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公開日 2019/10/01 18:46
都内初ドルビーシネマ「丸の内ピカデリー」は映画にドップリ浸れる非日常空間だった
10月4日オープン
マルチプレックスシアターズは、東京都千代田区内の複合商業施設である『有楽町マリオン』にて運営する映画館「丸の内ピカデリー」に、都内初の「Dolby Cinema(ドルビーシネマ)」を、2019年10月4日(金)にオープンする。
ドルビーシネマは、最先端の映像技術「Dolby Vision(ドルビービジョン)」と立体音響技術の「Dolby Atmos (ドルビーアトモス)」を採用、さらにシネマ全体に最適化されたシアターデザインを融合することで、より豊かなシネマ体験を実現するという施設。日本ではT・ジョイ博多、MOVIXさいたま、梅田ブルク7に続く国内4館めの導入で、都内初となる。
今回オープンする丸の内ピカデリーのドルビーシネマは、有楽町マリオンの9Fにある「丸の内ピカデリー1・2」ではなく、5Fの「丸の内ピカデリー3」が “ドルビーシネマ専用劇場” として設計された。
通路や待合スペースなど、すべて黒を基調としたドルビーシネマの世界観に統一。エレベーターから降りてすぐ、その空間に足を踏み入れることになるが、まるで非日常空間に入り込むような感覚がある。
ロビーにはイタリア家具の最高峰・カッシーナのソファー「ASPEN」を設置。席図もパネルではなく、壁にプロジェクターで映し出すなど、細部にこだわった。売店のメニューも、オイルをまったく使わず熱風だけでポッピングした日本初グルメポップコーン専門店「ヒルバレー」とコラボした「シネマグルメポップコーン」や、映画館で初導入となる東京第1号地ビール「隅田川ブルーイング」など、多彩に用意する。
劇場エントランス部分には、ドルビーシネマを大きくアピールするロゴとともに、上映作品に合わせた映像を流すAVP(オーディオ・ビジュアル・パスウェイ)を設置する点も、丸の内ピカデリーの特徴だ。席に着く前から、作品のイメージに浸ることができる。
本日開催されたメディア向け内覧会では、著名な映画監督、俳優たちがドルビーシネマについて言及するデモ映像が流された。一様に口にしたのは、ドルビーシネマが映像と音、その両面で映画における表現のレベルを高めること、アーティストたちはドルビーシネマのファンであるということだった。
そのメリットの1つであるコントラストの高さを示すデモとして、中央に小さな白い点、それ以外はすべて黒という映像が、まず通常の4Kプロジェクターで映し出された。そしてスクリーンの前に人が立つと、黒であるはずの場所に、人影がハッキリと見て取れる。一方、ドルビーシネマに切り替えると、そこに立っているはずの人がほとんど見えなくなる。完全な暗闇ではないためわずかには見えるものの、このコントラスの違いが、明るいシーン、暗いシーンを問わず映像表現において極めて大きな差となって表れるはずだ。
会場では、松竹株式会社 代表取締役社長 迫本淳一氏が登壇。「日本初のオールカラー映画など、松竹は新しいことにチャレンジしてきた。ドルビーシネマは令和初の取り組みとしてふさわしい。映画館は生産者と消費者を結びつける媒介の場としてだけでなく、ライブ感のある、ネットでは体験できない価値を生み出していると考えている。爆音上映や応援上映など、新しい上映の仕方も流行っている。そのなかでも、ドルビーシネマは究極のシネマ体験を提供できる」と挨拶し、丸の内ピカデリーへ期待を寄せた。
またドルビージャパン株式会社 代表取締役社長 大沢幸弘氏が、ドルビーシネマの特徴を改めて解説。その表現能力の高さに触れたうえで、「時間や仕事に追われる日常のなかで、映画が力を与えてくれる。映画館で見る映画の素晴らしさをもう一度多くの人に知ってもらいたい。そんな思いを込めた、都内初のドルビーシネマがオープンします」とアピールした。
丸の内ピカデリーのドルビーシネマオープニング作品は、ワーナー ブラザース ジャパン配給の『ジョーカー』(出演:ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ/監督:トッド・フィリップス)。その後、『IT/イット THE END “それ” が見えたら、終わり。』(11月1日)、『アナと雪の女王2』(11月22日)、『ドクター・スリープ』(11月29日)、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(12月20日)の上映が予定されている。
さらに、2020年新春には『劇場版「機動戦士ガンダム」I、II、III」、2020年3月には『Fukushima50』がドルビーシネマ作品として上映される。チケットのインターネット購入は上映3日前から可能。*初出時、Fukushima50が邦画初のドルビーシネマとしていましたが、これは誤りでした。お詫びして訂正いたします。
会場の座席数は255席(うち車椅子席2席)。シアター内の最前列(A席)には、10席限定でオットマン付リクライニングシートが設置されており、ゆったりとくつろぎながら映画を鑑賞できる。料金はドルビーシネマでは鑑賞料金+一律600円、ドルビーシネマ3D作品は鑑賞料金+一律1,000円だ。
