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公開日 2024/06/07 11:16
ビクター、新開発シルク振動板ドライバー搭載のハイクラス完全ワイヤレスイヤホン「HA-FX550T」
ビクタースタジオのエンジニアによる音質モードも5種類搭載
JVCケンウッドは、新開発の「シルクレイヤーカーボンドライバー」を搭載するなどした完全ワイヤレスイヤホン「HA-FX550T」を6月下旬に発売する。ブラックとブロンズの2色をラインナップし、オープン価格だが税込29,700円前後での実売が予想される。
ノイズキャンセリング機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホンで、上述のシルクレイヤーカーボンドライバーや、ステンレス音響チャンバーを採用するなど音質へのこだわりを多数搭載。同社が「ビクター史上、最高傑作」とのキャッチコピーでティザーを展開していた製品が正式発表された格好だ。
Bleutoothではハイレゾ相当のデータ量をワイヤレス伝送できるLDACにも対応し、日本オーディオ協会のハイレゾオーディオワイヤレスロゴも取得している。
ヒット曲を多数排出している音楽スタジオ「ビクタースタジオ」のエンジニアが音質を監修した「Tuned by Victor Studio」モデルでもあり、プロのエンジニアが認める“心地よく音楽を楽しめる音”に仕上げたと説明している。
さらに、同スタジオのエンジニアがチューニングした音質を楽しめる「プロフェッショナルモード」も搭載。プロフェッショナルモードを初めて搭載した「HA-FX150T」(2022年11月発売)では同モードは3種類だったが、今回は5種類に増やすなど、ドライバー以外の面でも様々な面で音質へのこだわりを投入している。
シルクレイヤーカーボンドライバーは、カーボンコーティングされた振動板のベースに、天然素材のシルク(絹)の成分を付加したもの。シルクは日本古来から楽器の弦などにも用いられてきた素材であり、「シルクの特性であるなめらかさを持った新しい高音質が今までの音楽ライフをアップグレードする」とアピールしている。
ドライバーサイズは11mm。一般的に完全ワイヤレスイヤホンのドライバーは6mm程度であることが多いが、面積比では6mmの3倍になる11mmの大型ドライバーによって、低域から高域まで余裕ある再生を可能にしたという。
また、磁気回路やボイスコイルに至るまで、有線ハイクラス相当の高音質ドライバー設計を施したとのこと。小型ボディでありながら、ドライバーユニットの背面に音響のための空間をしっかりと確保することで、心地よいゆとりのある低音とワイドレンジな音の実現を図っている。
さらに、チャンバーを構成するパーツに制振性に優れた金属のステンレスを採用。これにより、伸びのあるクリアな表現と、広く見通しの良い音場を高いレベルで実現したとアピールしている。
そのほか、イヤーピース内壁にスパイラル状にドットを配列することで音質向上を図った「スパイラルドットProイヤーピース」を付属。S/MS/M/ML/Lの5サイズを同梱する。
同イヤーピースでは、新たなスパイラル状の凸形状の追加に加え、全体のフォルムをモディファイ。加えて、やわらかいグレードのシリコン素材を採用することで装着感と密閉度の向上を図っている。なおイヤーピースの単品販売も予定している。
上記のとおり、5種類のプロフェッショナルモードを搭載。「HA-FX150T」と同様の「PROFESSIONAL 1/2/3」に、新たな2種類を追加した。
「PROFESSIONAL 1」は、声の魅力がより伝わるチューニングで、昨今の派手なサウンドメイクの作品の中において、いかにボーカリストの声の質感や歌詞が埋もれることなく伝わるかを意識したとのこと。
「PROFESSIONAL 2」は、立体的な音響をテーマに自然で豊かな音像にチューニングしたと説明。幅広いジャンルに適したサウンドで、ボーカルを中心に各楽器がバランスよく耳に届くという。
「PROFESSIONAL 3」は、解像感を上げ、ボーカルと楽器の分離を高めたチューニング。マスタリングなどの状態があまりよくないものもある80〜90年代洋楽に対して使用することを意識しており、「うっすらと曇っていた視界が晴れ、ヴォーカルの太さとバックの安定感が増したキラっとヌケの良いサウンド」にするという。
