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ガジェット 公開日 2023/10/31 10:27
アップル、最新チップ「M3」「M3 Pro」「M3 Max」発表。グラフィックは“最大の飛躍”
MacBook ProとiMacも同時発表
アップルは、31日に開催した「Scary fast.」イベントにおいて、 “Appleシリコン” の最新世代となる「M3」「M3 Pro」「M3 Max」を発表した。まずは同時発表された、14/16インチのMacBook Proおよび、24インチのiMacに搭載される。
3nmプロセスを採用した最新チップ。最新の極端紫外線ソリグラフィを使用し、髪の毛の断面ほどの大きさに200万個を組み込めるほど小さい極小トランジスタを製造することで、優れた性能と欲しい機能をもたせたとしている。
チップには、GPU、CPU、AI用のNeural Engine、メディアエンジンを搭載。Neural Engineについては、M1世代から60%、M2世代から15%高速化している。またメディアエンジンは、H.264、HEVC、ProRes、ProRes RAWといったビデオコーデックのハードウェアアクセラレーションに対応。さらに、YouTubeやNetflixなどのストリーミングサービスで利用可能な、AV1デコードを新たにサポートする。
GPUについては、M1世代よりも最大2.5倍の速度でプロ向けアプリを実行できるとしており、「Appleシリコンのグラフィックスアーキテクチャにおける最大の飛躍」と同社は説明。リアルタイムでハードウェアのローカルメモリーの使用量を割り当てるDynamic Caching機能を新たに備える。これにより、タスクに必要なメモリの量を正確に使うことで、GPUの平均使用率が劇的に向上するとのこと。また、レイトレーシングも初めて利用可能となった。
CPUは、M1世代と比べて高性能コアが最大30%高速に、高効率コアについても、M1世代より最大50%、M2世代より最大30%高速化している。これにより、タスクの高速化だけでなく、システムのバッテリー持続時間の最大化も実現。M1と同じマルチスレッドのパフォーマンスを半分の電力で実現し、ピーク電力のパフォーマンスは最大35%高くなるという。
■M3
M3は10コアGPU、8コア(高性能コア4+高効率コア4)CPUを搭載。CPUはM1比で最大35%、M2比で最大20%高速だとしている。GPUについては、GPUはM1よりも最大65%、M2よりも最大20%の高速化となる。搭載トランジスタ数は250億。
メモリは最大24GBに対応。専用のパッケージ内でメモリを1つのプールに収める、ユニファイドメモリアーキテクチャを引き続き採用する。
■M3 Pro
M3 Proは、M3の能力をさらに強化した設計としており、より高い性能が必要なユーザー向けだと同社は説明。18コアGPUと12コア(高性能コア6+高効率コア6)を搭載する。搭載トランジスタ数は370億。
CPUはM1 Proよりも最大40%高速だとアピール。GPUについては、M1 Pro比で最大40%、M2 Pro比で最大10%高速化している。ユニファイドメモリについては、最大36GBとなっている。
■M3 Max
M3 Maxは、「最高峰のパフォーマンスを発揮し、最も高負荷なプロの作業に適している」という最上位モデル。新たに128GBのユニファイドメモリに対応する。搭載トランジスタ数は920億。
40コアGPUと16コア(高性能コア12+高効率コア4)を搭載する。CPUはM1 Maxと比較して最大80%、M2 Max比で50%高速に。GPUについては、M1 Max比で最大50%、M2 Max比で最大20%の向上となる。
Source: Apple
3nmプロセスを採用した最新チップ。最新の極端紫外線ソリグラフィを使用し、髪の毛の断面ほどの大きさに200万個を組み込めるほど小さい極小トランジスタを製造することで、優れた性能と欲しい機能をもたせたとしている。
チップには、GPU、CPU、AI用のNeural Engine、メディアエンジンを搭載。Neural Engineについては、M1世代から60%、M2世代から15%高速化している。またメディアエンジンは、H.264、HEVC、ProRes、ProRes RAWといったビデオコーデックのハードウェアアクセラレーションに対応。さらに、YouTubeやNetflixなどのストリーミングサービスで利用可能な、AV1デコードを新たにサポートする。
GPUについては、M1世代よりも最大2.5倍の速度でプロ向けアプリを実行できるとしており、「Appleシリコンのグラフィックスアーキテクチャにおける最大の飛躍」と同社は説明。リアルタイムでハードウェアのローカルメモリーの使用量を割り当てるDynamic Caching機能を新たに備える。これにより、タスクに必要なメモリの量を正確に使うことで、GPUの平均使用率が劇的に向上するとのこと。また、レイトレーシングも初めて利用可能となった。
CPUは、M1世代と比べて高性能コアが最大30%高速に、高効率コアについても、M1世代より最大50%、M2世代より最大30%高速化している。これにより、タスクの高速化だけでなく、システムのバッテリー持続時間の最大化も実現。M1と同じマルチスレッドのパフォーマンスを半分の電力で実現し、ピーク電力のパフォーマンスは最大35%高くなるという。
■M3
M3は10コアGPU、8コア(高性能コア4+高効率コア4)CPUを搭載。CPUはM1比で最大35%、M2比で最大20%高速だとしている。GPUについては、GPUはM1よりも最大65%、M2よりも最大20%の高速化となる。搭載トランジスタ数は250億。
メモリは最大24GBに対応。専用のパッケージ内でメモリを1つのプールに収める、ユニファイドメモリアーキテクチャを引き続き採用する。
■M3 Pro
M3 Proは、M3の能力をさらに強化した設計としており、より高い性能が必要なユーザー向けだと同社は説明。18コアGPUと12コア(高性能コア6+高効率コア6)を搭載する。搭載トランジスタ数は370億。
CPUはM1 Proよりも最大40%高速だとアピール。GPUについては、M1 Pro比で最大40%、M2 Pro比で最大10%高速化している。ユニファイドメモリについては、最大36GBとなっている。
■M3 Max
M3 Maxは、「最高峰のパフォーマンスを発揮し、最も高負荷なプロの作業に適している」という最上位モデル。新たに128GBのユニファイドメモリに対応する。搭載トランジスタ数は920億。
40コアGPUと16コア(高性能コア12+高効率コア4)を搭載する。CPUはM1 Maxと比較して最大80%、M2 Max比で50%高速に。GPUについては、M1 Max比で最大50%、M2 Max比で最大20%の向上となる。
Source: Apple