• ブランド
    特設サイト
公開日 2015/08/05 10:29

AVオンチのデジタルライターが挑戦!低予算ホームシアターを構築する - スクリーン編

<短期集中連載第2回>
コヤマタカヒロ
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
数年前に家を建てたとき、密かに企んでいた野望。それが仕事部屋のホームシアター化です。もちろん、家を建てるだけで予算いっぱいだったので、仕事部屋は防音をはじめとしてシアター作りのための準備はゼロ。そんな状態でもやっぱりシアターを作りたいと、低予算でスタートしました。前回はヨドバシカメラ マルチメディアAkibaでお話を伺い、ホームシアター作りに必要な製品を教えてもらいました。ちょっと間が空いてしまいましたが、その第二弾となる今回は、いろいろな製品を決めたいと思います。

ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaの推しは、エプソンのプロジェクター “dreamio”「EH-TW5200」やドルビーアトモス対応システムでした

100インチにこだわるか80インチにするか…

前回、ヨドバシカメラでお話を伺ったことで買うべきモノが見えてきた。まずはすでに持っている機器と買うべき機器を整理してみよう。

買うべき機器の1番はプロジェクターだ。第1候補となるのは、前回紹介してもらったエプソンの“dreamio”「EH-TW5200(関連ニュース)」。発売日が2013年8月とすでに約2年前となっており、そろそろ後継モデルが出そうというのが不安なところ。しかし、逆にいうと実売価格はかなりこなれており、80インチスクリーンセットでも10万円を割る価格で購入できるのがポイントだ。

そして2つ目の購入製品がスクリーンだ。できれば天井か壁設置で100インチを希望。電動にも憧れていたりする。しかし、スクリーンは価格帯が広すぎて選ぶのが本当に難しい。

アンプとフロントスピーカーはすでに所有済み。AVアンプは昨年、ホームシアターを作りたいと衝動買いしてしまったヤマハの「RX-V577(関連ニュース)」、フロントスピーカーはJBLの「STUDIO 280(関連ニュース)」だ。AVアンプは前回紹介してもらったような、ドルビーアトモス対応製品に買い換えるかもしれないが、それはおそらく遠い先のことになりそうだ。それより先に、センタースピーカーとサブウーファーを追加するべきだろう。

今回決めなければならないのがスクリーンだ。決めるべき要素は非常に多い。サイズ、設置位置、設置方法、そしてブランド、駆動方法などなど。しかも、プロジェクターやスピーカー、アンプに関してはさまざまな記事がネット上で見つけられるのに、スクリーンに関しては本当に情報が少ないのだ。

スクリーンメーカーやショップのサイトを見て回ることで、いくつかのことがわかった。まずサイズについて。映画を中心に見るとなるとアスペクト比16:9のスクリーンがトレンド。通常の4:3のスクリーンに比べると横長になり、100インチサイズで2,214mmとなる。実際のスクリーンでは両サイドに黒縁がつくため、これよりも大きくなることが多いようだ。

実はこの時点で元々考えていた使い方ができないことがわかった。それは、ゲーム用に使っている42インチの古い液晶テレビの前に、映画を見るときだけスクリーンを下ろすという使い方だ。これなら42インチテレビとスクリーンが両立できる。使いたい時だけ電動でスクリーンが下りてくるというギミックもたまらない。

しかし、仕事部屋は7畳ほどの大きさがあるものの、細長い作りとなっており、部屋の幅は約2,600mmほどしかないのだ。一応、100インチスクリーンの横幅よりは大きいものの、黒縁などを考えるとギリギリだ。しかも、テレビの両サイドにはスピーカーを置いているため、そのスピーカー間は2,000mmほどしかない。少なくともテレビの前に100インチのスクリーンを下ろすのは無理ということだ。

スクリーンの設置面を図解にて。テレビの前にと思っていたが残念ながら100インチは置けないようだ

では別の策を考えよう。考えられるのはスクリーンのサイズを小さくするか、テレビとの併用をあきらめるかだ。まずスピーカー間が約2,000mmということは、横幅1,771mmの80インチスクリーンなら想定通りに下ろせるということになる。もう一つの案は42インチテレビをあきらめて、壁面に100インチスクリーンを設置することだ。ただし、それでもスピーカーはちょっと前にかぶることになる。

このほか、スクリーンの後ろにスピーカーを設置しても音を通せるサウンドスクリーンという商品もあるのだが、これは高級すぎて選択肢にも入れられなかった。

次ページ実際に80インチスクリーンを設置してみる

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「サウンドバーだぞ、これは」。ピュアなサウンド、背中に回る “包まれ感” ……。「Sonos Arc Ultra」に評論家も衝撃
2 【特別インタビュー】100年続く「音」の企業でありたい。FIIOのデスクトップオーディオ開発責任者が語る未来図
3 コルグ、Nutube真空管フォノアンプ搭載のポータブルレコードプレーヤー「handytraxx tube」
4 満場一致でVGP2025金賞! “トゥルーサウンド” に磨きをかけたBowers & Wilkins「Pi8」「Pi6」の魅力に迫る
5 【インタビュー】LUMIXは常にチャレンジャー。「S9」の購入層はスマホからのステップアップが実に約3割、新たな価値を連打する
6 <2025年オーディオ業界提言>世代交代の核となるエントリー製品とアクセサリーの充実に期待
7 立体音響を叶える高級サウンドバーvsコンパクトでも本格派のHi-Fiシステム、テレビと組み合わせるならどっち!?
8 知ってた? iOS 18で登場した「操作ミスせず電源を切る」便利な方法
9 【moraアニソンTOP10】『薬屋のひとりごと』OPが連続トップ! 星街すいせい3rdアルバムも配信開始
10 ベイヤーダイナミック、音楽制作用イヤモニ「DT IEシリーズ」発表。用途ごとに特化した4モデル
1/23 10:53 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX