公開日 2021/05/28 17:03
5/30オープンのLUMIX“新拠点”「LUMIX BASE TOKYO」。内部をいち早くレポート
銀座から移転
パナソニックは、デジタルカメラLUMIXの新拠点として「LUMIX BASE TOKYO」を5月30日11時にオープンする。今回、メディア向けに一足早く公開されたので、その様子をレポートしていきたい。
LUMIX BASE TOKYOは、東京・南青山にオープンする、デジタルカメラ“LUMIX”の新拠点。青山通りに面した場所となり、外苑前駅/青山一丁目駅から徒歩約3分の場所にある。今年3月14日をもって閉館した「LUMIX GINZA TOKYO」が移転リニューアルした格好だ。
ガラス張りの正面から中に入ると、まず数多くのLUMIXのカメラが視界に入る。最近発表された「GH5II」も早速展示されているほか、「S1R」「BGH1」「G100」など同社のラインナップがレンズとともに揃っており、実際に手にとって試すことができる。
注目したいのが、LUMIXだけでなく、他社の製品も交えて展示されていることだ。「カメラは周辺機器と一緒に使うことによって成立する製品」として、ひとつのメーカーだけでなく、照明やマイクなど、周辺機器の情報も得られるように配慮した。また実際にワークフローとして試すことで、自分の使い方にあっているか確かめられるという。
入り口すぐ右のエリアには編集用の機材が設置されているが、EIZOのカラーマネージメントモニター、マウスコンピューターのデスクトップPCが採用されている。これらは協賛によるものとのこと。PCにはAdobe Premiere ProやPhotoshopがインストールされており、店内で撮影したデータや、持ち込んだデータの編集が行える。
ほかにもLUMIX BASE TOKYOは、スタジオの機能も備えている。正面には生配信が可能なエリア、その左にはスチル撮影用の機材を設置。ユーザーが自由に利用できるため、たとえば、アカウントさえ用意すればYouTubeで生配信が行える環境が整っている。
生配信用の機材として、LUMIX S1Hが2台設置されていた。ライティングにはAputureのLEDライト、音声録音用にはゼンハイザーのガンマイクを用意。ほかにも、映像スイッチャーや音声ミキサー、スライダーなど、普段なかなか試しづらい機材も実際に利用できる。また機材展示として、DJIのジンバルも並んでいた。
ショールームの奥の通路を進んだところには、ルミックスプロフェッショナルサービスも用意されている。ここでは、プロが機材をレンタルしたり、修理を受けたりすることが可能。4年前に秋葉原から始まり、2年後には銀座に移転、そして、ここLUMIX BASE TOKYOに再移転したという。
LUMIX BASE TOKYOのマネージャーを務める坂本維賢氏は、銀座から移転した理由について「2019年春に銀座をオープンしたが、この2年間の間に大きく環境が変わってきた。ユーザーに対して提供すべきサービスの内容が変わってきているのではという疑問があり、これが移転につながった」と説明。スタジオコーナーを目玉として、より “体験” にフォーカスした施設を目指したという。
また青山を選んだのは「動画に関する会社やクリエイターが集まる地域」として、「クリエイターの利便性を重視した結果」とのこと。あさって5月30日にオープンとなるが、「まだ完成しているわけではない。ひとつの形を提供していくのではなく、進化させ続けるというキーワードのなかで取り組んでいく」と意気込んだ。
この2年間で変わったことの具体的な内容について、起案者として全体の監修を努めた、同社デザインセンター シニアデザイナーの武松 大介氏から詳細な説明があった。「今までのショールームはメーカーからユーザーに知ってもらうための一方通行。これからのリアルの場として、喜んでもらえる場所、知りたい情報を知れる/やりたいことができる場所」を考えたと解説する。
「クリエイター視点のショールームのありかたを考えたときに、LUMIXとクリエイターがともに高めあう関係性を考えた。これはクリエイターの意見を取り入れるLUMIXの製品開発と同じ」と武松氏。「クリエイターとともに作り上げるクリエイターの活動拠点をコンセプトに、フィードバックなどをもとに、未来のLUMIXを作り上げられる拠点にしたい」と目標を語った。
またLUMIX BASE TOKYOの名称について、クリエイターの活動拠点(基地:ベース)、クリエイターとともに変化していく素地(ベース)という2つの意味があるという。これが空間デザインに反映されており、ロゴマークはシンプルなものを作成。空間は木材をむき出しにすることで、基地の雰囲気や、クリエイターと作っていく素地の意味を込めた。また天井のライン照明は、同社レンズにある、光軸を表す白いラインをモチーフにデザインした。
【アクセス】
住所:東京都港区南青山2丁目11−17 第一法規ビル 1F