ドルビーシネマが都内に完成したということは、すでに関東圏にMOVIXさいたまが存在していたとはいえ、会社帰りなどにより気軽に高品質な映像鑑賞が楽しめるようになるということからも、非常にありがたいと感じる方は多いだろう。丸の内ピカデリーによりドルビーシネマが “お近く” になった方は、少なくとも一度は600円をプラスして払う価値はあるはずだ。
ドルビーシネマは、最先端の映像技術「Dolby Vision(ドルビービジョン)」と立体音響技術の「Dolby Atmos (ドルビーアトモス)」を採用、さらにシネマ全体に最適化されたシアターデザインを融合することで、より豊かなシネマ体験を実現するという施設。日本ではT・ジョイ博多、MOVIXさいたま、梅田ブルク7に続く国内4館めの導入で、都内初となる。
今回オープンする丸の内ピカデリーのドルビーシネマは、有楽町マリオンの9Fにある「丸の内ピカデリー1・2」ではなく、5Fの「丸の内ピカデリー3」が “ドルビーシネマ専用劇場” として設計された。
通路や待合スペースなど、すべて黒を基調としたドルビーシネマの世界観に統一。エレベーターから降りてすぐ、その空間に足を踏み入れることになるが、まるで非日常空間に入り込むような感覚がある。
ロビーにはイタリア家具の最高峰・カッシーナのソファー「ASPEN」を設置。席図もパネルではなく、壁にプロジェクターで映し出すなど、細部にこだわった。売店のメニューも、オイルをまったく使わず熱風だけでポッピングした日本初グルメポップコーン専門店「ヒルバレー」とコラボした「シネマグルメポップコーン」や、映画館で初導入となる東京第1号地ビール「隅田川ブルーイング」など、多彩に用意する。
劇場エントランス部分には、ドルビーシネマを大きくアピールするロゴとともに、上映作品に合わせた映像を流すAVP(オーディオ・ビジュアル・パスウェイ)を設置する点も、丸の内ピカデリーの特徴だ。席に着く前から、作品のイメージに浸ることができる。
本日開催されたメディア向け内覧会では、著名な映画監督、俳優たちがドルビーシネマについて言及するデモ映像が流された。一様に口にしたのは、ドルビーシネマが映像と音、その両面で映画における表現のレベルを高めること、アーティストたちはドルビーシネマのファンであるということだった。
そのメリットの1つであるコントラストの高さを示すデモとして、中央に小さな白い点、それ以外はすべて黒という映像が、まず通常の4Kプロジェクターで映し出された。そしてスクリーンの前に人が立つと、黒であるはずの場所に、人影がハッキリと見て取れる。一方、ドルビーシネマに切り替えると、そこに立っているはずの人がほとんど見えなくなる。完全な暗闇ではないためわずかには見えるものの、このコントラスの違いが、明るいシーン、暗いシーンを問わず映像表現において極めて大きな差となって表れるはずだ。
会場では、松竹株式会社 代表取締役社長 迫本淳一氏が登壇。「日本初のオールカラー映画など、松竹は新しいことにチャレンジしてきた。ドルビーシネマは令和初の取り組みとしてふさわしい。映画館は生産者と消費者を結びつける媒介の場としてだけでなく、ライブ感のある、ネットでは体験できない価値を生み出していると考えている。爆音上映や応援上映など、新しい上映の仕方も流行っている。そのなかでも、ドルビーシネマは究極のシネマ体験を提供できる」と挨拶し、丸の内ピカデリーへ期待を寄せた。
またドルビージャパン株式会社 代表取締役社長 大沢幸弘氏が、ドルビーシネマの特徴を改めて解説。その表現能力の高さに触れたうえで、「時間や仕事に追われる日常のなかで、映画が力を与えてくれる。映画館で見る映画の素晴らしさをもう一度多くの人に知ってもらいたい。そんな思いを込めた、都内初のドルビーシネマがオープンします」とアピールした。
丸の内ピカデリーのドルビーシネマオープニング作品は、ワーナー ブラザース ジャパン配給の『ジョーカー』(出演:ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ/監督:トッド・フィリップス)。その後、『IT/イット THE END “それ” が見えたら、終わり。』(11月1日)、『アナと雪の女王2』(11月22日)、『ドクター・スリープ』(11月29日)、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(12月20日)の上映が予定されている。
さらに、2020年新春には『劇場版「機動戦士ガンダム」I、II、III」、2020年3月には『Fukushima50』がドルビーシネマ作品として上映される。チケットのインターネット購入は上映3日前から可能。*初出時、Fukushima50が邦画初のドルビーシネマとしていましたが、これは誤りでした。お詫びして訂正いたします。
会場の座席数は255席(うち車椅子席2席)。シアター内の最前列(A席)には、10席限定でオットマン付リクライニングシートが設置されており、ゆったりとくつろぎながら映画を鑑賞できる。料金はドルビーシネマでは鑑賞料金+一律600円、ドルビーシネマ3D作品は鑑賞料金+一律1,000円だ。
ドルビーシネマが都内に完成したということは、すでに関東圏にMOVIXさいたまが存在していたとはいえ、会社帰りなどにより気軽に高品質な映像鑑賞が楽しめるようになるということからも、非常にありがたいと感じる方は多いだろう。丸の内ピカデリーによりドルビーシネマが “お近く” になった方は、少なくとも一度は600円をプラスして払う価値はあるはずだ。