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公開日 2018/05/15 17:35

富士フイルム、インスタントカメラ“チェキ”にスクエアフォーマット対応モデル。「より多くの方に写真の楽しさを」

自撮りに向いた「セルフィーモード」など搭載
Senka21編集部
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富士フイルムは、同社イメージキャラクターの広瀬すずさんをゲストに招き、「instaxチェキ新製品発表会」を本日5月15日に開催した。

富士フイルム・助野健児社長と同社イメージキャラクターの広瀬すずさん。5月26日から広瀬すずさん出演のTVCMが放映される

撮ったその場でプリントがすぐに楽しめるインスタントカメラ「instaxシリーズ」の新製品として、好評のスクエアフォーマットのフィルムに対応した“チェキ”「instax SQUARE SQ6」を発表。オープン価格で実勢価格は1万7000円前後(税込)、5月25日より発売する。

“チェキ”「instax SQUARE SQ6」。左よりパールホワイト、ブラッシュゴールド、グライファイトグレイ。右は黒フレームを採用したソリッドカラースクエアフィルム「BLACK(ブラック)」

また、写真が引き締まって見え、鮮やかなコントラストを強調するのに最適な黒フレームを採用したソリッドカラースクエアフィルム「BLACK(ブラック)」も同日発売。オープン価格で実勢価格は1,400円前後(税込)となる。

インスタントカメラ “チェキ” では昨年5月、インスタグラムでも馴染みが深いスクエアフォーマットのフィルムを初めて採用したモデルとして「instax SQUARE SQ10」を発売した。同シリーズでは初のデジタルイメージセンサーとデジタル画像処理技術を搭載したハイブリッドインスタントカメラでもあり、写真画質の大幅な向上やプリント出力前の画像編集・加工が可能な一方、実勢価格は現在でも3万円前後する。

今回発表された新製品「SQ6」は、スクエアフォーマット対応機の拡充を求める市場の声に応えたもので、従来タイプの “アナログ” カメラのチェキとしては、初のスクエアフォーマット対応モデルとなる。

「より多くのお客様に写真の楽しさを実感いただきたい」(同社代表取締役社長・COOの助野健児氏)と力を込める新製品SQ6には、さまざまな撮影シーンに対応した撮影機能を搭載。「オートモード」は、シャッターボタンを押すだけで、カメラが自動で周囲の明るさを感知し、最適なシャッタースピードやフラッシュ光量に調整、暗い室内でも明るくきれいな撮影ができる。

「セルフィーモード」は、自撮りに最適なピントと明るさに自動で調整。レンズ横に搭載されたセルフショットミラーで写る範囲も確認できるから安心だ。さらに、最短30pの「マクロモード」、離れた被写体を狙うときに最適な「遠景モード」、2回シャッターを押して、1枚のフィルムに画像を重ねられる「二重露光モード」など多彩な撮影機能を搭載。撮る写真の明るさは、明るめ/暗めに調整が可能。また、フラッシュ部分に取り付けられる3色(オレンジ、パープル、グリーン)の「フラッシュカラーフィルター」が同梱され、色が付いた独特の趣の写真が楽しめる。

フラッシュ部分に取り付け、色を付けた独特の風合いの写真が楽しめる「フラッシュカラーフィルター」を同梱。オレンジ、パープル、グリーンの3色がある

男女を問わず、日常持ち歩き、手軽に使ってもらうことを考えたシンプルかつスタイリッシュなデザインを採用。パールホワイト、ブラッシュゴールド、グライファイトグレイの3色を展開。大きさは118.7mm×128.1mm×58.1mm、重さは393g(電池、ストラップ、フィルム除く)。

レザーカメラケース、カメラグリップなどのアクセアリーも用意する

世界累計販売台数3000万台を突破したチェキは、17年度は750万台の販売計画を上回る770万台を販売。発売20周年を迎える今年度は、販売好調な欧米に加え、東南アジアなどの新興国や中国での販売拡大を目指し、900万台の販売目標を掲げる。5月9日には、全世界に約3億人のSNSフォロワーを持つ、instaxシリーズの愛用者でもある「テイラー・スイフト」とのグローバルパートナーシップ契約の締結を発表。今夏よりワールドワイドで大々的にプロモーション活動を展開していく構えだ。

テイラー・スイフトをグローバルパートナーシップに迎え、TVCMやWEBでのプロモーションを通じて、instaxの魅力を世界中にアピールする

デジタルカメラにはない質感や雰囲気まで写し込めるチェキが、ひとつの表現の手段として確立されたと訴える同社イメージング事業部長・岩蕪N也氏は「写真の楽しみ方をもっと大胆に広げて、変えていけるような商品を、この1〜2年のうちにも市場に導入していけると思います」と意気込みを示した。

富士フイルム株式会社 イメージング事業部長・岩蕪N也氏

スマートフォンの台頭でデジタルカメラ市場がシュリンクする中、チェキやミラーレスカメラ「Xシリーズ」で躍動する富士フイルム。助野社長は「スマートフォンの普及で写真がより身近なものとなり、特にご年配の方、小さなお子さまをお持ちのお母さま方が、写真に対する強い意欲をお持ちで、よりよい写真を撮ろうと進んで活動されています。我々が開催する著名な先生方を講師に起用する写真教室も常に満員と盛況です。写真の腕を磨き、ミラーレスの高級カメラをお持ちになって、お子様をもっとよく撮りたい、きれいな風景を撮りたいとどんどん進化していく姿に手応えを感じています」と胎動する写真の喜びに大きな期待を寄せた。

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