アクセス:東京メトロ 銀座線・半蔵門線、都営地下鉄 大江戸線 「青山一丁目」駅より徒歩3分/東京メトロ 銀座線 「外苑前」駅より徒歩3分
営業時間:11:00-19:00
定休日:月曜日・年末年始
LUMIX BASE TOKYOは、東京・南青山にオープンする、デジタルカメラ“LUMIX”の新拠点。青山通りに面した場所となり、外苑前駅/青山一丁目駅から徒歩約3分の場所にある。今年3月14日をもって閉館した「LUMIX GINZA TOKYO」が移転リニューアルした格好だ。
ガラス張りの正面から中に入ると、まず数多くのLUMIXのカメラが視界に入る。最近発表された「GH5II」も早速展示されているほか、「S1R」「BGH1」「G100」など同社のラインナップがレンズとともに揃っており、実際に手にとって試すことができる。
注目したいのが、LUMIXだけでなく、他社の製品も交えて展示されていることだ。「カメラは周辺機器と一緒に使うことによって成立する製品」として、ひとつのメーカーだけでなく、照明やマイクなど、周辺機器の情報も得られるように配慮した。また実際にワークフローとして試すことで、自分の使い方にあっているか確かめられるという。
入り口すぐ右のエリアには編集用の機材が設置されているが、EIZOのカラーマネージメントモニター、マウスコンピューターのデスクトップPCが採用されている。これらは協賛によるものとのこと。PCにはAdobe Premiere ProやPhotoshopがインストールされており、店内で撮影したデータや、持ち込んだデータの編集が行える。
ほかにもLUMIX BASE TOKYOは、スタジオの機能も備えている。正面には生配信が可能なエリア、その左にはスチル撮影用の機材を設置。ユーザーが自由に利用できるため、たとえば、アカウントさえ用意すればYouTubeで生配信が行える環境が整っている。
生配信用の機材として、LUMIX S1Hが2台設置されていた。ライティングにはAputureのLEDライト、音声録音用にはゼンハイザーのガンマイクを用意。ほかにも、映像スイッチャーや音声ミキサー、スライダーなど、普段なかなか試しづらい機材も実際に利用できる。また機材展示として、DJIのジンバルも並んでいた。
ショールームの奥の通路を進んだところには、ルミックスプロフェッショナルサービスも用意されている。ここでは、プロが機材をレンタルしたり、修理を受けたりすることが可能。4年前に秋葉原から始まり、2年後には銀座に移転、そして、ここLUMIX BASE TOKYOに再移転したという。
LUMIX BASE TOKYOのマネージャーを務める坂本維賢氏は、銀座から移転した理由について「2019年春に銀座をオープンしたが、この2年間の間に大きく環境が変わってきた。ユーザーに対して提供すべきサービスの内容が変わってきているのではという疑問があり、これが移転につながった」と説明。スタジオコーナーを目玉として、より “体験” にフォーカスした施設を目指したという。
また青山を選んだのは「動画に関する会社やクリエイターが集まる地域」として、「クリエイターの利便性を重視した結果」とのこと。あさって5月30日にオープンとなるが、「まだ完成しているわけではない。ひとつの形を提供していくのではなく、進化させ続けるというキーワードのなかで取り組んでいく」と意気込んだ。
この2年間で変わったことの具体的な内容について、起案者として全体の監修を努めた、同社デザインセンター シニアデザイナーの武松 大介氏から詳細な説明があった。「今までのショールームはメーカーからユーザーに知ってもらうための一方通行。これからのリアルの場として、喜んでもらえる場所、知りたい情報を知れる/やりたいことができる場所」を考えたと解説する。
「クリエイター視点のショールームのありかたを考えたときに、LUMIXとクリエイターがともに高めあう関係性を考えた。これはクリエイターの意見を取り入れるLUMIXの製品開発と同じ」と武松氏。「クリエイターとともに作り上げるクリエイターの活動拠点をコンセプトに、フィードバックなどをもとに、未来のLUMIXを作り上げられる拠点にしたい」と目標を語った。
またLUMIX BASE TOKYOの名称について、クリエイターの活動拠点(基地:ベース)、クリエイターとともに変化していく素地(ベース)という2つの意味があるという。これが空間デザインに反映されており、ロゴマークはシンプルなものを作成。空間は木材をむき出しにすることで、基地の雰囲気や、クリエイターと作っていく素地の意味を込めた。また天井のライン照明は、同社レンズにある、光軸を表す白いラインをモチーフにデザインした。
【アクセス】
住所:東京都港区南青山2丁目11−17 第一法規ビル 1F
アクセス:東京メトロ 銀座線・半蔵門線、都営地下鉄 大江戸線 「青山一丁目」駅より徒歩3分/東京メトロ 銀座線 「外苑前」駅より徒歩3分
営業時間:11:00-19:00
定休日:月曜日・年末年始