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公開日 2023/03/16 14:22
SwitchBot、ブランド初の「Matter」対応スマートリモコン「SwitchBotハブ2」
3/24発売
SB C&Sは、スマート家電、IoTデバイスを開発するSwitchBotより、「Matter」に対応するスマートリモコン「SwitchBotハブ2」を3月24日(金)に発売する。価格はオープンだが、税込9,970円前後での実売が予想される。
同社製品で初めてスマートホーム規格「Matter」に対応する、Wi-Fiベースのスマートリモコン。今年1月、ラスベガスで開催されたCES 2023にて発表されたものが国内で正式に案内される格好だ。
これまで同社のスマートホームデバイスは、プラグミニなど一部製品を除いてAppleのHomekitに非対応だったが、Matterに対応することでAppleの「ホーム」アプリからも直接制御が可能になる。Bluetooth製品である「SwitchBot カーテン」「SwitchBot ブラインドポール」もSwitchBotハブ2を介することで、ホームアプリからの操作や、Homepod、Apple Watchからの操作に対応する。
「SwitchBot ボット」「SwitchBot ロック」「SwitchBot 温湿度計」といったその他Bluetooth製品にも、今後のアップデートで順次対応していく。
赤外線リモコン学習機能は、4,800社以上、83,934(2023年3月時点)の型番に対応するほか、半年周期で赤外線コードのアップデートを実施するため、製品発売以降に登場した家電のリモコンもサポートする。
前モデルに当たる「SwitchBotハブミニ」は補助赤外線LEDを3基、赤外線受信モジュールが2基という構成だったが、SwitchBotハブ2は補助赤外線LEDを6基、赤外線受信モジュールを2基搭載。モジュール搭載数に比例する形で約2倍の赤外線送受信範囲を実現した。
SwitchBotハブミニにない機能として、新たにエアコンのローカル操作をサポート。通常スマートリモコンはWi-Fi接続を前提とするが、Bluetooth接続機能を用いることで、Wi-Fi通信が不安定な環境でもエアコンの操作ができるようになった。
さらに、エアコンのリモコン状態と同社の用意する「Switch Botアプリ」上での状態を同期する「IR Decoding機能」を、4月以降のファームウェアアップデートで提供を予定する。物理リモコンとアプリ操作が混在するシチュエーションでも正確な使用状況を把握できるようにする。
本体に照度センサー、ケーブルコードに温湿度センサーを装備し、筐体全面に装備されたモニターで設置した部屋の温度・湿度をチェックすることができるほか、スマートリモコンとして測定値をベースとした家電操作を行うことができる。液晶部分は透過型とすることで、環境やインテリアに溶け込む邪魔にならないデザインに仕上げたと同社はアピール。さらに、表示部位が備わったことで、SwitchBotハブミニには無かったキックスタンドも追加されている。
ケーブルコード部分に温湿度センサーを設けたのは、スマートリモコンに必ず搭載されるWi-Fiチップの発熱による干渉を避けるため。最大で室温と20度もの差が生じ、本体内にセンサーを設置すると、どうしても影響を受けてしまうという。そこでセンサーをケーブルに搭載することで、本体熱の影響を受けない精度の高い測定を可能とした。
操作体験の向上として、画面上にON/OFFボタンを搭載。Switch Botアプリで設定する「シーン」と呼ばれる一連のオートメーションを、SwitchBotハブ2のON/OFFボタンから実行できる。ワンタッチでエアコンやテレビ、照明を一括して消すことも可能だ。
対応OSはAndroid 5.0以上、iOS 11.0以上、Bluetooth範囲はオープンエリアで最大120m、赤外線の最大送信距離は30m、最大受信距離は15mとなる。外形寸法は80W×70H×23Dmm、質量は63g。なお、本モデル発売後もSwitchBotハブミニは併売されるとのことだ。
会場で発表された新製品として、温湿度計のシリーズから防水対応の温湿度計の発売が予告された。IP65準拠の防水・防塵機能を備え、雨に濡れてしまう屋外や湿度の高い浴室での使用を想定。筐体に温度・湿度を表示する液晶やインジケーターは備わっていないが、測定結果をSwitchBotハブ2の液晶モニターに表示することが可能になっている。
