• ブランド
    特設サイト
公開日 2022/08/23 10:03

ソニー、立体音響「360 SSM」対応サウンドバー拡充。5.1.2ch「HT-A5000」と3.1ch「HT-A3000」

別売リアスピーカーとの組み合わせで
編集部:小野佳希
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーは、独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」にも対応する新たなサウンドバー「HT-A5000」と「HT-A3000」を発表。上位機のHT-A5000を10月22日に、もう一方のHT-A3000を9月10日に発売する。ともにオープン価格だがHT-A5000は税込120,000円前後、HT-A3000は税込88,000円前後での実売が予想される。

HT-A5000

■独自立体音響「360 Spatial Sound Mapping」対応サウンドバーのラインナップが拡充



2機種ともサブウーファーを内蔵する、いわゆる “一本バー” タイプのサウンドバー。HT-A5000はイネーブルドスピーカーも搭載する5.1.2chモデル、HT-A3000はイネーブルドスピーカーのない3.1chモデルとなる。

HT-A3000

両モデルとも、別売のワイヤレスリアスピーカー「SA-RS5」か「SA-RS3S」と組み合わせることで、立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping(360 SSM)」を利用可能に。また、ワイヤレスサブウーファー「SA-SW5」「SA-SW3」を追加してさらに低音を強化することもできる。

HT-A5000と別売リアスピーカー/サブウーファーを組み合わせた際の音場イメージ

360 SSMは、空間にファントム(仮想)スピーカーを生成することで、バーチャルサラウンドとは異なる広い音場を生み出すという技術。これまで「HT-A9」と「HT-A7000」の2機種のみだった360 SSM対応製品のラインナップが拡充された格好だ。

HT-A7000/A5000/A3000のサイズ比較

もちろんリアスピーカーなどを別途追加せず、サウンドバー本体のみでも使用可能。ともに独自技術の「S-Force PROフロントサラウンド」と「バーティカルサラウンドエンジン」を搭載し、両者を同時に駆動させることで、より密度の濃いサラウンド音場を体験できるとしている。

■イネーブルドスピーカー搭載5.1.2ch機「HT-A5000」



HT-A5000は、上位機HT-A7000で採用していたイネーブルドスピーカーとビームトゥイーターも搭載。イネーブルドスピーカーによる天井からの反射で音を立体的にするとともに、ビームトゥイーターによる壁からの反射でよりワイドな音場を生成するという。

HT-A7000(上)同様に上向きのイネーブルドスピーカーを搭載

なお、フロントスピーカーとイネーブルドスピーカー、内蔵サブウーファーには、HT-A7000同様に「X-balanced Speaker unit」を搭載。フロントスピーカーとイネーブルドスピーカーはユニット口径も同じ(フロント 46mm×54mm/イネーブルド 46mm×54mm)で、ウーファーのサイズはA7000が51mm×97mmだったのに対し、本機は45mm×108mmとなる。

HT-A5000の内部構造

実力最大出力は各チャンネル50Wの総合450Wで、本体サイズは1,210W×67H×140Dmm(突起部除く)。7.1.2chのHT-A7000よりスピーカー数が減ったこともあり、少し小型化している。

HT-A5000のリモコン

HDMI端子はeARC対応の入力とARC対応の出力を1系統ずつ装備し、HDMI 2.1、HDCP2.3/2.2に対応。8K HDRや4K 120p、ドルビービジョンのパススルーにも対応している。

HT-A5000の端子部

■より手軽な3.1chモデル「HT-A3000」



HT-A3000は、イネーブルドスピーカーを省くなどした3.1chモデル。3基のフロントスピーカーと内蔵デュアルサブウーファーが迫力のサウンドを実現するとアピールしている。

HT-A3000の内部構造

フロントスピーカーとサブウーファーには、こちらも「X-balanced Speaker unit」を搭載。ユニットサイズはフロント3基が46mm×93mmで、サブウーファーが45mm×108mm。

HT-A3000のリモコン。A5000で「HDMI」に割り当てられているボタンが「MUSIC SERVICE」になっている点が違い

実力最大出力は各チャンネル50Wの総合250Wで、本体サイズは950W×64H×128Dmm(突起部除く)。HDMI端子は出力1系統を装備し、eARCに対応している。なお、自動音場補正機能は本機単独では使用せず、オプションのリアスピーカーやサブウーファーを接続した際にのみ使用するスタイルとなる。

HT-A3000の端子部

■ブラビア連携「アコースティックセンターシンク」などにも対応



両機種共通で、同社製テレビ “BRAVIA”(ブラビア)の対応モデルと組み合わせ、ブラビア側のスピーカーをセンタースピーカーとして利用する機能「アコースティックセンターシンク」に対応。付属ケーブルでサウンドバーとブラビアを接続することで、サウンドバーだけでなくテレビからの音をセンタースピーカーとして利用し、これによって定位感を向上させ、より臨場感を味わえるとしている。

同機能に対応するブラビアは、2022年モデル全機種と2021年モデルの一部。有機ELテレビはA95K/A80K/A90K(2022年モデル)、A90J/A80Jシリーズ(2021年モデル、液晶テレビはX95K/X90Kシリーズ(2022年モデル)、X95Jシリーズ(2021年モデル)が対応している。なお、X90Kシリーズは50型モデルのみ非対応となる。

ブラビアとの連携においては、本機を接続すると、ブラビアのクイックメニューにサウンドバーの調整メニューが表示される機能も装備。サブウーファーの強弱レベル(最小/中間/最大の3段階)変更など、サウンドバーの調整をテレビのリモコンで簡単に行えるように配慮している。

音質面では、ドルビーアトモスとdts:Xにも対応するほか、360 Reality Audioにも対応。音楽配信サービスなどで提供されている360 Reality Audioコンテンツを再生することもできる。そのほか、DSEE Extremeも搭載し、最大96kHz/24bitまでアップスケーリングすることもできる。

ネットワーク機能では、works with OK Googleやworks with alexa、Chromecast built-in、AirPlay2、Spotify Connectなどに対応。BluetoothはLDAC/AAC/SBCの受信と、LDAC/SBCの送信に対応している。また、DLNAでの音楽再生は最大DSD 5.6MHzまで対応している。

そのほか端子類には光デジタル入力とUSBも装備。USB端子はUSBメモリー内の動画/静止画ファイルや音楽ファイルを再生できる。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX