コンパクトなHi-Fiコンポーネント

ヤマハ、ハイレゾ対応の“薄型Hi-Fi”。ネットワークCDプレーヤー「CD-NT670」とUSB-DACプリメイン「A-U671」

公開日 2015/10/21 13:00 編集部:杉浦 みな子
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ヤマハは、同社のHi-Fiサウンドをデスクトップで楽しめる製品として、コンパクトな薄型サイズのHi-Fiコンポーネント各種を新しく提案する。ハイレゾ対応のネットワークCDプレーヤー「CD-NT670」とUSB-DAC搭載プリメインアンプ「A-U671」をラインナップし、2機種と組み合わせることを想定したブックシェルフスピーカー「NS-BP401」もあわせて、それぞれ11月中旬に発売する。

新しくラインナップされるコンパクトな薄型サイズのHi-Fiコンポーネント各種

CDプレーヤーとプリメインアンプの本体サイズは横幅314mm×縦幅70mm。上下に重ねても、厚みが従来のプリメインアンプの半分以下になる薄型筐体を実現した。また、いずれも外観はシルバー色筐体にブラックのサイドパネルを組み合わせ、同社製ハイエンドクラスのHi-Fiコンポーネント“S3000”シリーズなどを彷彿とさせるデザインとしている。各モデルの詳細は以下の通り。

■ネットワーク機能搭載CDプレーヤー
CD-NT670」¥54,000(税抜)

CD-NT670

本体にWi-Fiを内蔵し、ネットワーク経由での音楽再生機能も搭載するCDプレーヤー。音声入力端子として、USB/光デジタル/RCAジャックを備えている。さらに、Bluetooth再生機能も装備。ネットワーク経由でAirPlay再生が行えるほか、vTunerやRadiko.jpなどの聴取も行える。

CD部の再生可能メディアはCDとCD-R/RWで、オーディオCDのほかにMP3/WMA/WAVの各フォーマットに対応する。CDドライブメカニズムをシャーシに“面”で固定してCDドライブ自体の剛性を高め、CDドライブの不要振動を抑える独自のローダーサポート構造を採用している。

内部には、TI社製のDAC「PCM5101A」を搭載しており、再生フォーマットはネットワークおよびUSB入力経由で192kHz/24bitまでのWAV/FLAC/AIFF、96kHz/24bitまでのALACに対応。ギャップレス再生も行える。また、ヤマハの対応機器同士でマルチルーム再生が行える新機能「MusicCast」に対応しており、コントロールアプリ「MusicCast CONTROLLER」からの操作も可能としている。

Bluetooth規格はVer2.1+EDRに準拠。対応プロファイルはA2DP/AVRCPで、コーデックはSBC/AACをサポートする。


■USB-DAC機能搭載プリメインアンプ
A-U671」¥60,000(税抜)

A-U671

USB-DAC機能を搭載するプリメインアンプ。仕様としては、昨年10月に登場した「A-S801(関連ニュース)」と共通しており、A-S801の筐体を薄型化したモデルともいえる。内部にはPWM方式のデジタルパワーアンプを搭載し、最大出力は70W+70W(6Ω、1kHz、10%THD)。パワーアンプ部後段のローパスフィルターには、低ロス・低ひずみのOFC(無酸素銅)線材を使用した大型コイルを備えている。周波数特性は10Hz〜40kHz(±3dB)で、全高調波歪率は0.05%以下(30W/6Ω 1kHz)。

DAC部にはESS社製の32bit DAC「ES9010K2M」を採用し、USBデバイスコントローラーICには最新のXMOS社製を搭載。USB伝送はアシンクロナスモードをサポートしており、最大384kHz/32bit PCM、最大5.6MHz DSDのネイティブ再生に対応する。

ヘッドホン出力も備えており、オーディオ用の低ノイズオペアンプを採用。プリメインアンプ回路とヘッドホンアンプ回路は回路を分離させている。ヘッドホン部の出力電圧は500mVで、出力インピーダンスは24Ω。

本体フロントにはアルミ製のボリュームノブや、入力信号を視覚的に確認できるデジタルシグナルインジケーターなどを装備している。本体背面のスピーカー出力ターミナルは、金メッキ製。


■ブックシェルフスピーカー
NS-BP401」¥35,000(税抜・ペア)

NS-BP401

CD-NT670/A-U671との組み合わせを想定したブックシェルフスピーカー。内部に3cmソフトドームトゥイーターと13cmコーンウーファーを搭載する2ウェイ・バスレフ構成で、再生周波数帯域50Hz〜40kHz(-10dB)をカバーする“ハイレゾ仕様”を確保している。

なお、ユニットはそれぞれ新設計のもので、13cmウーファーの振動板には純度99%以上の純アルミ材を採用。軽量かつ高剛性で優れたレスポンスを得て、楽器個々の音色の質感を高い密度で艶やかに描き出すとのこと。3cmソフトドーム型トゥイーターは、振動板にコーティング処理と独自の成型を施しており、ハイレゾ音源に対応した超高域の再生能力と豊かな音の広がりを両立させるとアピールしている。

キャビネットには楽器づくりのノウハウを投入し、全ての角部分を楔(くさび)の原理で結合する「総三方留め構造」による高剛性キャビットを採用している。また、キャビネット内部に特殊な複合構造体を設置することで不要な振動を抑える「VCCS(Vibration Control Cabinet Structure)テクノロジー」も搭載している。スピーカーターミナルはバナナプラグ対応で、真鍮の削り出しパーツを使用している。

本体サイズは176W×310H×327Dmmで、質量は5.9kg。外観は、ヤマハのグランドピアノと同等の塗料・工程による、黒鏡面ピアノフィニッシュ仕上げとしている。

【問い合わせ先】
ヤマハお客様コミュニケーションセンター
オーディオ・ビジュアル機器ご相談窓口
TEL/0570-01-1808(ナビダイヤル)
TEL/053-460-3409(携帯電話、PHS)

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