SwitchBotハブ2の国内展開発表に併せて、2023年よりSwitchBot製品の取り扱いを開始したSB C&Sによる国内販売戦略発表会が開催された。SWITCHBOT株式会社プロダクトマネージャーの北島祥氏から製品紹介に先立つイントロダクションが行われた。
スマートホームという概念を全く知らないユーザーにスマートホームをどのように説明するか? という問いかけに対し、北島氏は「鍵を使わず指紋で玄関を解錠」「ひとこと声を出せば照明が点灯」など、同社製品を用いたソリューションを紹介。「スマホからはじまる、豊かで快適な生活」こそがSWITCHBOTのミッションだと強調した。
これまで同社は自宅の様々な場所をスマートホーム化するプロダクトを提供してきた。「お手頃価格」「後付け・工事要らず」を基本に、2017年にSwitchBot ボットを発売以来、毎年新製品を発売。複数のIoTデバイスにより累計販売台数No.1(家電BIZ調べ)を誇るシェアを強みとしてアピールする。これも一重に「イノベーションとテクノロジーでより快適な暮らしを実現する、当社の理念に基づく商品開発の結果」と力を込めた。
続いて、SB C&S株式会社コンシューマ事業本部プロダクト推進部の酒井俊秋氏が登壇。スマート家電の市場拡大に伴う販売体制の強化について説明した。
まずSB C&Sについて、ソフトバンクグループの原点であるIT流通事業を継承した会社であるとその出自を解説した。ソフトウェア・ハードウェアのリリースから、製品企画、サービス考案など幅広いビジネスを展開。より良い製品をより良くユーザーに届けるため、様々なバリューを付加する「Value Added Distributor」という理念で40年間続けてきたという。
近年ではスマートプロダクトの流通に注力し、世界中からプロダクトを発掘。日本のユーザーが使いやすいように規格の変更、サービスの付加、サポートの充実など「ジャパンマッチ」を意識したビジネスを展開する。
先記したValue Added DistributorとスマートプロダクトのクロスポイントにSwitch bot製品が存在すると語る酒井氏。オンライン販売が中心だったスマート家電の販路を実店舗に拡大し、全国の大手家電量販店を中心に、年内で1,000箇所以上のSwitch bot製品売り場を展開。「より多くのユーザーに知っていただきたい」と意気込みを示した。その起爆剤となるのがまさに、この度発表されたSwitchBotハブ2になるとのこと。
豊富なラインナップとそれぞれが連動するSwitch bot製品の強みを広く訴えかけるために、製品について知る機会・見る機会、そして「スマート家電で何ができるの?」「設定が難しそう」といった疑問や懸念を払拭する学ぶ機会など、体験型の施策にさらに注力していく。
同社製品で初めてスマートホーム規格「Matter」に対応する、Wi-Fiベースのスマートリモコン。今年1月、ラスベガスで開催されたCES 2023にて発表されたものが国内で正式に案内される格好だ。
これまで同社のスマートホームデバイスは、プラグミニなど一部製品を除いてAppleのHomekitに非対応だったが、Matterに対応することでAppleの「ホーム」アプリからも直接制御が可能になる。Bluetooth製品である「SwitchBot カーテン」「SwitchBot ブラインドポール」もSwitchBotハブ2を介することで、ホームアプリからの操作や、Homepod、Apple Watchからの操作に対応する。
「SwitchBot ボット」「SwitchBot ロック」「SwitchBot 温湿度計」といったその他Bluetooth製品にも、今後のアップデートで順次対応していく。
赤外線リモコン学習機能は、4,800社以上、83,934(2023年3月時点)の型番に対応するほか、半年周期で赤外線コードのアップデートを実施するため、製品発売以降に登場した家電のリモコンもサポートする。
前モデルに当たる「SwitchBotハブミニ」は補助赤外線LEDを3基、赤外線受信モジュールが2基という構成だったが、SwitchBotハブ2は補助赤外線LEDを6基、赤外線受信モジュールを2基搭載。モジュール搭載数に比例する形で約2倍の赤外線送受信範囲を実現した。
SwitchBotハブミニにない機能として、新たにエアコンのローカル操作をサポート。通常スマートリモコンはWi-Fi接続を前提とするが、Bluetooth接続機能を用いることで、Wi-Fi通信が不安定な環境でもエアコンの操作ができるようになった。
さらに、エアコンのリモコン状態と同社の用意する「Switch Botアプリ」上での状態を同期する「IR Decoding機能」を、4月以降のファームウェアアップデートで提供を予定する。物理リモコンとアプリ操作が混在するシチュエーションでも正確な使用状況を把握できるようにする。
