HOME > ニュース > ホビー&カルチャーニュース
公開日 2010/02/22 18:56
26日オープンの新ヤマハ銀座ビルを先行体験 − 投資金額100億の「ヤマハの顔」が誕生
プロ絶賛のコンサートホールなどヤマハならではの施設が充実
ヤマハ(株)は、旧ヤマハ銀座ビル跡地に建設していた新ヤマハ銀座ビルが今週金曜の26日にグランドオープンするのにあわせ(関連ニュース)、本日プレス向け内覧会を開催した。
ヤマハ銀座ビル地上12階、地下3階建ての建物。1階の「ポータル」という名称の楽器店展示やイベントなども行えるオープンフロアをはじめとして、270人収容可能な多目的スペース「ヤマハ銀座スタジオ」(地下2階)、ビル内に音楽・楽器店(地下1〜5階)、最大100人収容可能なサロン「ヤマハ銀座コンサートサロン」(6階)、アコースティック楽器の演奏に最適な音響設計を施した音楽ホール「ヤマハホール」(7〜9階)、日本最大規模の3,000人が在籍可能な大人向け音楽教室(10〜12階)という構成だ。
内覧会に出席したヤマハ(株)代表取締役社長の梅村 充氏は、「1951年に建設された旧ヤマハ銀座ビルは、1952年に初めてヤマハ音楽教室が作られた建物でもあり、半世紀以上に渡りヤマハの顔として親しまれてきた。これからの半世紀を見据えて、新ヤマハ銀座ビルを建設することを4年前に決断した。ヤマハの情報発信・コミュニケーションの拠点として展開していく」と挨拶した。なおビル建設の投資金額は約100億円。初年度は年商50億円を掲げている。
ヤマハらしさを表現したという新ヤマハ銀座ビルの外装はガラス張りで、思わず眼を奪われるような個性的なデザインだ。ビルの表層は、ランダムな濃淡をつけた金箔を合わせガラスに挟み込むことで、同社の主要な事業領域である「音・音楽」の要素をきらめき、こもれびといった視覚イメージとして表現したのだという。
また創業から約120年の歴史の中で常に革新的な取り組みを行ってきた「伝統と革新の融合」という企業姿勢を外観にも取り入れ、昼は現代的な印象を与えるが、夕方から夜にかけては内部の木質空間が透けてやわらかな印象になるという2つの表情で表現している。
■演奏家も大絶賛のコンサートホール
ヤマハホールは、“アコースティック楽器に最適で豊かな響きを持つコンサートホール”を目指して設計された333席の音楽ホール。設計を担当したヤマハ(株)サウンドテクノロジー開発事業部 宮崎秀生氏は、「コンピューターシュミレーションや模型実験により、響きと明瞭度という相反する2つの要素を実現させた」と説明する。
天井の高さを確保することで、上方から降り注ぐ豊かな響き(残響時間約1.6秒)を実現しながら、反射板の形状や客席段床の高さなどを調整することで響きの中でもピアニッシモまで芯のある音が客席まで届くように配慮されている。また舞台にもこだわっており、ピアノやチェロ等で使用される楽器製造技術ARE(Acoustic Resonance Enhancement)をステージとして初使用。木をエージングすることでステージをビンテージ化するというもので、楽器の鳴りの向上や音が華やかになるといった効果を与えているという。
内覧会ではバイオリニストの磯 絵里子さん、ピアニストの三浦友理枝さんが登場し、ステージで演奏を披露した。ヤマハホールについて磯さんは「弦楽器だけではくチェンバロのようなホールを選ぶような難しい楽器にとっても強い味方になると思う。是非このホールで自分のリサイタルをやりたい」とコメントし、三浦さんも「以前よりこの日を楽しみにしていた。音質を試せる曲ということでラベルの『水の戯れ』という曲を選んだが、本当に素晴らしい音響だった。このピアノも弾きやすくてとても気に入った」と大満足の様子だった。
■アコースティック楽器と楽譜が充実した店舗フロア
店舗フロアおよび音楽教室の運営を担当する(株)ヤマハミュージック東京 代表取締役社長の花本眞也氏は銀座店 店舗フロアの強みを「アコースティック楽器と楽譜」と紹介。ピアノやアコースティックギターなどのアコースティック系楽器はほぼすべての楽器が専門スペースで試奏できるほか、菅楽器・弦楽器は専門の技術者が常駐して、修理・調整を受け付けるリペアスペースを設けている。
楽譜は旧ヤマハ銀座ビルの在庫数より1万冊多い、約8万冊の在庫を確保。洋書を中心に大幅に品揃えを確保し、菅楽器、合唱などの分野では当該曲の音楽CDと同じ売場で販売するなど陳列展示も工夫されている。
ヤマハ銀座ビル
・オープン:2010年2月26日(金)
・所在地:東京都中央区銀座7-9-14
・延床面積:7,583m2(192坪)
・営業時間:10時半〜20時(年末年始、点検日を除く年中無休)
・専門サイト:http://www.yamaha.co.jp/about/yamahaginza/
【問い合わせ先】
ヤマハミュージック東京 ヤマハ銀座店 新銀座店プロジェクト
TEL/03-3572-3171
ヤマハ銀座ビル地上12階、地下3階建ての建物。1階の「ポータル」という名称の楽器店展示やイベントなども行えるオープンフロアをはじめとして、270人収容可能な多目的スペース「ヤマハ銀座スタジオ」(地下2階)、ビル内に音楽・楽器店(地下1〜5階)、最大100人収容可能なサロン「ヤマハ銀座コンサートサロン」(6階)、アコースティック楽器の演奏に最適な音響設計を施した音楽ホール「ヤマハホール」(7〜9階)、日本最大規模の3,000人が在籍可能な大人向け音楽教室(10〜12階)という構成だ。
内覧会に出席したヤマハ(株)代表取締役社長の梅村 充氏は、「1951年に建設された旧ヤマハ銀座ビルは、1952年に初めてヤマハ音楽教室が作られた建物でもあり、半世紀以上に渡りヤマハの顔として親しまれてきた。これからの半世紀を見据えて、新ヤマハ銀座ビルを建設することを4年前に決断した。ヤマハの情報発信・コミュニケーションの拠点として展開していく」と挨拶した。なおビル建設の投資金額は約100億円。初年度は年商50億円を掲げている。
また創業から約120年の歴史の中で常に革新的な取り組みを行ってきた「伝統と革新の融合」という企業姿勢を外観にも取り入れ、昼は現代的な印象を与えるが、夕方から夜にかけては内部の木質空間が透けてやわらかな印象になるという2つの表情で表現している。
■演奏家も大絶賛のコンサートホール
ヤマハホールは、“アコースティック楽器に最適で豊かな響きを持つコンサートホール”を目指して設計された333席の音楽ホール。設計を担当したヤマハ(株)サウンドテクノロジー開発事業部 宮崎秀生氏は、「コンピューターシュミレーションや模型実験により、響きと明瞭度という相反する2つの要素を実現させた」と説明する。
天井の高さを確保することで、上方から降り注ぐ豊かな響き(残響時間約1.6秒)を実現しながら、反射板の形状や客席段床の高さなどを調整することで響きの中でもピアニッシモまで芯のある音が客席まで届くように配慮されている。また舞台にもこだわっており、ピアノやチェロ等で使用される楽器製造技術ARE(Acoustic Resonance Enhancement)をステージとして初使用。木をエージングすることでステージをビンテージ化するというもので、楽器の鳴りの向上や音が華やかになるといった効果を与えているという。
内覧会ではバイオリニストの磯 絵里子さん、ピアニストの三浦友理枝さんが登場し、ステージで演奏を披露した。ヤマハホールについて磯さんは「弦楽器だけではくチェンバロのようなホールを選ぶような難しい楽器にとっても強い味方になると思う。是非このホールで自分のリサイタルをやりたい」とコメントし、三浦さんも「以前よりこの日を楽しみにしていた。音質を試せる曲ということでラベルの『水の戯れ』という曲を選んだが、本当に素晴らしい音響だった。このピアノも弾きやすくてとても気に入った」と大満足の様子だった。
■アコースティック楽器と楽譜が充実した店舗フロア
店舗フロアおよび音楽教室の運営を担当する(株)ヤマハミュージック東京 代表取締役社長の花本眞也氏は銀座店 店舗フロアの強みを「アコースティック楽器と楽譜」と紹介。ピアノやアコースティックギターなどのアコースティック系楽器はほぼすべての楽器が専門スペースで試奏できるほか、菅楽器・弦楽器は専門の技術者が常駐して、修理・調整を受け付けるリペアスペースを設けている。
ヤマハ銀座ビル
・オープン:2010年2月26日(金)
・所在地:東京都中央区銀座7-9-14
・延床面積:7,583m2(192坪)
・営業時間:10時半〜20時(年末年始、点検日を除く年中無休)
・専門サイト:http://www.yamaha.co.jp/about/yamahaginza/
【問い合わせ先】
ヤマハミュージック東京 ヤマハ銀座店 新銀座店プロジェクト
TEL/03-3572-3171