• ブランド
    特設サイト
公開日 2023/12/09 14:56

<ポタフェス>NUARL、“バイアンプ駆動TWS”を参考出展/MotherAudioのピュアボロン振動板イヤホンに後継機

ビクターの耳を塞がないイヤホン、ウッドコーンコンポ/ウッド筐体BTスピーカーも登場
編集部:杉山康介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ポータブルオーディオの祭典「ポタフェス2023冬 秋葉原」が、本日12月9日(土)、10日(日)の2日間にわたり、秋葉原のベルサール秋葉原にて開催される。本項では2階のNUARL、MotherAudio、JVCケンウッド、Jabraブースの様子を紹介する。

NUARL

NUARLは、有線イヤホン「Overture」のチタン筐体バージョン「X347(Overture Limied Editon Titanium)」を参考出展。従来機はステンレス鋼製で片側19gなのに対し、X347は片側9gと軽量で、かつケーブルも特別製だという。現時点では発売するかも未定な状態で、「まずはお客様のリアクションを見て、販売するかどうかも含め検討したい」とのこと。

Overtureのチタン筐体バージョンが参考出展

ステンレス鋼の従来機(右)と比べると、見た目の印象も随分変わってくる

特にユニークなのが、もうひとつの参考出展品である完全ワイヤレス「X878(2x2 Sound TWS)」。こちらはMEMSドライバーとダイナミックドライバーのハイブリッド型なのだが、各ドライバーを別々のDACで駆動する“バイアンプ駆動完全ワイヤレス”だ。

「バイアンプ駆動完全ワイヤレス」が登場

ドライバーを複数搭載した完全ワイヤレスは各社リリースしているが、基本的にDACは1基だけなためクロスオーバーネットワークの設定が必要で、それにまつわる諸問題が発生してくる。その解決策としてのバイアンプ駆動なのだが、SoCとは別にデュアルDACを搭載するとなると、筐体の大型化や消費電力など別の問題が発生する。

そこで、DACを2基搭載したSoCの「QCC5000シリーズ」を採用することで、これらの課題を一気にクリア。さらにQCC5000シリーズを採用するためLDACやaptX Lossless、LE-Audioといった高音質コーデックにも対応する。

DACを2基搭載したSoCを使うことでバイアンプ駆動を実現

今回はあくまで参考出展であり、試聴した方のリアクションも参考にしつつ更なる開発が行われるものの、「2024年の早いうちに発売したい」とのこと。価格はまだ未定ながら、「おそらく現在のラインナップ製品よりは高くなる」と語っていた。

鮮やかなレッド×ブラックカラーのモデルも展示。ただしデザインは今後変更になる可能性もあるとのこと

MotherAudio

北日本音響(株)のオーディオブランド・MotherAudioは、2019年のポタフェス以来、実に4年ぶりのイベント出展。ピュアボロン振動板を搭載したイヤホン「ME5-BORON」の後継機種や、完全ワイヤレスの試作品を展示していた。

“世界初”のピュアボロンを振動板搭載イヤホン・ME5-BORONは、2021年にクラウドファンディングで発売され、達成率1,000%超えという大ヒットを記録した。今回の後継機種では研磨技術の向上により、ピュアボロン振動板の厚みを前モデルの0.09mmから0.05mmまで薄くしたという。販売時期や価格は現時点では未定で、またクラウドファンディングを利用するか、一般販売するのかも含め検討中とのこと。

ピュアボロン振動板搭載イヤホン「ME5-BORON」の後継機種が出展

完全ワイヤレスの試作品では、同社有線イヤホン「ME8」「ME5」「ME3」同様にベリリウム振動板ダイナミックドライバーを搭載。ただし有線機は9.2mm径なのに対し、完全ワイヤレスは10mm径と大型で、かつ本機専用に新規開発を行ったという。さらにハイブリッドノイズキャンセリング機能も搭載。

なお、今回の試作品は出来合いの筐体にドライバーを搭載した状態のものなので、デザイン含め変更される予定。あくまで今回は様子見であり、発売時期や価格なども未定とのこと。

10mm径ベリリウム振動板の完全ワイヤレス試作機も

JVCケンウッド

JVCケンウッドは、ビクターブランドの耳をふさがないイヤホン“nearphones”「HA-NP50T」が登場。11月に発売されたばかりの最新モデルだが、売れ行き好調かつユーザーからも好評を博しているという。

“nearphones”「HA-NP50T」が登場

また、同じく11月発売のウッドコーンスピーカー搭載コンポ「EX-DM10」、ウッド筐体のBluetoothスピーカー「SP-WS02BT」「SP-WM01BT」も出展。ビクターの代名詞と言えるウッドコーンのEX-DM10はもちろん、ウッド筐体のBluetoothスピーカーはデザイン性・存在感も抜群なので、こちらも要チェックだ。

最新のウッドコーンコンポ/ウッド筐体BTスピーカーも展示

Jabra

Jabraからは完全ワイヤレスの最新モデル「Elite 10」「Elite 8 Active」と、4月発売の「Elite 4」を出展。Elite 10は市場でもまだ珍しいDolby Atmos対応かつヘッドトラッキング機能をサポート、Elite 8 ActiveもDolby Audioに対応。メーカーの方と直接話ができる機会ということもあり、これら空間オーディオ機能について、詳細を聴きながら試す方も見受けられた。

Elite 8 Active

Elite 10

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 BS12にすべてをかけて。映画『ボルテスV レガシー』が12月15日にテレビ初放送
2 7万円以下で叶う、アナログプレーヤーとスピーカーの組み合わせ!オーディオテクニカ「AT-LP70X/AT-LP70XBT」&「AT-SP3X」
3 マランツ、未踏の領域へ。「次元が異なる」弩級フラグシップコンビ「MODEL 10」「SACD 10」レビュー!
4 Amazon Prime Videoで8チャンネルが30日間無料!シネフィルWOWOWやLemino、東映、STARなど
5 【ミニレビュー】ストリーミングがアナログ的サウンドに。ゾノトーンの同軸デジタル「Silver Granster HD-1 Rh」
6 ヘーゲル、ネットワーク/フォノ入力にも対応する多機能プリメインアンプ「H190v」
7 AKM、デジタル/アナログ分離思想を継ぐDAコンバーター「AK4498EX」
8 バッファロー、「nasne」&「PS5」のセットが当たるプレゼントキャンペーン。11/20までの3日間限定
9 ラックスマン、「D-03X」「L-505Z」購入者に高音質オーディオケーブルプレゼント。11/20から来年1/20まで
10 アンダンテラルゴ、小型オーディオ機器用ボード「Primo Board」。ミニコンポや電源等に活用可能
11/19 10:29 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX