• ブランド
    特設サイト
公開日 2011/10/20 15:56

“Wooo”の録画機能 徹底活用術(1)高度で奥深い「番組をさがす」機能を知る

折原一也が指南
折原一也
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
日立“Wooo”は、録画機能が非常に充実していることが大きな特徴だ。特にXPシリーズ、ZPシリーズ、GPシリーズは、いずれも地デジトリプルチューナーを内蔵し、2番組同時録画中の裏番組視聴にも対応している。

Woooの録画機能の目玉は、目的の番組を便利かつ的確に探し出せる、多彩な録画機能にある。

Woooの録画機能は、果たしてどれだけ賢いのか。自宅のリビングでメインの録画テレビとして、約2ヶ月に渡って使い込んだ結果をレポートしたい。なお使用したのはXP07シリーズだが、新製品のXP08/GP08/ZP05の各シリーズも、録画機能は同等だ。

まず今春のXP07シリーズから追加され、この秋冬の新モデルにも搭載されている「番組をさがす」機能を、筆者なりの使いこなし術も交えつつ解説していこう。

日立のWooo上位機には、高度な録画機能を備えたモデルが用意されている。写真はGP08シリーズ

リモコンの中央に「さがす」ボタンを装備

Woooの「番組をさがす」メニューからアクセスできるのは「Woooおすすめ」「放送局の注目番組」「詳しくさがす」の3つ。このうち「放送局の注目番組」はユーザーの好みと関係ない項目だ。録画機能をとことん使い込みたいなら、まずは「詳しくさがす」の項目をチェックしたい。

「さがす」ボタンからは「Woooのおすすめ」「放送局の注目番組」「詳しくさがす」にアクセスできる

■Woooの自動録画と検索を使いこなそう

「くわしく探す」では、検索機能と自動録画のインターフェースが一体化されており、ジャンル/キーワード/出演者での検索が行えるだけでなく、自動録画も設定できる。

筆者がふだんWoooで録画している番組は「連ドラ」と「サッカー」がほとんど。このうち「連ドラ」については番組表や「放送局の注目番組」から一度見つけてしまえば、あとは繰り返し録画でカバーできるので、自動録画に頼らずとも録画できている。

一方でサッカー番組の録画には、自動録画が文字通り大活躍している。

一言でサッカー番組といっても、『やべっちFC』(テレビ朝日系列、日曜深夜0時10分)、『スーパーサッカー』(TBS系列、月曜日深夜1時25分)、といったメジャーなレギュラー番組だけではない。『UEFAチャンピオンズリーグ・マガジン 』(フジテレビ系列、日曜午前4時55分)という早朝時間帯の番組もあるし、「月刊サッカーアース」(日本テレビ系列、月1回放送)といったイレギュラーな放送スケジュールの番組もある。

さらには始まったばかりのW杯予選に向けた特番、なでしこJAPAN関連、日本代表の試合も不定期に行われるし、Jリーグの試合も稀に地上波で放送される。

こういった不定期に放送される番組群は、気付いたら録画予約するというスタイルではとても対応しきれるものではない。こういう、油断すると見逃しそうさな番組をすべて録画するには、「詳しくさがす」画面から「サッカー」の条件を登録し、ジャンルで「サッカー」、さらに対象とする放送波を指定し、Woooで自動録画するように設定しておけば安心というワケだ。

「詳しく探す」の画面に入り検索条件をセット。リモコンの「青」ボタンを押すと自動録画として登録できる

ジャンルで「サッカー」を登録しておくと自動的に番組を検索。この結果と同じ番組がすべて録画されるので見逃す心配はない

もう一つ便利な使い方は、選手名による検索だ。ジャンルが「サッカー」の番組は自動録画でカバーできるが、インタビューなどはスポーツニュースの1コーナーとして扱われることも多々ある。

「見る」画面を表示した際に背景がブルーで表示される番組は、自動録画機能で録画された番組だ

そこで「本田」「長友」「香川」「内田」etc...と、活躍に期待したい選手の名前を検索の「キーワード」として登録しておくと、スポーツニュースの出演情報もチェックできる。

「詳しく探す」ではジャンル、出演者、キーワードの複合検索を登録できる

検索結果から録画ボタンを押すと「一発録画予約」の登録も可能だ

ただし、スポーツ選手の名字は、同姓の出演者による番組が多数ヒットしてしまうので自動録画設定はオススメできない。「スポーツニュース」and「複数のキーワード」では登録できないので(andで登録するのは、一人の選手名+ジャンルとしてスポーツニュースを設定すれば可能)、こちらは定期的に検索結果をチェックして録画予約を行うことで対処している。

■ユーザーの好みを統計情報を元に学習する「Woooおすすめ」

「Woooおすすめ」は、自分の好みに応じて番組をリストアップしてくれる機能だ。おすすめされた番組をチェックする前に、まずはリモコンの黄ボタンを押して「おすすめ設定」をチェックしてみてほしい。