本体に照度センサー、ケーブルコードに温湿度センサーを装備し、筐体全面に装備されたモニターで設置した部屋の温度・湿度をチェックすることができるほか、スマートリモコンとして測定値をベースとした家電操作を行うことができる。液晶部分は透過型とすることで、環境やインテリアに溶け込む邪魔にならないデザインに仕上げたと同社はアピール。さらに、表示部位が備わったことで、SwitchBotハブミニには無かったキックスタンドも追加されている。
ケーブルコード部分に温湿度センサーを設けたのは、スマートリモコンに必ず搭載されるWi-Fiチップの発熱による干渉を避けるため。最大で室温と20度もの差が生じ、本体内にセンサーを設置すると、どうしても影響を受けてしまうという。そこでセンサーをケーブルに搭載することで、本体熱の影響を受けない精度の高い測定を可能とした。
操作体験の向上として、画面上にON/OFFボタンを搭載。Switch Botアプリで設定する「シーン」と呼ばれる一連のオートメーションを、SwitchBotハブ2のON/OFFボタンから実行できる。ワンタッチでエアコンやテレビ、照明を一括して消すことも可能だ。
対応OSはAndroid 5.0以上、iOS 11.0以上、Bluetooth範囲はオープンエリアで最大120m、赤外線の最大送信距離は30m、最大受信距離は15mとなる。外形寸法は80W×70H×23Dmm、質量は63g。なお、本モデル発売後もSwitchBotハブミニは併売されるとのことだ。
会場で発表された新製品として、温湿度計のシリーズから防水対応の温湿度計の発売が予告された。IP65準拠の防水・防塵機能を備え、雨に濡れてしまう屋外や湿度の高い浴室での使用を想定。筐体に温度・湿度を表示する液晶やインジケーターは備わっていないが、測定結果をSwitchBotハブ2の液晶モニターに表示することが可能になっている。
SwitchBotハブ2の国内展開発表に併せて、2023年よりSwitchBot製品の取り扱いを開始したSB C&Sによる国内販売戦略発表会が開催された。SWITCHBOT株式会社プロダクトマネージャーの北島祥氏から製品紹介に先立つイントロダクションが行われた。
スマートホームという概念を全く知らないユーザーにスマートホームをどのように説明するか? という問いかけに対し、北島氏は「鍵を使わず指紋で玄関を解錠」「ひとこと声を出せば照明が点灯」など、同社製品を用いたソリューションを紹介。「スマホからはじまる、豊かで快適な生活」こそがSWITCHBOTのミッションだと強調した。
これまで同社は自宅の様々な場所をスマートホーム化するプロダクトを提供してきた。「お手頃価格」「後付け・工事要らず」を基本に、2017年にSwitchBot ボットを発売以来、毎年新製品を発売。複数のIoTデバイスにより累計販売台数No.1(家電BIZ調べ)を誇るシェアを強みとしてアピールする。これも一重に「イノベーションとテクノロジーでより快適な暮らしを実現する、当社の理念に基づく商品開発の結果」と力を込めた。
続いて、SB C&S株式会社コンシューマ事業本部プロダクト推進部の酒井俊秋氏が登壇。スマート家電の市場拡大に伴う販売体制の強化について説明した。
まずSB C&Sについて、ソフトバンクグループの原点であるIT流通事業を継承した会社であるとその出自を解説した。ソフトウェア・ハードウェアのリリースから、製品企画、サービス考案など幅広いビジネスを展開。より良い製品をより良くユーザーに届けるため、様々なバリューを付加する「Value Added Distributor」という理念で40年間続けてきたという。
近年ではスマートプロダクトの流通に注力し、世界中からプロダクトを発掘。日本のユーザーが使いやすいように規格の変更、サービスの付加、サポートの充実など「ジャパンマッチ」を意識したビジネスを展開する。
先記したValue Added DistributorとスマートプロダクトのクロスポイントにSwitch bot製品が存在すると語る酒井氏。オンライン販売が中心だったスマート家電の販路を実店舗に拡大し、全国の大手家電量販店を中心に、年内で1,000箇所以上のSwitch bot製品売り場を展開。「より多くのユーザーに知っていただきたい」と意気込みを示した。その起爆剤となるのがまさに、この度発表されたSwitchBotハブ2になるとのこと。
豊富なラインナップとそれぞれが連動するSwitch bot製品の強みを広く訴えかけるために、製品について知る機会・見る機会、そして「スマート家電で何ができるの?」「設定が難しそう」といった疑問や懸念を払拭する学ぶ機会など、体験型の施策にさらに注力していく。