公開日 2017/10/04 08:00
10万円強で揃うヤマハのフルサイズ「ベーシックコンポセット」。70-80年代の名盤で実力チェック!
【特別企画】ヤマハのHiFiオーディオを聴く
ヤマハが全国の家電量販店で展開中の“ベーシックコンポセット”(体験できる店舗一覧)。CDをフルサイズのオーディオシステムで楽しめ、なおかつ手ごろな価格を実現している。実売約10万円強で揃えられるこのセットで、70〜80年代の名曲を再生してその音を確かめ、ヤマハのフルサイズコンポだからこそ得られる魅力と音質を分析してみた。
■ヤマハのベーシックコンポで70〜80年代の名曲を聴く
音楽を楽しむ手段が多様化する中、かつて市場を席巻したミニコンポやハイコンポはやや影を潜め、Bluetoothスピーカーのようなコンパクトオーディオ機器にスポットが当たっている。一方でトレンドとなっているハイレゾ対応製品も数を増やしているが、シンプルにCDを楽しみたいというニーズもまだまだ大きい。
ヤマハは、このようなCDを高音質で楽しみたいリスナーに向けた“ベーシックコンポセット”を、家電量販店を中心に展開している。いずれもフルサイズのHiFiオーディオ・コンポーネントで、手頃な価格ながらフルサイズでしか味わうことのできない魅力を提供することを目的としている。
セットはCDプレーヤー「CD-S300」、プリメインアンプ「A-S301」、スピーカーシステム「NS-B330」で構成される。いずれも古き良きフルサイズ・コンポーネントスタイルを貫くヤマハのHiFiコンポーネントの中における、コストパフォーマンスの高いエントリークラスモデルである。
今回、このベーシックコンポセットのサウンドを確認すべく、CDを楽しみたいリスナー層がリアルタイムで聴いていたであろう70〜80年代のロック&ポピュラーの名盤を一斉に試聴。(株)ヤマハミュージックジャパンの小林博文氏にも同席いただいて、フルサイズのHiFiオーディオだからこそ可能な音楽の楽しみ方について意見を交わした。また小林氏には、手頃な価格でフルサイズならではのサウンドを実現するベーシックコンポセットについて、その詳細を伺った。
■古き良き伝統のデザインと最新鋭の音質を兼ね備えたオーディオコンポーネント
ベーシックコンポセットは、実売で合計約10万円強で揃えられる手頃な価格のフルサイズのコンポーネントが軸になっている。その狙いは「CDをフルサイズ・コンポだからこそ可能なサウンドで楽しんでいただくこと」、そして「スピーカーで音楽を楽しむ魅力を改めて伝えていくこと」だという。CDに特別な想いを感じている層には、オーディオを一度経験されたことも多いはずで、こうした方々に改めて本格的なオーディオの魅力を提案するのがこのコンポ群と言えるだろう。
オーディオ機器を選ぶ上でそのデザインも重要な要素となる。ヤマハのHiFiオーディオは、上位からエントリーまでがその佇まいやスイッチ形状など、往年のオーディオブーム時の姿を継承している。このデザインに愛着や懐かしさを感じ、目を留める方も多いというのは頷ける。
小林氏はそのデザインについてこう説明する。「現ラインナップのHiFiコンポーネントを開発するにあたっては、デザインについて社内でも様々な議論がありました。よりモダンにという意見もありましたが、過去のブランドイメージをアイデンティティとして残したいという思いがありました。縦型レバーやつまみ、可変ラウンドネスコントロールというかつてヤマハで特徴的だった部分を残して、以前のモデルと連続性のあるデザインを採用しました」。
筐体は個別でもシステム全体でサウンドやそれに見合うコスト計算の上で成り立つミニコンポと異なり、エントリークラス同士の組み合わせを想定しつつも、完全なフルサイズ機として設計されたコンポーネントから放たれる音のクオリティは数段上のものだ。しかもこのベーシックコンポセットは、上位モデルの技術や音質パーツを継承しながら、実売で合計10万円強程度という価格を実現している。こうした価格設定が可能な理由も聞いてみた。
「現代において、アンプやプレーヤー、さらにはスピーカーまでを同一ブランドで完結してラインナップすることは非常に難しくなっています。ヤマハでは国内展開する機種に加えて、海外市場向けのラインナップも多数持っているので、エントリー機でも上位機種で使っている部品を流用することができます。金型を共通で使うことができるメリットもあります。全体から見れば部品コストを抑えることができ、コストパフォーマンスの高さに繋がっていくわけです」(小林氏)。
