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公開日 2018/07/07 19:50
<ポタ研>ゼンハイザー「HD 820」最終製品版/JVC「WOOD/SOLIDEGE」ワイヤレス中心に展示
静電型ヘッドホン駆動可能な真空管ヘッドホンアンプなども
フジヤエービック主催のポータブルオーディオ関連イベント「ポータブルオーディオ研究会(ポタ研)2018夏」が開催。本稿では、ゼンハイザー/JVCケンウッド/サトレックスなどの出展内容をレポートする。
■ゼンハイザージャパン
ゼンハイザーのブースでは、同社密閉型ヘッドホンの最上位モデル「HD 820」の最終製品版が登場、試聴展示が行われていた。発売時期は8月上旬頃を予定し、30万円を切るくらいの価格帯を想定しているという。付属ケーブルには3.5mmアンバランスのほか、XLR 4pin、4.4mm5極バランスも用意される。
HD 820は、ダイナミック型ヘッドホンの最上位となる開放型ヘッドホン「HD 800 S」および「HD 800」の密閉型モデルで、1月のCESで発表され(関連ニュース)、春のヘッドホン祭でも出展されていた(関連ニュース)。今回、さらに音質のブラッシュアップを図った最終製品版が完成したとのことで、3台の試聴機が用意された。音質は開放型と比べて音像によりエネルギーが加わり、パワフルなサウンドに仕上げられているとのこと。
特徴的なガラス製イヤーカップは中央部が凹んでおり、ドライバー後部およびその吸音構造に対して、放射される音を適切に反射する「アブソーバーテクノロジー」により、効果的に音波を減衰させることが可能としている。本技術はHD 800 Sなどにも用いられており、密閉型のHD 820に合わせ最適化しているとのこと。
■JVCケンウッド
JVCケンウッドではJVCブランドのネックバンド型Bluetoothイヤホン「WOOD Wireless 02 inner」「SOLIDEGE Wireless 02 inner」をメインに出展。有線モデル「WOOD 02 inner」「SOLIDEGE 02 inner」と合わせて展示し、試聴ができるようになっていた。
両モデルとも、独自の高音質化技術「K2 TECHNOLOGY」をBluetoothに最適化して搭載した点が特徴(関連ニュース)。これはデジタル音源化や圧縮処理により失われた音楽情報を波形補正処理することで再生成し、原音を忠実に再現する独自技術で、ワイヤレスでもハイレゾ相当(192kHz/24bitフォーマット)の高音質再生を実現できるという。
WOOD Wireless 02 innerは10mm ウッドドーム・ユニットによるダイナミック型ドライバーを搭載した温かみある音質で、SOLIDEGE Wireless 02 innerは11mm D3ドライバーユニットによるダイナミック型ドライバーを搭載したシャープで高解像度なモデル。いずれも有線モデルの時から好評で、「Bluetoothモデルが欲しい」とい声も多くあったという。イベントでも両方を聴き比べにユーザーも多く見られた。
■サトレックス
サトレックスでは同社イヤホン「Tubomi」シリーズなど従来モデルの展示のほか、Bluetoothケーブル「BTC-100」を参考出展。7月30日発売予定で、価格は6,980円前後を想定する。
MMCX端子対応で、主に耳掛け式イヤホンとの接続を想定してケーブル長さを1mと長めに設計。長めにすることでリモコンが耳から余裕ある位置にくるので、操作しやすいとのこと。デザインもシンプルなものとし、様々なイヤホンに合わせやすいとしている。BluetoothはVer4.2、対応コーデックはSBCのみ。
■ANALOG SQUARED PAPER/JABEN NETWORK
ANALOG SQUARED PAPERでは、世界初という静電型ヘッドホン駆動が可能な真空管ポータブルヘッドホンアンプ「TUR-06es」を出展。本製品は受注生産となり、8月から受注を開始予定、価格は45万円程度とのこと。
TUR-06esでは電源回路設計を工夫して、乾電池の電圧7.4Vから、ノイズの発生を防ぎながら180Vまたは250Vの高電圧を生成。これにより静電型ヘッドホンの駆動を可能にしたという。また、一般的なトランス昇圧式ではなく、真空管直結の作動方式を採用することで、劣化なくクリアな音質を実現するとしている。
同社では電源部のライトの色や本体カラーなど、ユーザーの要望に合わせてカスタマイズ可能とのことで、ブースにはこれまで製作した様々なデザインを展示していた。
■マス工房