「PROFESSIONAL 4」は、楽器のアンサンブル、表情をより感じられるチューニングだとのこと。楽曲の倍音の伸び、コード感を少し強調した設定で、オーケストラやアコースティック楽器中心の楽曲での使用が特におすすめだという。
「PROFESSIONAL 5」は、J-Popやアニメソングなど音数の多い楽曲もしっかり聴きやすいようにしたチューニング。レンジ感や歌のニュアンス、各楽器のプレイがよりしっかり聞こえるようにしたという。
ノイズキャンセリング機能は、風切り音を抑制するウインドカットモードを新搭載。また、11mmの大口径ドライバーによって低域レンジまで広くカバーするキャンセル音を再生できるなど、音質へのこだわりがノイズキャンセリング性能の向上にも寄与している。
また、ドライバーの音響空間を確保するチャンバーを設けたことも、トータル的な遮音性を高めることにつながっている。加えて、そのチャンバーの素材に金属のステンレスを採用したことで制振性が高まり、これによっても高い遮音性と正確なキャンセリング音を作り出す効能を獲得したとしている。
本体のデザインは、装着感の向上と、より多くの耳の形にフィットするハウジングおよびノズルデザインを追求。また、大口径ドライバーを搭載しつつ、小型軽量化も実現させた。
本体の重さは5.4g、充電ケースは23.6g。同じく11mm径ドライバーを搭載するプレミアムモデル「HA-FW1000T」と比べ、本体は体積で約31.9%減、質量で約30.8%減、充電ケースは体積で約44.1%減、質量で約47.6%減を実現させている。
バッテリー性能は、ノイキャンオフ時で最大21時間(イヤホン6時間/ケース15時間)。ノイキャンオン時は最大14時間(イヤホン4時間/ケース10時間)。クイック充電にも対応しており、15分の充電で最大70分の再生が可能。
そのほかマルチポイント接続にも対応。片耳での使用も可能なほか、オンライン会議などでのマイクをイヤホン本体のタッチでミュートできるマイクミュート機能も備えている。
スマートフォンアプリ「Victor Headphones」からの各種操作に対応。サウンドモードの切り替え、パラメトリックイコライザーでの音質調整などの操作がアプリから行える。また、タッチ操作の際の機能割り当てを変更することなどもできる。
シルク振動板を初搭載。様々な音質へのこだわりを投入
ノイズキャンセリング機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホンで、上述のシルクレイヤーカーボンドライバーや、ステンレス音響チャンバーを採用するなど音質へのこだわりを多数搭載。同社が「ビクター史上、最高傑作」とのキャッチコピーでティザーを展開していた製品が正式発表された格好だ。
Bleutoothではハイレゾ相当のデータ量をワイヤレス伝送できるLDACにも対応し、日本オーディオ協会のハイレゾオーディオワイヤレスロゴも取得している。
ヒット曲を多数排出している音楽スタジオ「ビクタースタジオ」のエンジニアが音質を監修した「Tuned by Victor Studio」モデルでもあり、プロのエンジニアが認める“心地よく音楽を楽しめる音”に仕上げたと説明している。
さらに、同スタジオのエンジニアがチューニングした音質を楽しめる「プロフェッショナルモード」も搭載。プロフェッショナルモードを初めて搭載した「HA-FX150T」(2022年11月発売)では同モードは3種類だったが、今回は5種類に増やすなど、ドライバー以外の面でも様々な面で音質へのこだわりを投入している。
大型の11mmシルクレイヤーカーボンドライバーを搭載
シルクレイヤーカーボンドライバーは、カーボンコーティングされた振動板のベースに、天然素材のシルク(絹)の成分を付加したもの。シルクは日本古来から楽器の弦などにも用いられてきた素材であり、「シルクの特性であるなめらかさを持った新しい高音質が今までの音楽ライフをアップグレードする」とアピールしている。
ドライバーサイズは11mm。一般的に完全ワイヤレスイヤホンのドライバーは6mm程度であることが多いが、面積比では6mmの3倍になる11mmの大型ドライバーによって、低域から高域まで余裕ある再生を可能にしたという。