すると、自分が「よく録画する出演者」リストと「よく録画するジャンル」、「よく録画する時間帯」の統計情報がグラフになって表示される。「Woooおすすめ」は、ユーザーの過去の録画・視聴動向を元にして自分に合った番組をピックアップしてくれる機能だが、自身の視聴動向が明確なデータで示されるのは、なかなかユニークだ。

「Woooおすすめ」で表示できる視聴動向データ


自宅でWoooの使用を始めてから数ヶ月が過ぎたが、筆者の視聴動向はというと、「ドラマ」と「スポーツ」のグラフが伸びているのは予想通り。

テレビを視聴している時間が夜9時〜0時あたりに集中しているのも、自分の生活リズムを考えると合点がいく。「よく録画する出演者」に名前の出ている「伊藤淳史」「黒木メイサ」は、9月まで放送していたドラマ『チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸』(フジテレビ系列)と『ジウ 警視庁特殊犯捜査係』(テレビ朝日系列)を毎週欠かさず観ていたので、その成果(?)が現れたようだ。


「よく録画する出演者」は上位48人まで自動的にリストアップされるので、目当ての出演者が見つからない時はページ送りすると見つかることも

気になる出演者は「青」ボタンで「詳しく探す」の条件として登録可能だ
ちなみに「よく録画する出演者」のリストから「詳しく探す」機能の出演者へ、そのまま登録する機能もある。視聴動向を見て、自分が気になっているタレントの名前が出ていたら、そのまま自動録画の設定へスムーズに移行できるのだ。細かな配慮が行き届いていることに感心する。


「詳しくさがす」に登録すれば検索も自動録画も可能で、文字入力の手間を省ける
さて「Woooおすすめ」としてピックアップされた40ほどの番組は、筆者の好みに合わせて「ドラマ」や「サッカー」ばかりと思いきや、予想に反して様々な番組がピックアップされた。


「Woooおすすめ」では向こう一週間の番組から番組をピックアップ。ジャンル別の絞り込みもできる

結果のリストにはおすすめの理由と、オススメ度(★マークで最大3つまで)が表示される
「すべて」の分類で見ると「ドラマ」や「サッカー」など筆者がよく見るジャンルのほか「バラエティ」なども並んでいる。「Wooo おすすめ」は何を基準におすすめされたかも表示されるのだが、どうやら「よくみる時間帯」によってピックアップされた番組、あとは記事執筆時点が秋の番組改編シーズンだったので、「新番組」が多く引っかかったらしい。


気になる番組はそのまま録画予約も可能だ
オススメ度を示す★マークは「国内ドラマ」が主に★2つ。★3つとしてオススメされたのは『UEFAチャンピオンズリーグ・マガジン』とスポーツニュースの『S☆1』と納得の内容だ。

意外なことに『2014 FIFAワールドカップ アジア地区3次予選特番』が★1つとなっていたが、どうやら番組出演者の情報を重視しているようで、出演者にカウントされないスポーツはオススメに挙がりにくいようだ。だが、こういった番組を洩らさず確実にピックアップしているところに、きちんと筆者の好みの学習が進んでいることが実感できた。

■使い込むたびに熟成されていくWoooの録画機能

今回紹介した「Woooおすすめ」の結果は、「ドラマ」と「サッカー」をよく視聴する筆者の視聴傾向を反映したものだが、実は、一ヶ月ほど前に同じ条件で試した際は、今回ほど好みに合った番組を上手くピックアップできていなかった。

裏を返すと、Woooを使えば使うほど「Woooおすすめ」が賢くなり、自分に合った番組を探し当ててくれるようになるということだ。

さらに、自分も気づかなかった好みを統計情報から発見し、自動録画に登録していくことで、さらに熟成を進めていくこともできる。「Woooおすすめ」は長く使い込んでこそ、その真価を発揮するのだ。

(折原一也)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
2 連載:世界のオーディオブランドを知る(3)日本発ブランドの象徴「デノン」の歴史を紐解く
3 ボーズ、ながら聴きTWS「Bose Ultra Open Earbuds」にさらに新色。計7色のカラバリを用意
4 FX-AUDIO-、ヘッドホンアンプ/プリアンプとしても使えるコンパクトDAC「DAC-T3J」。税込7480円
5 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.1】10000円未満のオススメは?
6 日本発、高コスパイヤホン新本命。final「ZE3000SV」は機能充実、そして何より音が良い!
7 BenQ、ノングレアIPSパネル搭載のプログラミング向け31.5型4Kモニター「RD320U」
8 e☆イヤホン、2025年「福耳袋」を12/20から順次販売開始。スタッフセレクト袋や100万円の「超福耳袋」も
9 装着性が向上してさらに進化! “ハイルドライバー” AMT搭載のオープン型ヘッドホン「HEDDphone TWO」を聴く
10 【インタビュー】エソテリックとティアック、進化し続ける2ブランド。世界にアピールする技術力でオーディオを推進
12/18 9:21 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX