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公開日 2020/09/09 10:04
ソニー、新4Kプロジェクター「VPL-VW775/VW575」。新機能で明暗両方の表現力向上
新機能「ダイナミックHDRエンハンサー」搭載
ソニーは、新機能「ダイナミックHDRエンハンサー」によって明部と暗部両方の表現力を向上させたというレーザー光源の4K SXRDプロジェクター「VPL-VW775」を9月18日に、同機能搭載のランプ光源モデル「VPL-VW575」を10月9日に発売する。ともにオープン価格だがVPL-VW775は税抜135万円前後、VPL-VW575は税抜80万円前後での発売が予想される。
両モデルとも独自のネイティブ4K(4,096×2,160)パネル「4K SXRD」を採用した4Kプロジェクター。VPL-VW775はZ-Phosphorレーザーダイオード光源を採用した「VPL-VW745」の後継モデルで、VPL-VW575は1,800ルーメンの明るさを持つランプ光源機「VPL-VW555」の後継モデルという位置づけ。ともに新機能「ダイナミックHDRエンハンサー」を搭載して性能を向上させた。
ダイナミックHDRエンハンサーでは、新たに搭載したLSIによってフレームごとにダイナミックレンジを調整し、映像の明るい部分をより明るく輝かせる。一方で、アイリスをよりダイナミックに制御し暗部を沈ませる。これにより、HDRコンテンツの表現を崩さず、最適なコントラストを提供するとしている。なお、新LSIには同社製テレビ“BRAVIA”(ブラビア)で培った技術を投入しているとのこと。また、LSIが異なる従来機では、ソフトウェアアップデート等で本機能を追加することはできない。
さらに、VPL-VW775では前モデルから引き続き搭載するデュアルコントラストコントロールでのレーザー光源の調整とアイリス連動も進化。これによって黒をより沈みこませながら明部を輝かせるという。
VPL-VW575は、これまでレーザー光源モデルのみの搭載だった「デジタルフォーカスオプティマイザー」機能を、ランプ光源モデルとして初搭載。上位機として同時発表された上記VPL-VW775や、さらに上位クラスのモデルとなるVPL-VW855と同じ機能が搭載された。
同機能では、レンズの収差を画面上の座標と画質のパターンから最適化。光学的な劣化を事前に補償する信号処理と、画像のパターンを解析して最適な補正処理という2つのデジタル処理を行うことで、レンズ性能を評価する指標のひとつであるMTF(Modulation Transfer Function/空間解像度)を向上させる。これにより、理想的な4K映像を提供するとしている。
上記以外のスペックは従来機から継続で、両機ともHDMI 2.0準拠により4K/60p 18Gbps信号伝送に対応。HDRではHDR10/HLG/HDRリファレンスに対応している。なお、新機能は上記のようにデュアルコントラストコントロールのみだが、同機能による従来機からの進化度合いはかなり大きいと同社はアピールしている。
フロントレンズも引き続き“ガラス同等の画質を実現した”とするプラスチック素材の4Kレンズを搭載。非球面レンズを採用し、球面レンズよりも有効レンズ口径が大きく、歪みが少ないとのこと。これによって大きな画像を効率的に投影し、画像の隅のぼけを最小限に抑えながら、より鮮明でレンズシフトの柔軟性も提供するとしている。MTF値では他社のオールガラスレンズにも勝る測定結果を実現しているという。
4K用モーションフローや、1,000nit調整コンテンツ専用のHDRリファレンスモード、オートキャリブレーション機能、ゲーム用遅延低減モードも引き続き搭載。様々な画面サイズを記憶させておけるピクチャーポジション機能も備えている。
そのほか、両機の違いとしては前モデル同様に上位機のVPL-VW775が背面排気を採用。排気による陽炎現象が起こらないよう配慮している。
レンズシフト幅はVPL-VW775がV±80%、H±31%、VPL-VW575はV+85%/−80%、H±31%。輝度はVPL-VW775が2,000ルーメンで、VPL-VW575が1,800ルーメン。
両モデルとも独自のネイティブ4K(4,096×2,160)パネル「4K SXRD」を採用した4Kプロジェクター。VPL-VW775はZ-Phosphorレーザーダイオード光源を採用した「VPL-VW745」の後継モデルで、VPL-VW575は1,800ルーメンの明るさを持つランプ光源機「VPL-VW555」の後継モデルという位置づけ。ともに新機能「ダイナミックHDRエンハンサー」を搭載して性能を向上させた。
ダイナミックHDRエンハンサーでは、新たに搭載したLSIによってフレームごとにダイナミックレンジを調整し、映像の明るい部分をより明るく輝かせる。一方で、アイリスをよりダイナミックに制御し暗部を沈ませる。これにより、HDRコンテンツの表現を崩さず、最適なコントラストを提供するとしている。なお、新LSIには同社製テレビ“BRAVIA”(ブラビア)で培った技術を投入しているとのこと。また、LSIが異なる従来機では、ソフトウェアアップデート等で本機能を追加することはできない。
さらに、VPL-VW775では前モデルから引き続き搭載するデュアルコントラストコントロールでのレーザー光源の調整とアイリス連動も進化。これによって黒をより沈みこませながら明部を輝かせるという。
VPL-VW575は、これまでレーザー光源モデルのみの搭載だった「デジタルフォーカスオプティマイザー」機能を、ランプ光源モデルとして初搭載。上位機として同時発表された上記VPL-VW775や、さらに上位クラスのモデルとなるVPL-VW855と同じ機能が搭載された。
同機能では、レンズの収差を画面上の座標と画質のパターンから最適化。光学的な劣化を事前に補償する信号処理と、画像のパターンを解析して最適な補正処理という2つのデジタル処理を行うことで、レンズ性能を評価する指標のひとつであるMTF(Modulation Transfer Function/空間解像度)を向上させる。これにより、理想的な4K映像を提供するとしている。
上記以外のスペックは従来機から継続で、両機ともHDMI 2.0準拠により4K/60p 18Gbps信号伝送に対応。HDRではHDR10/HLG/HDRリファレンスに対応している。なお、新機能は上記のようにデュアルコントラストコントロールのみだが、同機能による従来機からの進化度合いはかなり大きいと同社はアピールしている。
フロントレンズも引き続き“ガラス同等の画質を実現した”とするプラスチック素材の4Kレンズを搭載。非球面レンズを採用し、球面レンズよりも有効レンズ口径が大きく、歪みが少ないとのこと。これによって大きな画像を効率的に投影し、画像の隅のぼけを最小限に抑えながら、より鮮明でレンズシフトの柔軟性も提供するとしている。MTF値では他社のオールガラスレンズにも勝る測定結果を実現しているという。
4K用モーションフローや、1,000nit調整コンテンツ専用のHDRリファレンスモード、オートキャリブレーション機能、ゲーム用遅延低減モードも引き続き搭載。様々な画面サイズを記憶させておけるピクチャーポジション機能も備えている。
そのほか、両機の違いとしては前モデル同様に上位機のVPL-VW775が背面排気を採用。排気による陽炎現象が起こらないよう配慮している。
レンズシフト幅はVPL-VW775がV±80%、H±31%、VPL-VW575はV+85%/−80%、H±31%。輝度はVPL-VW775が2,000ルーメンで、VPL-VW575が1,800ルーメン。