• ブランド
    特設サイト
公開日 2023/02/03 11:00

Astell&Kern、小型USB-DAC「AK HC3」2/10発売。3.5mm 4極マイク入力/MQA再生に対応

DACチップ「ES9219MQ」をデュアル搭載
編集部 : 伴 修二郎
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
アユートは、同社が取り扱うAstell&Kernブランドより、3.5mm 4極マイク入力やMQA再生に対応するポータブルUSB-DAC「AK HC3」を2月10日より発売する。価格は30,980円(税込)。

「AK HC3」

「AK HC3」は、2022年6月に発売された「AK HC2」に続くポータブルUSB-DACの第3弾モデル。昨年末に製品発表のアナウンスがなされていたが、この度正式な発売日と製品仕様の詳細が明らかとなった。

主な特徴として、ユーザーから要望が多かったとする3.5mm 4極マイク・コントローラー入力へ新たに対応。3.5mm 4極プラグのマイク付イヤホンやヘッドホンを接続することで、ゲームプレイやテレワークの通話時などに活用することができる。ヘッドホン出力には3.5mmアンバランス出力を搭載する。

3.5mm4極マイク・コントローラー入力にも対応

DACチップには、ESS社製のSABRE HiFi DAC「ES9219MQ」をデュアル構成で搭載。最大PCM384KHz/32bit、DSD256のネイティブ再生に対応し、同ブランドならではの低歪みかつ高S/Nのサウンドを実現するとアピールする。

オーディオ回路面は、抵抗やコンデンサに超小型仕様のものを使用することで、性能向上かつ小型化を実現。また、電源変動を抑制して安定したシステムとオーディオ性能を実現するという「テーラード超小型タンタルコンデンサー」を搭載するなど、内部構成の最適化も施されている。

さらに、バスパワーによって消費電流を最小限に抑えながら、2Vrms(無負荷)の高出力化と118dBの高S/N、THD+N 0.0005%の低歪化を実現。また、3.5mmアンバランス接続ながら-130dBの低クロストークを実現し、高インピーダンスのヘッドホン駆動や高感度イヤホンを使用した場合でも、ノイズフリーで歪みが少なく原音に忠実なサウンドが楽しめるとする。

また、新たにMQA 8X再生へ対応するレンダラーを搭載。なお、AK HC3をハードウェアMQAレンダラーとして使用するには、MQAアンフォールディングに対応したソフトウェア・コアデコーダーが必要となる。

出力構造には、機器からのデジタル信号を2重シールドケーブルを経由してオーディオ回路に伝達した後、DACでアナログ信号に変換する「リアオーディオ出力構造」を引き続き採用。デジタル信号を後から処理することで、よりノイズの少ない優れたサウンドを実現するという。

ケーブルには、従来と同様に取り外しが不可能な直結型を採用。ケーブルまで含めた総合的なサウンドチューニングを可能にすると共に、より接点を少なくすることでノイズ対策・音質面と、使いやすさを両立させたとする。

ケーブル部には、デュアルノイズシールドケーブルを採用。銅芯線に錫コーティングを施すことで、腐食防止と引っ張り力の強化によって耐久性を高めている。ほか、ケーブル全体をアルミフィルムで包んで錫メッキ銅線を編むことで、ノイズによる音への干渉も極限まで抑制するとのこと。

筐体には新たにフルアルミニウムハウジングを採用し、質量20gという超軽量化を実現した。デザイン面では、ブランドのアイデンティティとする「光と影」のコンセプトを継承。トラバースの中心線を中心とした4つのシャープな側面を、全て比例配置して一点に収束することで独特の反射と玉虫色を実現したという。

フルアルミニウムハウジングを採用した本体

また、新たに楽曲の再生状態を表示するLEDインジケーターを搭載。スタンバイ時にはホワイト、PCM再生時にはレッド、DSD再生時にはブルー、MQA再生時にはマゼンタのカラーが点灯する。

楽曲の再生状態を表示するLEDインジケーターを搭載

コネクターはUSB-Cで、接続した再生機器からの電力を利用するバスパワー方式を採用する。また、USB Type-C to Lightning変換アダプターも付属し、iOSデバイスにも対応する。

そのほか、Android OS向けのボリュームコントロール用アプリ「AK HC」との連携もサポート。Roonの動作も確認済みだという。外形寸法は、USBプラグ部が12.5W×21H×8.7Dmm、ヘッドホン出力部が18.2W×59H×11.5Dmm、質量は約20g。

ボリュームコントロール用の専用アプリ「AK HC」にも対応

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ソニー、第2世代フラグシップ・ミラーレス一眼「α1 II」。画質、操作性を着実に強化
2 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
3 目黒蓮を“もっとそばに”感じられる特別イベント。「レグザミュージアム〜The 6 STORIES〜」11/21から原宿で開催
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 ビックカメラ.com、「2025年新春福箱」の抽選申し込み開始。全66種類、iPadやPS5も登場
6 覚えておくと絶対便利!iPhoneの「計測」アプリでできる、あんなことこんなこと
7 ビクター「HA-A6T」レビュー!5000円切り完全ワイヤレスイヤホンは「価格を上回るクオリティ」
8 高音質と機能性を両立する新たなスタンダード機!AVIOTのANC完全ワイヤレス「TE-V1R」レビュー
9 Meze Audioが打ち出す待望の入門モデル。開放型ヘッドホン「105 AER」&イヤホン「ALBA」の音質に迫る
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/21 10:37 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX