公開日 2015/03/26 17:22
世界最強のオタクダンサーが決定! アニソンダンスバトル “ファイナル”白熱レポート
栄えある優勝は誰の手に?
全国を舞台に繰り広げられてきた、オタクダンサー達による熱き戦い。アニソン・オンリー・ダンス・バトルイベント「アキバ×ストリート」が、遂にファイナルを迎えた。本記事では、その熱狂のステージをレポートしていきたい。
*アキバ×ストリート公式ホームページ
*東京予選のレポートはコチラ、各地方予選のレポートはコチラ
時は3月21日、場は新宿FACE。各地の予選を勝ち抜いてきた、猛者8名が舞台に上がることになる。格闘技のリングを囲むようなスタイルで配置された会場は、これから始まる2.5次元の空間への期待が渦巻いていた。
簡単に解説しておくと、「アキバ×ストリート」はアニソンで“踊”(ダンス)っちまう大会。簡単過ぎたのでもう少し具体的に言えば、ダンサーはアニソンをバックに踊り、その楽曲や作品に対してパフォーマンスすることで、アニメ愛やダンススキルを競い合うというものだ。
本大会では勝敗を決めるジャッジ基準として、ダンス力、作品愛、バトル感、オーディエンス、キャラクターという項目と共に、「そして伝説へ」という判定基準が存在した。これはミラクルへの期待だろうし、それが起こるという予感があったからこその項目だろう。そう、まさしくあの場にいた誰もが感じたはずだ。ここに伝説が生まれるであろうことを。
ボルテージが上昇するなか、ついにファイナリスト8名が姿を現した。なおジャッジは本大会を主催するRAB(リアルアキバボーイズ)の涼宮あつき、マロン、ムラトミ、ドラゴンが、DJは同じくRABのけいたんが務める。
ファイナリストが1列に並び、ステージの四隅にはジャッジが立つ。まずルールがアナウンスされた後は、国歌斉唱が行われた。あえて言うまでもないだろうが、もちろん国家とは「鳥の詩」だ。この場で他に該当するものはないだろうし、少なくとも会場では普通に歌われた。何も違和感はない。
■超妖怪弾頭ネオたん VS jun-G
その後、RABムラトミからファイナルへ寄せる期待が告げられ、ついに戦いの幕が切って落とされた。ファイナル初戦を飾るのは、共に東京予選を勝ち抜いた、超妖怪弾頭ネオたんとjun-G。東京予選で決勝を戦った2人による、ライバル対決ともなる一戦だ。そんな戦いにチョイスされたのは『喰霊-零-』オープニング「Paradise Lost」、『魔法科高校の劣等生』オープニング「Rising Hope」。スピード感あるロックチューンに、ダイナミックなダンスが重なりヒートアップしていく。アクロバティックなムーブに、飛び出す嫁。この戦いを制したのは、超妖怪弾頭ネオたん。東京予選では接戦の末jun-Gが勝利したが、その雪辱を果たす名勝負となった。
■syu-G justice VS Mega☆音
続いて二回戦は大阪予選から進出のsyu-G justice、当日予選の勝者Mega☆音により行われた。ここで流れるのは『天元突破グレンラガン』オープニング「空色デイズ」、『夜のヤッターマン』オープニング「極限Dreamer」。両者共に帽子を被っていることをイジられながら始まった戦いは、バチバチにやりあう肉弾戦の様相を呈した。お互いを強く意識し、自らのパフォーマンスをぶつけるようにして繰り広げていく。そんな血しぶき舞う(イメージ)戦いを勝ち抜いたのは、めがね。最後には相手を讃え合い、笑顔でステージを後にした。
■KGO VS たける
さらに三回戦では北海道予選から進出のKGO、名古屋予選から進出のたけるの名が呼ばれた。それぞれ一度は予選を敗退し、別地区での予選でリベンジを果たしたという不屈の闘志の持ち主だ。そんな2人に用意されたのは『艦隊これくしょん-艦これ-』エンディング「吹雪」、『機巧少女は傷つかない』エンディング「回レ!雪月花」。静と動の振れ幅が大きいムーブに手に汗握る戦いだったが、最後にはたけるに軍配が上がった。2人の汗が物語るように、息を止めて見守るほかないような、観客にとっても心に残る一戦となった。
■ふみろく VS ざかるとP
そして四回戦は当日予選もう1人の勝者であるふみろく、福岡予選を勝ち抜いたざかるとP。この対決の盛り上がりは、大会でも上位に入っただろう。765とHTT、それぞれの趣味が丸わかりのロゴがプリントされた服に身を包んだ2人のためにスピンされたのは『アイドルマスター シンデレラガールズ』公式テーマソング「お願い! シンデレラ」、「けいおん!!」オープニング「GO! GO! MANIAC」。この時点で会場含めテンションはMAXだが、2人の心がシンクロした時、そこに伝説が生まれた。えっ、打ち合わせ済み? というような息のあった動き。バトルである以上勝敗があり、勝ち上がったのはふみろくではあるが、共に踊った両者には確かな繋がりが生まれたように思う。
*アキバ×ストリート公式ホームページ
*東京予選のレポートはコチラ、各地方予選のレポートはコチラ
時は3月21日、場は新宿FACE。各地の予選を勝ち抜いてきた、猛者8名が舞台に上がることになる。格闘技のリングを囲むようなスタイルで配置された会場は、これから始まる2.5次元の空間への期待が渦巻いていた。
簡単に解説しておくと、「アキバ×ストリート」はアニソンで“踊”(ダンス)っちまう大会。簡単過ぎたのでもう少し具体的に言えば、ダンサーはアニソンをバックに踊り、その楽曲や作品に対してパフォーマンスすることで、アニメ愛やダンススキルを競い合うというものだ。
本大会では勝敗を決めるジャッジ基準として、ダンス力、作品愛、バトル感、オーディエンス、キャラクターという項目と共に、「そして伝説へ」という判定基準が存在した。これはミラクルへの期待だろうし、それが起こるという予感があったからこその項目だろう。そう、まさしくあの場にいた誰もが感じたはずだ。ここに伝説が生まれるであろうことを。
ボルテージが上昇するなか、ついにファイナリスト8名が姿を現した。なおジャッジは本大会を主催するRAB(リアルアキバボーイズ)の涼宮あつき、マロン、ムラトミ、ドラゴンが、DJは同じくRABのけいたんが務める。
ファイナリストが1列に並び、ステージの四隅にはジャッジが立つ。まずルールがアナウンスされた後は、国歌斉唱が行われた。あえて言うまでもないだろうが、もちろん国家とは「鳥の詩」だ。この場で他に該当するものはないだろうし、少なくとも会場では普通に歌われた。何も違和感はない。
■超妖怪弾頭ネオたん VS jun-G
その後、RABムラトミからファイナルへ寄せる期待が告げられ、ついに戦いの幕が切って落とされた。ファイナル初戦を飾るのは、共に東京予選を勝ち抜いた、超妖怪弾頭ネオたんとjun-G。東京予選で決勝を戦った2人による、ライバル対決ともなる一戦だ。そんな戦いにチョイスされたのは『喰霊-零-』オープニング「Paradise Lost」、『魔法科高校の劣等生』オープニング「Rising Hope」。スピード感あるロックチューンに、ダイナミックなダンスが重なりヒートアップしていく。アクロバティックなムーブに、飛び出す嫁。この戦いを制したのは、超妖怪弾頭ネオたん。東京予選では接戦の末jun-Gが勝利したが、その雪辱を果たす名勝負となった。
■syu-G justice VS Mega☆音
続いて二回戦は大阪予選から進出のsyu-G justice、当日予選の勝者Mega☆音により行われた。ここで流れるのは『天元突破グレンラガン』オープニング「空色デイズ」、『夜のヤッターマン』オープニング「極限Dreamer」。両者共に帽子を被っていることをイジられながら始まった戦いは、バチバチにやりあう肉弾戦の様相を呈した。お互いを強く意識し、自らのパフォーマンスをぶつけるようにして繰り広げていく。そんな血しぶき舞う(イメージ)戦いを勝ち抜いたのは、めがね。最後には相手を讃え合い、笑顔でステージを後にした。
■KGO VS たける
さらに三回戦では北海道予選から進出のKGO、名古屋予選から進出のたけるの名が呼ばれた。それぞれ一度は予選を敗退し、別地区での予選でリベンジを果たしたという不屈の闘志の持ち主だ。そんな2人に用意されたのは『艦隊これくしょん-艦これ-』エンディング「吹雪」、『機巧少女は傷つかない』エンディング「回レ!雪月花」。静と動の振れ幅が大きいムーブに手に汗握る戦いだったが、最後にはたけるに軍配が上がった。2人の汗が物語るように、息を止めて見守るほかないような、観客にとっても心に残る一戦となった。
■ふみろく VS ざかるとP
そして四回戦は当日予選もう1人の勝者であるふみろく、福岡予選を勝ち抜いたざかるとP。この対決の盛り上がりは、大会でも上位に入っただろう。765とHTT、それぞれの趣味が丸わかりのロゴがプリントされた服に身を包んだ2人のためにスピンされたのは『アイドルマスター シンデレラガールズ』公式テーマソング「お願い! シンデレラ」、「けいおん!!」オープニング「GO! GO! MANIAC」。この時点で会場含めテンションはMAXだが、2人の心がシンクロした時、そこに伝説が生まれた。えっ、打ち合わせ済み? というような息のあった動き。バトルである以上勝敗があり、勝ち上がったのはふみろくではあるが、共に踊った両者には確かな繋がりが生まれたように思う。