HOME > ニュース > モバイル/PCニュース
公開日 2022/06/10 13:20
マイクロソフト、Windows 11 22H2プレビュー版をうっかりサポート外PCにも配布【Gadget Gate】
ロールバック猶予は10日間
マイクロソフトは6月7日、Windows Insider Programを通じてWindows 11の大型アップデートとなる「22H2」の最終プレビュー版を、サポートから外れた旧スペックのPCにもダウンロード、インストール可能にした。これはもちろん、意図したことではなかったようで、マイクロソフトはバグであることを認め、Windows 11のハードウェア要件が変わったわけではないと説明している。
マイクロソフトはWindows 11の最低ハードウェア要件を厳しく設定(インテル第8世代CoreプロセッサーまたはAMD Ryzen 3000シリーズ以降、セキュアブート、TPM 2.0対応など)している。そのため、処理性能的にはWindows 10がストレスなく動作するにもかかわらず、要件から外れてインストールできない、取り残されたPCはまだ至るところで稼働している。
要件から外れたPCでもWindows 11をインストールする方法がないわけではないが、Windows Insider Programのプレビュー版を非対応のPCに正式にインストールさせるのは、通常ならあり得ないことで、今回の誤ったリリースはかなりレアな出来事と言えそうだ。
当然ながら、案内が来るはずのないPCを使用していたInsider Programメンバーはこの間違いにいち早く気づき、TwtterやRedditに続々と投稿し始めた。たとえば、第6世代となるCore i7-6700 CPUを搭載するDell Optiplex 7040や、第7世代のi5-7200U搭載のHP x360といった機種にアップグレード提供開始の通知が来たとの報告があがっている。
なお、Windows 10のプレビューアップデートを待っていたのに、誤ってWindows 11 22H2にアップグレードしてしまったというInsirder Programユーザーも、慌てる必要はない模様だ。マイクロソフトはOSをロールバック(以前の状態に復旧)させるための猶予が10日間あり、Windows 11の設定画面にその項目があると説明している。
一方で、せっかくインストールできないはずのWindows 11をインストールできたのだから、このまま使いたいというユーザーもいるかもしれない。ただ、その場合は定期的にリリースされるセキュリティアップデートを受け取ることができない可能性がある。Neowinは10日間の猶予期間内にロールバックしなければ、Windows 11を削除し、Windows 10をクリーンインストールすることになるかもしれないと述べている。
Source:Reddit, Windows Insider Program(Twitter)
via:Neowin, Ars Technica
※テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」を近日中にローンチ予定です。本稿は、そのプレバージョンの記事として掲載しています。
It's a bug and the right team is investigating it. Thanks for notifying.
— Windows Insider Program (@windowsinsider) June 8, 2022
マイクロソフトはWindows 11の最低ハードウェア要件を厳しく設定(インテル第8世代CoreプロセッサーまたはAMD Ryzen 3000シリーズ以降、セキュアブート、TPM 2.0対応など)している。そのため、処理性能的にはWindows 10がストレスなく動作するにもかかわらず、要件から外れてインストールできない、取り残されたPCはまだ至るところで稼働している。
要件から外れたPCでもWindows 11をインストールする方法がないわけではないが、Windows Insider Programのプレビュー版を非対応のPCに正式にインストールさせるのは、通常ならあり得ないことで、今回の誤ったリリースはかなりレアな出来事と言えそうだ。
The requirements have not changed. We're looking into the scenario. Thank you for sharing!
— Windows Insider Program (@windowsinsider) June 8, 2022
当然ながら、案内が来るはずのないPCを使用していたInsider Programメンバーはこの間違いにいち早く気づき、TwtterやRedditに続々と投稿し始めた。たとえば、第6世代となるCore i7-6700 CPUを搭載するDell Optiplex 7040や、第7世代のi5-7200U搭載のHP x360といった機種にアップグレード提供開始の通知が来たとの報告があがっている。
なお、Windows 10のプレビューアップデートを待っていたのに、誤ってWindows 11 22H2にアップグレードしてしまったというInsirder Programユーザーも、慌てる必要はない模様だ。マイクロソフトはOSをロールバック(以前の状態に復旧)させるための猶予が10日間あり、Windows 11の設定画面にその項目があると説明している。
一方で、せっかくインストールできないはずのWindows 11をインストールできたのだから、このまま使いたいというユーザーもいるかもしれない。ただ、その場合は定期的にリリースされるセキュリティアップデートを受け取ることができない可能性がある。Neowinは10日間の猶予期間内にロールバックしなければ、Windows 11を削除し、Windows 10をクリーンインストールすることになるかもしれないと述べている。
Source:Reddit, Windows Insider Program(Twitter)
via:Neowin, Ars Technica
※テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」を近日中にローンチ予定です。本稿は、そのプレバージョンの記事として掲載しています。