ちなみにヤマハはHiFiコンポの海外展開に古くから力をいれていて、欧州各地、中でもドイツでは高いシェアを占めている。
■ヤマハのベーシックコンポで70〜80年代の名曲を聴く
音楽を楽しむ手段が多様化する中、かつて市場を席巻したミニコンポやハイコンポはやや影を潜め、Bluetoothスピーカーのようなコンパクトオーディオ機器にスポットが当たっている。一方でトレンドとなっているハイレゾ対応製品も数を増やしているが、シンプルにCDを楽しみたいというニーズもまだまだ大きい。
ヤマハは、このようなCDを高音質で楽しみたいリスナーに向けた“ベーシックコンポセット”を、家電量販店を中心に展開している。いずれもフルサイズのHiFiオーディオ・コンポーネントで、手頃な価格ながらフルサイズでしか味わうことのできない魅力を提供することを目的としている。
セットはCDプレーヤー「CD-S300」、プリメインアンプ「A-S301」、スピーカーシステム「NS-B330」で構成される。いずれも古き良きフルサイズ・コンポーネントスタイルを貫くヤマハのHiFiコンポーネントの中における、コストパフォーマンスの高いエントリークラスモデルである。
今回、このベーシックコンポセットのサウンドを確認すべく、CDを楽しみたいリスナー層がリアルタイムで聴いていたであろう70〜80年代のロック&ポピュラーの名盤を一斉に試聴。(株)ヤマハミュージックジャパンの小林博文氏にも同席いただいて、フルサイズのHiFiオーディオだからこそ可能な音楽の楽しみ方について意見を交わした。また小林氏には、手頃な価格でフルサイズならではのサウンドを実現するベーシックコンポセットについて、その詳細を伺った。
■古き良き伝統のデザインと最新鋭の音質を兼ね備えたオーディオコンポーネント
ベーシックコンポセットは、実売で合計約10万円強で揃えられる手頃な価格のフルサイズのコンポーネントが軸になっている。その狙いは「CDをフルサイズ・コンポだからこそ可能なサウンドで楽しんでいただくこと」、そして「スピーカーで音楽を楽しむ魅力を改めて伝えていくこと」だという。CDに特別な想いを感じている層には、オーディオを一度経験されたことも多いはずで、こうした方々に改めて本格的なオーディオの魅力を提案するのがこのコンポ群と言えるだろう。
オーディオ機器を選ぶ上でそのデザインも重要な要素となる。ヤマハのHiFiオーディオは、上位からエントリーまでがその佇まいやスイッチ形状など、往年のオーディオブーム時の姿を継承している。このデザインに愛着や懐かしさを感じ、目を留める方も多いというのは頷ける。
小林氏はそのデザインについてこう説明する。「現ラインナップのHiFiコンポーネントを開発するにあたっては、デザインについて社内でも様々な議論がありました。よりモダンにという意見もありましたが、過去のブランドイメージをアイデンティティとして残したいという思いがありました。縦型レバーやつまみ、可変ラウンドネスコントロールというかつてヤマハで特徴的だった部分を残して、以前のモデルと連続性のあるデザインを採用しました」。
筐体は個別でもシステム全体でサウンドやそれに見合うコスト計算の上で成り立つミニコンポと異なり、エントリークラス同士の組み合わせを想定しつつも、完全なフルサイズ機として設計されたコンポーネントから放たれる音のクオリティは数段上のものだ。しかもこのベーシックコンポセットは、上位モデルの技術や音質パーツを継承しながら、実売で合計10万円強程度という価格を実現している。こうした価格設定が可能な理由も聞いてみた。
「現代において、アンプやプレーヤー、さらにはスピーカーまでを同一ブランドで完結してラインナップすることは非常に難しくなっています。ヤマハでは国内展開する機種に加えて、海外市場向けのラインナップも多数持っているので、エントリー機でも上位機種で使っている部品を流用することができます。金型を共通で使うことができるメリットもあります。全体から見れば部品コストを抑えることができ、コストパフォーマンスの高さに繋がっていくわけです」(小林氏)。
ちなみにヤマハはHiFiコンポの海外展開に古くから力をいれていて、欧州各地、中でもドイツでは高いシェアを占めている。