また、磁気回路やボイスコイルに至るまで、有線ハイクラス相当の高音質ドライバー設計を施したとのこと。小型ボディでありながら、ドライバーユニットの背面に音響のための空間をしっかりと確保することで、心地よいゆとりのある低音とワイドレンジな音の実現を図っている。
さらに、チャンバーを構成するパーツに制振性に優れた金属のステンレスを採用。これにより、伸びのあるクリアな表現と、広く見通しの良い音場を高いレベルで実現したとアピールしている。
そのほか、イヤーピース内壁にスパイラル状にドットを配列することで音質向上を図った「スパイラルドットProイヤーピース」を付属。S/MS/M/ML/Lの5サイズを同梱する。
同イヤーピースでは、新たなスパイラル状の凸形状の追加に加え、全体のフォルムをモディファイ。加えて、やわらかいグレードのシリコン素材を採用することで装着感と密閉度の向上を図っている。なおイヤーピースの単品販売も予定している。
スタジオエンジニアがチューニングした「プロフェッショナルモード」が5種類に増加
上記のとおり、5種類のプロフェッショナルモードを搭載。「HA-FX150T」と同様の「PROFESSIONAL 1/2/3」に、新たな2種類を追加した。
「PROFESSIONAL 1」は、声の魅力がより伝わるチューニングで、昨今の派手なサウンドメイクの作品の中において、いかにボーカリストの声の質感や歌詞が埋もれることなく伝わるかを意識したとのこと。
「PROFESSIONAL 2」は、立体的な音響をテーマに自然で豊かな音像にチューニングしたと説明。幅広いジャンルに適したサウンドで、ボーカルを中心に各楽器がバランスよく耳に届くという。
「PROFESSIONAL 3」は、解像感を上げ、ボーカルと楽器の分離を高めたチューニング。マスタリングなどの状態があまりよくないものもある80〜90年代洋楽に対して使用することを意識しており、「うっすらと曇っていた視界が晴れ、ヴォーカルの太さとバックの安定感が増したキラっとヌケの良いサウンド」にするという。
「PROFESSIONAL 4」は、楽器のアンサンブル、表情をより感じられるチューニングだとのこと。楽曲の倍音の伸び、コード感を少し強調した設定で、オーケストラやアコースティック楽器中心の楽曲での使用が特におすすめだという。
「PROFESSIONAL 5」は、J-Popやアニメソングなど音数の多い楽曲もしっかり聴きやすいようにしたチューニング。レンジ感や歌のニュアンス、各楽器のプレイがよりしっかり聞こえるようにしたという。
ノイキャン性能も向上/小型軽量化も実現
ノイズキャンセリング機能は、風切り音を抑制するウインドカットモードを新搭載。また、11mmの大口径ドライバーによって低域レンジまで広くカバーするキャンセル音を再生できるなど、音質へのこだわりがノイズキャンセリング性能の向上にも寄与している。
また、ドライバーの音響空間を確保するチャンバーを設けたことも、トータル的な遮音性を高めることにつながっている。加えて、そのチャンバーの素材に金属のステンレスを採用したことで制振性が高まり、これによっても高い遮音性と正確なキャンセリング音を作り出す効能を獲得したとしている。
本体のデザインは、装着感の向上と、より多くの耳の形にフィットするハウジングおよびノズルデザインを追求。また、大口径ドライバーを搭載しつつ、小型軽量化も実現させた。
本体の重さは5.4g、充電ケースは23.6g。同じく11mm径ドライバーを搭載するプレミアムモデル「HA-FW1000T」と比べ、本体は体積で約31.9%減、質量で約30.8%減、充電ケースは体積で約44.1%減、質量で約47.6%減を実現させている。
バッテリー性能は、ノイキャンオフ時で最大21時間(イヤホン6時間/ケース15時間)。ノイキャンオン時は最大14時間(イヤホン4時間/ケース10時間)。クイック充電にも対応しており、15分の充電で最大70分の再生が可能。
そのほかマルチポイント接続にも対応。片耳での使用も可能なほか、オンライン会議などでのマイクをイヤホン本体のタッチでミュートできるマイクミュート機能も備えている。
スマートフォンアプリ「Victor Headphones」からの各種操作に対応。サウンドモードの切り替え、パラメトリックイコライザーでの音質調整などの操作がアプリから行える。また、タッチ操作の際の機能割り当てを変更することなどもできる。