LG、マイクロレンズアレイで輝度30％アップした有機ELパネル搭載ゲーミングモニター4機種

LGエレクトロニクス・ジャパンは、 “LG UltraGear” シリーズから、有機ELパネル搭載のゲーミングモニター4機種を本日4月5日より予約販売を開始する。価格はいずれもオープン。ラインナップの詳細と予想実売価格は以下の通り（表記いずれも税込）。

・「32GS95UE-B」31.5型　230,000円前後
・「45GS96QB-B」44.5型　280,000円前後
・「34GS95QE-B」33.9型　200,000円前後
・「27GS95QE-B」26.5型　150,000円前後

全モデルとも新技術「マイクロレンズアレイ」を採用し、従来モデルから輝度が30%向上した有機ELパネルを搭載。ピーク輝度は1300cd/m2（APL 1.5% 標準値）と高輝度を実現し､有機ELならではの黒表現と相まって､より繊細な色表現が可能とアピールする。

HDR10に対応し、VESAが策定する「DisplayHDR True Black 400」認証を取得。最大240Hz（4K）のリフレッシュレートと0.03ms（GTG）の応答速度に対応し、27GS95QE-Bを除く3モデルはVESAが新たに策定した応答速度に関する最上ランク基準「VESA ClearMR 13000」を取得している。

コントラスト比は1,500,000:1。色域はデジタルシネマ規格DCI-P3を98.5%（標準値）カバー。有機ELならではの美しい映像表示を継続的に正しい色合いで表示できるハードウェアキャリブレーション（別売）にも対応する。

32GS95UE-Bは、4K（3840×2160）解像度の31.5型モニター。本機のみの特長として、ゲームジャンルなどに合わせて解像度とリフレッシュレートを切り替えられる新機能「VESA Dual Mode」を搭載。RPGやMMOなどグラフィック重視のゲームでは4K/240Hzで表示し、FPSやスポーツゲームといった速度重視のゲームではフルHD/480Hzの高速表示でプレイすることができる。

また、表示全体を一目で視認したい際には、フルHDの解像度であれば全画面または27インチや24インチの表示サイズに切り換えが可能。表示全体を一目で視認したゲームタイトルをプレイする際などに活用することができる。

さらに、パネルから直接音声を出力する「Pixel Sound」に対応。ヘッドホン出力は4極ミニプラグでマイク入力もサポートし、ヘッドセットでボイスチャットも行える。また、ヘッドホンでも立体的な音響を実現する「DTS Headphone:X」にも対応する。

アスペクト比は16:9で、10W＋10Wのスピーカーを内蔵する。インターフェースは、HDMI入力×2、Display Port入力×1、ヘッドホン出力（4極ミニプラグ）×1、USBアップストリーム×1（USB 3.0）、USBダウンストリーム×2（USB 3.0）を備える。外形寸法/質量は、スタンドありの状態で714W×507 - 627H×279Dmm/9.0kg。

45GS96QB-Bは、21:9ウルトラワイドかつ曲率800Rの曲面型を採用する44.5型ゲーミングモニター。解像度はUWQHD（3,440×1,440）で、画面に包み込まれるような映像体験と臨場感を演出するとのこと。PBP（ピクチャーバイピクチャー）とPIP（ピクチャーインピクチャー）の2画面表示にも対応し、2つの映像出力機器の同時表示が行える。

低音域を強化するDepth Soundを搭載した7W＋7Wのスピーカーを内蔵する。インターフェースは、HDMI入力×2、Display Port入力×1、USB Type-C×1、ヘッドホン出力（4極ミニプラグ）×1、USBダウンストリーム×2（USB 3.0）を備える。外形寸法/質量は、スタンドありの状態で993W×538 - 648H×363Dmm/11.3kg。

34GS95QE-Bは、45GS96QB-Bと同様21:9ウルトラワイドかつ曲率800Rの曲面型を採用した33.9型モデル。解像度はUWQHD（3,440×1,440）、アスペクト比は16:9。PBP（ピクチャーバイピクチャー）とPIP（ピクチャーインピクチャー）の2画面表示にも対応する。

スピーカーは未搭載。インターフェースは、HDMI入力×2、Display Port入力×1、ヘッドホン出力（4極ミニプラグ）×1、USBアップストリーム×1（USB 3.0）、USBダウンストリーム×2（USB 3.0）を装備する。外形寸法/質量は、スタンドありの状態で784W×446 - 586H×279Dmm/9.3kg。

27GS95QE-Bは、WQHD（2560x1440）解像度の26.5型モデル。アスペクト比は16:9で、スピーカーは未搭載。インターフェースは、HDMI入力×2、Display Port入力×1、ヘッドホン出力（4極ミニプラグ）×1、USBアップストリーム×1（USB 3.0）、USBダウンストリーム×2（USB 3.0）を備える。外形寸法/質量は、スタンドありの状態で604W×464 - 574H×258Dmm/7.35kg。

ほか全モデルの共通仕様として、遅延を最小限に抑えるDASモード、画面のズレ（ティアリング）やカクつき（スタッタリング）を抑える「AMD FreeSync Premium Proテクノロジー」「NVIDIA G-SYNC Compatible」に対応。

暗闇や眩しいシーンを認識し、ターゲットが見えづらい状況でも見やすく調整する「ブラックスタビライザー」機能、ゲームのフレームレートを表示させる「FPS カウンター」､画面中心に十字マークを表示させる｢クロスヘア｣など様々なゲーミング機能も搭載している。

画面は反射を抑えるアンチグレアを採用。一般的な液晶のアンチグレアとは異なり偏光子を使用することで、有機ELの黒再現力を極力まで確保しつつ、蛍光灯や太陽光などの光源の映り込みを抑るとする。また、ほぼ正確な色合いでブルーライトを抑える機能「Live Color Low Blue Light」をサポート。スタンドは左右のスイベル､高さ調整､チルト角の調整に対応する。