マス工房では、ポータブルヘッドホンアンプ「model 424」を参考出展。本製品は「model 404」のバランス回路をそのまま使用し、音質は引き継ぎながらも、搭載端子を4.4mm5極バランス入力/XLR出力のみの最小限にしてよりコンパクトにしたモデル。電源は乾電池4本で駆動する。8月発売予定で、直販通常価格は18万円(送料・税抜)だが、発売記念として50台限定で15万円(送料・税抜)でも販売される。
■ゼンハイザージャパン
ゼンハイザーのブースでは、同社密閉型ヘッドホンの最上位モデル「HD 820」の最終製品版が登場、試聴展示が行われていた。発売時期は8月上旬頃を予定し、30万円を切るくらいの価格帯を想定しているという。付属ケーブルには3.5mmアンバランスのほか、XLR 4pin、4.4mm5極バランスも用意される。
HD 820は、ダイナミック型ヘッドホンの最上位となる開放型ヘッドホン「HD 800 S」および「HD 800」の密閉型モデルで、1月のCESで発表され(関連ニュース)、春のヘッドホン祭でも出展されていた(関連ニュース)。今回、さらに音質のブラッシュアップを図った最終製品版が完成したとのことで、3台の試聴機が用意された。音質は開放型と比べて音像によりエネルギーが加わり、パワフルなサウンドに仕上げられているとのこと。
特徴的なガラス製イヤーカップは中央部が凹んでおり、ドライバー後部およびその吸音構造に対して、放射される音を適切に反射する「アブソーバーテクノロジー」により、効果的に音波を減衰させることが可能としている。本技術はHD 800 Sなどにも用いられており、密閉型のHD 820に合わせ最適化しているとのこと。
■JVCケンウッド
JVCケンウッドではJVCブランドのネックバンド型Bluetoothイヤホン「WOOD Wireless 02 inner」「SOLIDEGE Wireless 02 inner」をメインに出展。有線モデル「WOOD 02 inner」「SOLIDEGE 02 inner」と合わせて展示し、試聴ができるようになっていた。
両モデルとも、独自の高音質化技術「K2 TECHNOLOGY」をBluetoothに最適化して搭載した点が特徴(関連ニュース)。これはデジタル音源化や圧縮処理により失われた音楽情報を波形補正処理することで再生成し、原音を忠実に再現する独自技術で、ワイヤレスでもハイレゾ相当(192kHz/24bitフォーマット)の高音質再生を実現できるという。
WOOD Wireless 02 innerは10mm ウッドドーム・ユニットによるダイナミック型ドライバーを搭載した温かみある音質で、SOLIDEGE Wireless 02 innerは11mm D3ドライバーユニットによるダイナミック型ドライバーを搭載したシャープで高解像度なモデル。いずれも有線モデルの時から好評で、「Bluetoothモデルが欲しい」とい声も多くあったという。イベントでも両方を聴き比べにユーザーも多く見られた。
■サトレックス
サトレックスでは同社イヤホン「Tubomi」シリーズなど従来モデルの展示のほか、Bluetoothケーブル「BTC-100」を参考出展。7月30日発売予定で、価格は6,980円前後を想定する。
MMCX端子対応で、主に耳掛け式イヤホンとの接続を想定してケーブル長さを1mと長めに設計。長めにすることでリモコンが耳から余裕ある位置にくるので、操作しやすいとのこと。デザインもシンプルなものとし、様々なイヤホンに合わせやすいとしている。BluetoothはVer4.2、対応コーデックはSBCのみ。
■ANALOG SQUARED PAPER/JABEN NETWORK
ANALOG SQUARED PAPERでは、世界初という静電型ヘッドホン駆動が可能な真空管ポータブルヘッドホンアンプ「TUR-06es」を出展。本製品は受注生産となり、8月から受注を開始予定、価格は45万円程度とのこと。
TUR-06esでは電源回路設計を工夫して、乾電池の電圧7.4Vから、ノイズの発生を防ぎながら180Vまたは250Vの高電圧を生成。これにより静電型ヘッドホンの駆動を可能にしたという。また、一般的なトランス昇圧式ではなく、真空管直結の作動方式を採用することで、劣化なくクリアな音質を実現するとしている。
同社では電源部のライトの色や本体カラーなど、ユーザーの要望に合わせてカスタマイズ可能とのことで、ブースにはこれまで製作した様々なデザインを展示していた。
■マス工房
マス工房では、ポータブルヘッドホンアンプ「model 424」を参考出展。本製品は「model 404」のバランス回路をそのまま使用し、音質は引き継ぎながらも、搭載端子を4.4mm5極バランス入力/XLR出力のみの最小限にしてよりコンパクトにしたモデル。電源は乾電池4本で駆動する。8月発売予定で、直販通常価格は18万円(送料・税抜)だが、発売記念として50台限定で15万円(送料・税抜)でも販売される。