• ブランド
    特設サイト
公開日 2016/12/17 16:42

<ポタフェス>iFI-Audio、「Nano iOne」など多数の新製品計画を公表/AROMA社長が来日会見

AROMAも新イヤホンや据え置き機開発を予告
編集部:小野佳希
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ヘッドホンなどポータブルオーディオ関連ブランドが集まるイベント「ポタフェス」が開幕。Top Wing Cybersound Groupは、ブース出展に加えて記者会見も実施。同社が扱うAROMAブランドのツァン社長が来日しての会見を行ったほか、iFI-Audioの今後の新製品発売計画も明かした。

iFI-Audioからは多数の新製品の存在が明かされた

AROMA ツァン社長

■iFI-Audioから多数の新製品計画

iFI-Audioブランドからは、「Nano iDSD LE」「Micro iTube2」「Nano iOne」「Pro iDSD」「Pro iESL」という5つの新製品を2017年1月から5月にかけて順次発売する予定であることを公表。

「Nano iDSD LE」は、「Nano iDSD」から一部機能を省略したモデルで、2017年1月半ばの発売を予定。USB入力からSPDIFで出力する機能を省くことで価格を抑えることもでき「まだ詳細は未定なので流動的な部分もあるが、通常のiDSDの2/3ほど、実勢2万円を切るくらいになるのではないか」(同グループ 嶋田氏)とのことだった。

Nano iDSD LE

嶋田氏

「Micro iTube2」は、名前の通りバッファーアンプ「iTube」の新モデル。アナログ部分を強化したモデルとのことだった。こちらの発売は1月または2月になる予定。

Micro iTube2

「Nano iOne」は、「Nano iDSD」の派生モデルという位置づけで、Bluetooth機能を装備。なおバッテリーは非搭載の据え置きモデルになる。2月か3月の発売を予定しているという。

Nano iOne

「Pro iDSD」はプリアンプ/ヘッドホンアンプで3月の発売を予定。フルバランス構成で出力段には真空管を搭載するほかBluetoothにも対応。「具体的にはまだ言えないが、DSD512(11.2MHz)対応よりも上のスペックにも視野に入れている」という。

Pro iDSDの概要

Pro iDSD

「Pro iESL」は、静電型ヘッドホンを駆動させるためのアンプモジュール。出力はプロバイアス/ノーマルバイアス/ダイナミックのバランス出力という3系統を備えている。こちらは5月の発売を予定しているとのことだった。

Pro iESL

また、昨日12月16日に発売されたばかりの「micro iDSD Black Label(BL)」(関連ニュース)にも言及。汎用品ではなく独自チューニングしたカスタムのオペアンプ「OPA2627/2628」を使用していること、XMOSチップもソフトウェアを純正のものでなく独自にプログラミングしたものを使っていることなど、その音質的こだわりを改めて説明した。

micro iDSD Black Labelの基板構造

■Witch Girlシリーズの特徴を解説。新イヤホンや据え置き機の開発計画も明かす

AROMAのツァン社長は、昨日12月16日に発売された12ドライバー搭載イヤホン「Witch Girl 12」を始めとするWitch Girlや、2017年初頭に発売を予定しているポータブルヘッドホンアンプ「Nebula N10」の特徴を紹介。イヤホンについては、Witch Girlシリーズとは別の新モデル開発を計画していることも明かした。

Witch Girl 12

会見では、「Witch Girl S」「Witch Girl Pro」「Witch Girl 12」それぞれの内部構造などを紹介。「Witch Girl Sは主に歌声の表現に特化させて、主にポップスをうまく表現できるよう仕上げた。また、Witch Girl Proはバランスの取れた音の表現に特化させ、クラシック音楽をお好みのお客様に向けて仕上げている」とコメントした。

「Witch Girl 12」の内部構造

「Witch Girl S」no

そして「Witch Girl 12」については、「まるでコンサートホールにいるようなサウンドエクスペリエンスを味わえる」とアピール。なお、「従来、一般的なBAドライバーでは構造上の問題で15kHzくらいから上の帯域がだだ下がりになる傾向にある。だがWitch Girl 12が採用したKnowles社製のドライバーはそれを克服しており、超高域までをキチンと表現できる」(同グループ 菅沼氏)という。

「Witch Girl 12」の内部構造

「Nebula N10」については、デジタル入力を使って3.5mmライン出力を接続するとアンプ段は自動的にシャットダウンして純粋にDACとしてのみ動作すし、一方ライン入力で接続すると、純粋なヘッドホンアンプとしてのみ動作し、DAC段が自動的にシャットダウンするなどの特徴を改めて紹介。

Nebula N10

また、以前の発表会では試作機の展示だったが、端子類やデザインが正式決定した製品版をブースに展示。端子にはLINE IN、LINE OUT、3.5mmアンバランス、2.5mmバランス端子を装備する。

そして前述のように、Witch Girlシリーズとは異なる新たなハイブリッドイヤホンを開発中であることもアナウンス。さらに、「据え置きタイプの製品も開発したいと思っている」と、さらなる製品ラインナップの拡充を図る考えを示した。

そのほかブースにはLotoo「PAW GOLD」など同グループ取り扱い製品が並んでいる

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 連載:世界のオーディオブランドを知る(1)圧倒的な認知と名声「JBL」の歴史を紐解く
2 女子プロゴルフ「スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント」10/4から3日間の放送・配信予定
3 ソニー、イヤホン・ヘッドホン用アプリをリニューアル。「Sound Connect」を新たに提供開始
4 テクニクス、初LRセパレート・ワイヤレススピーカー「SC-CX700」。HDMIからPHONOまで搭載
5 Anker、音質とノイキャン性能を徹底追及した完全ワイヤレス最上位「Soundcore Liberty 4 Pro」
6 Amazon、テレビなど家電の設置回収サービスが無料になるキャンペーン。プライム会員限定
7 好きな映像への没入感が圧倒的!大画面・4K有機ELテレビのハイエンド・LG「OLED G4」徹底レビュー
8 final、川崎市のふるさと納税返礼品に「ZE8000 MK2」など17製品を新たに追加
9 VGP2024で金賞多数!Polk Audioのスピーカーが評論家からもユーザーからも「高評価」を得ているわけ
10 重低音イヤホンの枠を超えた、新たなサウンドの境地。オーディオテクニカ「ATH-CKS50TW2」の進化に迫る
10/4 10:51 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
アナログ Vol.85 2024 AUTUMN
季刊・アナログ
最新号
Vol.85
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX