• ブランド
    特設サイト
公開日 2018/08/30 20:15

<IFA>ソニー、新4K有機ELテレビ “BRAVIA MASTER”「AF9」正式発表。55型2,999ユーロで9月発売

65型は3,999ユーロ。日本でも発売
編集部:小野佳希
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーは、IFA2018において、“BRAVIA”(ブラビア)のフラグシップ4K有機ELテレビ「AF9シリーズ」の欧州における価格と発売時期を発表。65型の「KD-65AF9」を3,999ユーロ程度、55型の「KD-65AF9」を2,999ユーロ程度で9月に発売する。また、日本市場も導入予定であることも明かした。

AF9

IFA会場で展示されている実機

なお、“MASTERシリーズ”として同時発表した液晶モデルの新フラグシップ機「ZF9シリーズ」も同様に価格と発売時期を発表。そちらは別項でレポートしている。また、日本での発売に関しては“導入予定”であることのみの発表。詳しい時期や価格などは明かされていない。

先行して発表されていたモデル(関連ニュース)の詳細が発表された格好。クリエイターの制作意図を忠実に再現し、スタジオレベルの画質をユーザーに届けられるモデルであるということでMASTERシリーズと命名したという。

新映像プロセッサー「X1 Ultimate」を初搭載。2018年モデルが搭載していた「X1 Extreme」から処理能力が2倍になり、これにより画質を大幅に高めたという。

X1 Ultimateの新機能としてオブジェクト型超解像に対応。これまでの信号分析に加えて、オブジェクトごとに最適な処理を行うためのグルーピングも並行して行って超解像処理をかけられるようになった。これにより、ノイズは抑えながら細部まで精細感が高まり、さらに立体感が向上するという。例えば草原に複数の動物がいるような映像では、背景の草原の精細感の高さと、動物の毛皮のソフトで自然な描写を両立できるとのことだった。

また、ノイズリダクションの精度も向上。細かいノイズまで砕ききり、地デジなどの低品質映像もさらに高画質にするという。

さらに、SDR映像をHDRにアップコンバートする「HDRリマスター」も進化。例えばブドウという被写体であれば、これまでは一房全体という単位で認識していたが、今回はブドウの一粒ごとに対象を認識。より細部までコントラストを最適化できるようになり、映像の立体感が向上したという。

プロセッサー以外の面でも新たな高画質化機能を投入。有機ELパネルのポテンシャルを最大限引き出せるよう、パネル制御技術「ピクセル コントラスト ブースター」を搭載した。

従来の4K有機ELテレビでは、一般的に高輝度時は制御機能が入るため色域を最大化できない。一方、同技術では高輝度時も色域を最大化できるようにし、X1 Ultimateとの組み合わせによって高輝度時の色用言をより鮮やかにし、高コントラストを実現するという。

Netflix用に画質を最適化する映像モード「Netflix Calibrated Mode」も新搭載。Netflixの技術陣による協力を得て、Netflixの制作陣が意図する画質で作品を視聴できるようにしたという。なお、本モードは作品のジャンルやメタデータなどを見て作品ごとに画質パラメーターを都度変更するのではなく、Netflix全体に対して適用される。

そのほか、Calmanを使ったキャリブレーションにも対応している。

音質面では、「A1」「A8F」から搭載する、画面そのものを振動させることで高音質化を図る「アコースティック サーフェス」技術が「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」に進化。アクチュエーターとサブウーファーを従来より1基ずつ増やし、従来は2.1ch/最大出力50Wだったところから、3.2ch/98Wになった。

アクチュエーターは従来の左右に加えて中央に1基追加。サブウーファーは2基を横向きに実装している。これにより、フラットな音質から立体音質へと大幅に音質が進化したとしている。

そのほか音質面では「センタースピーカーモード」を新搭載。背面にスピーカーケーブル端子を装備し、AVアンプと接続できるようにした。これによって、5.1chなどマルチチャンネル環境のセンタースピーカーとして本機AF9を利用できるようにし、登場人物のセリフや歌声などが画面から聴こえるようにした。

OSにはAndroid 8.0を搭載し、Googleアシスタントbuilt-inにも対応。リモコンにはNetflixなど各種ネット動画サービス専用ボタンも引き続き搭載している。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX