公開日 2020/10/15 23:00
富士フイルム、ボディ内手ブレ補正搭載でコンパクトなミラーレス「X-S10」
上位機に迫る画質/機能を実現
富士フイルムは、ボディ内手ブレ補正を搭載したデジタルミラーレス一眼カメラ「X-S10」を11月19日に発売する。価格はオープンだが、ボディ単体は12万円、15-45mmキットは13万円、ダブルズームキット(15-45mm/50-230mm)は15万円、18-55mmキットは16.5万円(いずれも税抜)での実売が予想される。
同社ミラーレスカメラの中級機として、ボディ内手ブレ補正や上位機に迫る画質などを実現したとするモデル。撮像素子や映像エンジンなど、多くの部分をフラグシップモデル「X-T4」から継承している。
型名のSは、Small&Slim(小型軽量)、Secure(グリップ)、Stabilization(IBIS×OIS)、Simple(操作性)を意味しており、同社Xシリーズを初めて使うユーザーの使いやすさを意識。新しいシリーズとして展開していくという。
本体の大きさは125.9×85.4×65.4mmで、質量は465g。本体には軽量かつ堅牢なマグネシウム合金を採用するほか、グリップのホールド性も追求する。
手ブレ補正は5軸最大6.0段に対応する。ボディの小型化にあたり、X-T4に搭載していたユニットを30%小型化。モーターの再レイアウトや、新規構造や高性能モーションセンサーの採用により実現した。本機はボディ内手ブレ補正搭載モデルとしては同社で3番目だが、初代のX-H1に搭載したものから、半分近い軽量化となっている。
操作性はシンプルなものを追求し、中級機モデルとして初となるモードダイヤルを搭載する。ダイヤルもこれまでとは異なり、フィルムシミュレーションをすぐに変更できるものも用意した。さらに背面ボタンの数も抑えている。
同社の特徴であるフィルムシミュレーションは、全18種類のモードを備える。X-T4で追加されたETERNA Bleach bypassや、X-Pro3で追加されたClassic Negも搭載。新たな機能として、各モードにおける効果の説明や、パッケージのようなデザインが表示されるようになった。
カラークロームエフェクトやカラークロームブルー、明瞭度、Dレンジの拡大といった画像調整モードにも対応する。AUTO/SP(シーンポジション)モードをさらに改良することで、新規ユーザーであっても長年使ったユーザーのように各種機能を活用できる。シーンに応じて、これらの画質設定を自動で適用可能だ。
また、フィルムシミュレーションをPROVIA/Velvia/ASTIAの3種類を自動切り替えするAUTOも搭載。AUTO/SPモードでRAW記録もできるようになったほか、新たにAFエリアをワイド/シングルポイント/ゾーンから選択可能になった。
撮像素子には有効約2610万画素のX-Trans CMOS 4センサー、映像エンジンにはX-Processor 4を採用する。最短約0.02秒の高速AFや、瞳AFを搭載。単焦点レンズ「XF40mmF1.0」装着時には、-7.0EVでも位相差AFが行える。
動画については、最大で4K30Pの撮影が可能だ。熱をフロントカバーに逃がす新冷却構造により、4Kでも最大30分の撮影に対応。スローモーション撮影ではフルHD 240Pに対応し、最大3分の連続撮影が行える。また、撮影中の記録時間をカウントアップ表示に変更された。
さらに撮影シャッターボタンの脇にRECボタンを新設した。設定を切り替えることなく、とっさのタイミングでも撮影が行える(露出オート/コンテュニアスAFに自動切り替え)。ほか、4:2:2 10bitの記録(外部レコーダー接続時)や、F-Logといった機能にも対応。ブレを抑制するブレ防止モードブーストとDIS(電子式手ブレ補正)も備える。
背面液晶はバリアングル式のタッチパネルとなり、また電子ビューファインダーはX-T30と同等の約236万ドットを採用。ポップアップフラッシュも搭載する。インターフェースでは、マイク端子やUSB-C、HDMIも搭載。バッテリーは小型軽量の「NP-W126S」を採用する。
広角ズームレンズ「XF10-24mmF4R OIS WR」も合わせて発表。「XF10-24mmF4R OIS」のリニューアルモデルとなり、防塵防滴に対応する。11月下旬の発売を予定し、価格は131,000円(税抜)。
光学手ブレ補正はジャイロ変更とファームウェア改良により、最大3.5段に向上。絞りリングには指標を追加したほか、Aポジションロック機構も搭載する。またAF駆動には高速なステッピングモーターを搭載。動画撮影を考慮し、ブリージング(フォーカス時の画角変動)が少ない設計を採用する。
レンズ構成は10群14枚で、非球面レンズが4枚、EDレンズが4枚。最短撮影距離は24cm、最大撮影倍率は0.16倍(テレ端)となる。外形寸法はΦ77.6×87mmで、質量は385g。
そのほか、レンズロードマップも更新。望遠ズームレンズ「XF70-300mmF4-5.6 OIS」と大口径単焦点レンズ「XF18mmF1.4 」の2本を2021年中にリリースするスケジュールで開発中だという。
同社ミラーレスカメラの中級機として、ボディ内手ブレ補正や上位機に迫る画質などを実現したとするモデル。撮像素子や映像エンジンなど、多くの部分をフラグシップモデル「X-T4」から継承している。
型名のSは、Small&Slim(小型軽量)、Secure(グリップ)、Stabilization(IBIS×OIS)、Simple(操作性)を意味しており、同社Xシリーズを初めて使うユーザーの使いやすさを意識。新しいシリーズとして展開していくという。
本体の大きさは125.9×85.4×65.4mmで、質量は465g。本体には軽量かつ堅牢なマグネシウム合金を採用するほか、グリップのホールド性も追求する。
手ブレ補正は5軸最大6.0段に対応する。ボディの小型化にあたり、X-T4に搭載していたユニットを30%小型化。モーターの再レイアウトや、新規構造や高性能モーションセンサーの採用により実現した。本機はボディ内手ブレ補正搭載モデルとしては同社で3番目だが、初代のX-H1に搭載したものから、半分近い軽量化となっている。
操作性はシンプルなものを追求し、中級機モデルとして初となるモードダイヤルを搭載する。ダイヤルもこれまでとは異なり、フィルムシミュレーションをすぐに変更できるものも用意した。さらに背面ボタンの数も抑えている。
同社の特徴であるフィルムシミュレーションは、全18種類のモードを備える。X-T4で追加されたETERNA Bleach bypassや、X-Pro3で追加されたClassic Negも搭載。新たな機能として、各モードにおける効果の説明や、パッケージのようなデザインが表示されるようになった。
カラークロームエフェクトやカラークロームブルー、明瞭度、Dレンジの拡大といった画像調整モードにも対応する。AUTO/SP(シーンポジション)モードをさらに改良することで、新規ユーザーであっても長年使ったユーザーのように各種機能を活用できる。シーンに応じて、これらの画質設定を自動で適用可能だ。
また、フィルムシミュレーションをPROVIA/Velvia/ASTIAの3種類を自動切り替えするAUTOも搭載。AUTO/SPモードでRAW記録もできるようになったほか、新たにAFエリアをワイド/シングルポイント/ゾーンから選択可能になった。
撮像素子には有効約2610万画素のX-Trans CMOS 4センサー、映像エンジンにはX-Processor 4を採用する。最短約0.02秒の高速AFや、瞳AFを搭載。単焦点レンズ「XF40mmF1.0」装着時には、-7.0EVでも位相差AFが行える。
動画については、最大で4K30Pの撮影が可能だ。熱をフロントカバーに逃がす新冷却構造により、4Kでも最大30分の撮影に対応。スローモーション撮影ではフルHD 240Pに対応し、最大3分の連続撮影が行える。また、撮影中の記録時間をカウントアップ表示に変更された。
さらに撮影シャッターボタンの脇にRECボタンを新設した。設定を切り替えることなく、とっさのタイミングでも撮影が行える(露出オート/コンテュニアスAFに自動切り替え)。ほか、4:2:2 10bitの記録(外部レコーダー接続時)や、F-Logといった機能にも対応。ブレを抑制するブレ防止モードブーストとDIS(電子式手ブレ補正)も備える。
背面液晶はバリアングル式のタッチパネルとなり、また電子ビューファインダーはX-T30と同等の約236万ドットを採用。ポップアップフラッシュも搭載する。インターフェースでは、マイク端子やUSB-C、HDMIも搭載。バッテリーは小型軽量の「NP-W126S」を採用する。
広角ズームレンズ「XF10-24mmF4R OIS WR」も合わせて発表。「XF10-24mmF4R OIS」のリニューアルモデルとなり、防塵防滴に対応する。11月下旬の発売を予定し、価格は131,000円(税抜)。
光学手ブレ補正はジャイロ変更とファームウェア改良により、最大3.5段に向上。絞りリングには指標を追加したほか、Aポジションロック機構も搭載する。またAF駆動には高速なステッピングモーターを搭載。動画撮影を考慮し、ブリージング(フォーカス時の画角変動)が少ない設計を採用する。
レンズ構成は10群14枚で、非球面レンズが4枚、EDレンズが4枚。最短撮影距離は24cm、最大撮影倍率は0.16倍(テレ端)となる。外形寸法はΦ77.6×87mmで、質量は385g。
そのほか、レンズロードマップも更新。望遠ズームレンズ「XF70-300mmF4-5.6 OIS」と大口径単焦点レンズ「XF18mmF1.4 」の2本を2021年中にリリースするスケジュールで開発中だという。