行う。
籾井会長は「(リオ五輪の8Kパブリック・ビューイングで)できるだけ多くの皆さんに8Kならではの臨場感を体験してほしい」とあいさつ。「東京五輪でも最高水準の放送サービスを実現し、8K4Kの普及にはずみをつけたい」と、4年後の東京オリンピック/パラリンピックに向けての展望も語る。
また、「4Kや8Kの高精細映像は、放送にとどまらず医療やデジタルサイネージなど様々な分野での活用が期待されている。そうした放送分野以外にも力を入れていきたい」とコメント。「放送史の新たな1ページが始まる」とし、「今後も関係者と協力しながら邁進していく」と述べた。
式典には、総務省より総務大臣政務官の輿水恵一氏と、DpaとNexTV-Fが合併した一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)(関連ニュース)理事長の福田俊男氏も出席。
輿水氏は、「試験放送とは言え、8K放送は世界初の試み。我が国の技術力を海外ににアピールする絶好の機会だ」と、8K試験放送開始の偉業を称えるとともに、「8Kは放送サービスの高度化、映像関連市場の活性化、関連分野産業の国際競争力の向上など、我が国の経済成長に大きく寄与するものと考えている」とコメント。
そして「6月2日に閣議決定された『日本再興戦略2016』では、2020年に全国の世帯の約50%で見られることを目指して4K8Kを推進する、としている」と紹介。「総務省としても、ロードマップにそって8K実用放送開始へ制度整備を終え、来年4月には事業者を決められるよう手続きを進めていく」とした。
また、「NHKは公共放送として、4K8Kの普及に向けて先導的な役割を果たしてほしい」とコメント。本日からの8K試験放送についても「多くの方々が魅力ある放送を体験してもらうことで、今後の4K8Kの普及につながることを期待している」と期待を語った。
A-PABの福田氏は、「家電店のテレビ売り場では大型はほとんど4Kモデル。買い物に来た方々は2Kと4Kでは差がクッキリ出ることに気づいている」とし、高精細映像が市場に受け入れられつつあるとコメント。
「8K試験放送の開始は、2年後の実用放送に向けて大きな意義がある」とし、「(試験放送によって8Kコンテンツの)送出側が万全な状態にあることを示す必要がある。我々も十分な情報を視聴者に届けなければならない」と、放送の高度化に向けて改めて決意を語った。
なお、式典の司会はNHKの二宮直輝アナウンサーと、8KのPR番組「スーパーハイビジョンの世界」に出演する葵わかなさんが担当。
二宮アナが「先輩アナウンサーから、『陸上の100mで10秒台と9秒台での会場の熱気の違いは、これまでの映像ではなかなか分からない』と言われたことがあるが、8Kならきっとその凄さも表現できるのではないか」とコメントすれば、葵さんも「開会式の鮮やかさを8Kで見るととても凄そう。競泳の水しぶきなども鮮明に映るのでは」と述べ、8Kでのオリンピック放映をアピールした。
以前から予告されていた(関連ニュース)、衛星放送(BS)による8Kスーパーハイビジョンの試験放送が本日8月1日より正式開始。試験放送は全国のNHK支局などで見ることができる。また、日本時間8月6日(土)から開幕するリオデジャネイロオリンピックも8Kで放送し、下記施設にてパブリック・ビューイングを行う。
・NHKみんなの広場ふれあいホール(520インチスクリーン/235席)
・丸ビル「MARUCUBE」(85インチモニター3台/55インチモニター2台)
・パナソニックセンター東京(240インチスクリーン)
・NHK放送博物館(200インチスクリーン/70席)
・NHK放送技術研究所 講堂(300インチスクリーン/234席)
なお、開会式と閉会式の8K観覧には公式サイトからの事前申し込みが必要。パブリック・ビューイングの詳細は公式サイトから確認できる。
NHKではオリンピックに8K中継車を2台派遣。開会式や閉会式、競泳(10日〜13日/各日10時〜)、陸上(14日〜18日/各日8時30分〜)を生中継する。また、柔道やバスケットボール、サッカー男子決勝なども録画で8K放送を行う。
オリンピック以外では、紀行・音楽/エンターテインメント・自然/科学・ドラマ・美術/文化などのジャンルを用意(関連ニュース)。「NHK杯フィギュア スペシャルエキシビジョン」「きゃりーぱみゅぱみゅ スーパーハイビジョン・ライブ スイートパウダールーム」など8K制作した番組や、「大河ファンタジー 精霊の守り人」など4K制作した番組を8Kアップコンバートしての放送などを行う。
籾井会長は「(リオ五輪の8Kパブリック・ビューイングで)できるだけ多くの皆さんに8Kならではの臨場感を体験してほしい」とあいさつ。「東京五輪でも最高水準の放送サービスを実現し、8K4Kの普及にはずみをつけたい」と、4年後の東京オリンピック/パラリンピックに向けての展望も語る。
また、「4Kや8Kの高精細映像は、放送にとどまらず医療やデジタルサイネージなど様々な分野での活用が期待されている。そうした放送分野以外にも力を入れていきたい」とコメント。「放送史の新たな1ページが始まる」とし、「今後も関係者と協力しながら邁進していく」と述べた。
式典には、総務省より総務大臣政務官の輿水恵一氏と、DpaとNexTV-Fが合併した一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)(関連ニュース)理事長の福田俊男氏も出席。
輿水氏は、「試験放送とは言え、8K放送は世界初の試み。我が国の技術力を海外ににアピールする絶好の機会だ」と、8K試験放送開始の偉業を称えるとともに、「8Kは放送サービスの高度化、映像関連市場の活性化、関連分野産業の国際競争力の向上など、我が国の経済成長に大きく寄与するものと考えている」とコメント。
そして「6月2日に閣議決定された『日本再興戦略2016』では、2020年に全国の世帯の約50%で見られることを目指して4K8Kを推進する、としている」と紹介。「総務省としても、ロードマップにそって8K実用放送開始へ制度整備を終え、来年4月には事業者を決められるよう手続きを進めていく」とした。
また、「NHKは公共放送として、4K8Kの普及に向けて先導的な役割を果たしてほしい」とコメント。本日からの8K試験放送についても「多くの方々が魅力ある放送を体験してもらうことで、今後の4K8Kの普及につながることを期待している」と期待を語った。
A-PABの福田氏は、「家電店のテレビ売り場では大型はほとんど4Kモデル。買い物に来た方々は2Kと4Kでは差がクッキリ出ることに気づいている」とし、高精細映像が市場に受け入れられつつあるとコメント。
「8K試験放送の開始は、2年後の実用放送に向けて大きな意義がある」とし、「(試験放送によって8Kコンテンツの)送出側が万全な状態にあることを示す必要がある。我々も十分な情報を視聴者に届けなければならない」と、放送の高度化に向けて改めて決意を語った。
なお、式典の司会はNHKの二宮直輝アナウンサーと、8KのPR番組「スーパーハイビジョンの世界」に出演する葵わかなさんが担当。
二宮アナが「先輩アナウンサーから、『陸上の100mで10秒台と9秒台での会場の熱気の違いは、これまでの映像ではなかなか分からない』と言われたことがあるが、8Kならきっとその凄さも表現できるのではないか」とコメントすれば、葵さんも「開会式の鮮やかさを8Kで見るととても凄そう。競泳の水しぶきなども鮮明に映るのでは」と述べ、8Kでのオリンピック放映をアピールした。