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公開日 2018/08/30 20:26
<IFA>ソニー、フラグシップイヤホン「IER-Z1R」欧州発表 。2D+1BAのハイブリッド、2,200ユーロ
モニタータイプは欧州では未発表
ソニーは、ドイツ・ベルリンの国際コンシューマーエレクトロニクス展示会「IFA 2018」開幕に先立ちプレスカンファレンスを実施。イヤホンのフラグシップモデル「IER-Z1R」を公開した。欧州での想定価格は2,200ユーロ前後で、発売は11月以降を予定する。日本への導入については未定。
今年8月上旬、中国の「香港ハイエンドAVショウ」で公開されたものがグローバルでも発表されたかたち(関連ニュース)。
同社フラグシップヘッドホン「MDR-Z1R」と同じ“シグネチャーシリーズ”にラインナップされる製品で、空気感を重視したリスニング向けチューニングが施されているという。
ドライバーは12mmダイナミックドライバー、独自開発のバランスド・アーマチュア、5mmダイナミックドライバーという3ドライバーのハイブリッド構成。マグネシウム製のインナーハウジングに装着されており、位相を揃える工夫がなされている。
12mmダイナミックドライバーの振動板は、マグネシウム薄膜のドーム、アルミニウムコートLCPのエッジという2種類の素材を組み合わせた構造。ドライバー背面には空気圧を調節する「サウンド・スペースコントロール」が設けられている。
バランスド・アーマチュアは新規開発のモデルを搭載。振動板はマグネシウムを用いることで音のクリアさを、ボイスコイルには銀コート導線を用いることで駆動力を、それぞれ従来の同社製バランスド・アーマチュアより向上させている。
5mmダイナミックドライバーの振動板はアルミニウムコートLCPを新設計にて造形。さらに12mmダイナミックドライバーとは同軸に配置される。
外部ハウジングは硬度/耐食性ともに非常に高いジルコニウムを採用。質量はあるが、耳に負荷がかかりにくくなるようデザインしたという。またフェイスプレートは高級腕時計などにも採用される「ペルラージュ加工」により仕上げられている。
実際に「NW-WM1A」に4.4バランスで接続してデモ機を試聴すると、高域から低域までクッキリとした輪郭に、耳を包み込むような音の広がりが両立されている点がとても印象的。一般的なイヤホンではボリューム60前後で適度な音量が取れるところ、IER-Z1Rでは80まで上げて同程度となった。
ジルコニウムの筐体は手に持った際にはかなりの重みを感じるが、装着時には耳掛けしたケーブルとイヤーピースの2箇所でうまく固定され、耳から徐々にずれ落ちていくこともなかった。
再生周波数帯域は3Hz〜100kHz。音圧感度は103dB/mW。インピーダンスは40Ω。最大入力は100mW。
なお、同じく香港で発表されていた、モニタータイプのイヤホン「IER-M9」「IER-M7」も出展する。こちらは欧州では販売せず、北米などでの発売を予定。日本国内への導入時期は未定とされている。
今年8月上旬、中国の「香港ハイエンドAVショウ」で公開されたものがグローバルでも発表されたかたち(関連ニュース)。
同社フラグシップヘッドホン「MDR-Z1R」と同じ“シグネチャーシリーズ”にラインナップされる製品で、空気感を重視したリスニング向けチューニングが施されているという。
ドライバーは12mmダイナミックドライバー、独自開発のバランスド・アーマチュア、5mmダイナミックドライバーという3ドライバーのハイブリッド構成。マグネシウム製のインナーハウジングに装着されており、位相を揃える工夫がなされている。
12mmダイナミックドライバーの振動板は、マグネシウム薄膜のドーム、アルミニウムコートLCPのエッジという2種類の素材を組み合わせた構造。ドライバー背面には空気圧を調節する「サウンド・スペースコントロール」が設けられている。
バランスド・アーマチュアは新規開発のモデルを搭載。振動板はマグネシウムを用いることで音のクリアさを、ボイスコイルには銀コート導線を用いることで駆動力を、それぞれ従来の同社製バランスド・アーマチュアより向上させている。
5mmダイナミックドライバーの振動板はアルミニウムコートLCPを新設計にて造形。さらに12mmダイナミックドライバーとは同軸に配置される。
外部ハウジングは硬度/耐食性ともに非常に高いジルコニウムを採用。質量はあるが、耳に負荷がかかりにくくなるようデザインしたという。またフェイスプレートは高級腕時計などにも採用される「ペルラージュ加工」により仕上げられている。
実際に「NW-WM1A」に4.4バランスで接続してデモ機を試聴すると、高域から低域までクッキリとした輪郭に、耳を包み込むような音の広がりが両立されている点がとても印象的。一般的なイヤホンではボリューム60前後で適度な音量が取れるところ、IER-Z1Rでは80まで上げて同程度となった。
ジルコニウムの筐体は手に持った際にはかなりの重みを感じるが、装着時には耳掛けしたケーブルとイヤーピースの2箇所でうまく固定され、耳から徐々にずれ落ちていくこともなかった。
再生周波数帯域は3Hz〜100kHz。音圧感度は103dB/mW。インピーダンスは40Ω。最大入力は100mW。
なお、同じく香港で発表されていた、モニタータイプのイヤホン「IER-M9」「IER-M7」も出展する。こちらは欧州では販売せず、北米などでの発売を予定。日本国内への導入時期は未定とされている。