• ブランド
    特設サイト
公開日 2016/03/29 10:30

JVC「WOODイヤホン」はなぜ売れ続けているのか? ロングセラーの理由をヨドバシ店員に訊く

【特別企画】販売現場の最前線で売れ筋の理由を探る
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
JVCケンウッドが展開している“WOOD”イヤホン。「HA-FX1100」は発売から1年以上(2014年12月発売)、「HA-FX850/750/650」に至っては発売から2年以上(2014年2月発売)経過した今もなお売れ続けているヒットモデルだ。イヤホンブームで製品サイクルが早まるなかでも、WOODイヤホン4モデルはなぜロングランを続けられているのか? 販売の最前線にいるショップ店員の方の証言をもとに、その理由を探ってみたい。

HA-FX1100

ウッドイヤホンがロングセラーを続けている理由を探るべくヨドバシカメラ マルチメディアAkibaの担当者に話を聞いた

■WOODイヤホンの高音質化技術を改めてチェック

WOODイヤホンのラインナップは、上位モデルから「HA-FX1100」「HA-FX850」「HA-FX750」「HA-FX650」の4機種。JVCがホームオーディオで長年培ってきた独自技術を応用した「木」の振動板による“ウッドドームユニット”を搭載しており、業界で唯一、振動板に木材を採用している点が大きな特徴だ。

これに加え、ウッドディフューザー、ユニットの振動ロスを広帯域で低減する“アコースティックハイブリッドダンパー”の搭載なども特徴。こうした技術によって、「木」ならではの楽器のような美しい響きと自然な音の広がりを提案するモデルなのだ。

HA-FX850

HA-FX750


HA-FX650

なお、ラインナップ中のフラグシップ機は「HA-FX850」で、「HA-FX1100」はHA-FX850開発時に盛り込めなかったアイディアやユーザーからのフィードバックを反映させたエクスクルーシブモデルという位置づけ。新たに高純度無酸素銅6N OFCを採用したケーブルを付属するほか、入力プラグから本体ドライバーユニットまでの伝送経路に音響用ハンダを採用するなど、細部にわたって細かな音質チューニングを投入した。モデルごとの大まかなスペックの違いは下表の通りだ。

各モデルの主なスペック比較

なお、全機種に搭載している“ウッドドームユニット”は各モデルごとにパラーメーターが最適になるようチューニング。センター部に配置するウッドドーム振動板には樺(カバ)材を採用。薄膜加工してドーム状に成形加工し、ベース材に貼り合わせている。

樺材を薄膜加工してドーム状に成形加工し、ベース材に貼り合わせたウッドドームユニットを採用

また、エントリー機のHA-FX650を除く3モデルでは、“ウッドリングアブゾーバー”も採用。ノズルの音の出口付近に設けた同パーツでハウジング後部のブラスリングに伝わる不要な振動を吸収し、筐体の響きを最適化する。

HA-FX1100の内部構造

そのほか、全モデルともイヤーピースは内部にゴルフボールのようなディンプルをスパイラルに配置した「スパイラルドットイヤーピース」を採用。振動板から放出される音をディンプルで拡散させて、よりクリアな音を実現する。なお、S/M/Lの3サイズ(HA-FX1100のみMS/MLも加えた5サイズ)のスパイラルドットイヤーピースに加えて、低反発タイプのイヤーピースも付属する。

■“指名買い”も多いWOODイヤホン

今回お話を伺ったのは、ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaでオーディオ売り場を担当する佐野圭太氏。佐野氏によれば、JVCのWOODイヤホンは「コンスタントに売れ続けています」という。やはりWOODイヤホンは人気モデルとして実際にロングセラーを続けているようだ。

ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba 佐野氏

次ページジャズとの相性の良さもロングセラーの理由

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 マランツ、未踏の領域へ。「次元が異なる」弩級フラグシップコンビ「MODEL 10」「SACD 10」レビュー!
2 JBL、楽天ブラックフライデーで人気完全ワイヤレスやサウンドバーが最大36%オフ。11/21 17時より
3 DAZN、登録なしで一部コンテンツを無料視聴できる新機能。11月導入予定
4 松村北斗と上白石萌音のW主演!PMSとパニック障害を抱える男女のかけがえのない物語
5 Sonos、ブランド初のプロ向けスピーカー「Era 100 Pro」発表。PoE採用で自由かつ簡単な設置を実現
6 妥協なきデノン “もうひとつの旗艦AVアンプ”。「AVC-A10H」がデノンサラウンドアンプのあらたな一章を告げる
7 iBasso Audio、初エントリーライン「iBasso Jr.」からポータブルDAC/アンプとイヤホンを発売
8 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
9 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
10 ビクター、実売5000円以下の完全ワイヤレス「HA-A6T」。耳にフィットしやすいラウンド型ボディ
11/18 10:32 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX