フラグシップS3000の技術を投入
ヤマハ、DSD 5.6MHz対応USB-DAC搭載のSACDプレーヤー「CD-S2100」
ヤマハは、Hi-Fiコンポーネント新モデル“S2100シリーズ”を6月下旬に発売する。SACDプレーヤー「CD-S2100」とプリメインアンプ「A-S2100」をラインナップしており、価格はいずれも同じ250,000円(税抜)。本記事では、CDプレーヤー CD-S2100について紹介する(A-S2100についてはこちら)。
■S2100シリーズのサウンドコンセプト
S2100シリーズは、従来機種“S2000シリーズ”の後継機にあたるモデル。本体シャーシはS2000のものを流用しているが、内部には昨年発売のフラグシップ“S3000シリーズ”で採用した構成を投入し、徹底したローインピーダンス&ローノイズ化を狙った設計としている。CD-S2100とA-S2100を組み合わせることで、全段フルディスクリート構成で音楽伝送を行える。
なお、S3000とS2000は両シリーズともプレーヤーとアンプを同一の設計者がサウンドチューニングを担当していたが、今回発表の2機種は異なる設計者がチューニングを行っている。サウンドコンセプトは、S3000で追求した音楽性に低域のレスポンスと解像度感を向上させ、フットワークの良さを高めた。上述の通りシャーシ自体はS2000を流用しているが、全体的な外観デザインはS3000シリーズと同じで、“ヤマハの上質なHi-Fiクオリティ思想”を象徴するピアノブラックカラーを採用している。
■SACDプレーヤー CD-S2100の特徴
CD-S2100は、フラグシップCD-S3000(関連ニュース)とほぼ同等のUSB-DAC機能を搭載するSACDプレーヤー。DSD 5.6MHzネイティブ再生に対応している。
内部は、CD-S3000と同じくノイズの影響を抑える完全左右対称設計を投入。CD部を挟んでデジタル系電源部とアナログ電源部を左右対称に配置している。
なお、電源はアナログ部にトロイダルトランス、デジタル部にEIトランスを採用した構成としているが、デジタル回路用とアナログ回路用の基板上にブロックケミコンをダイレクトにマウントする構造はCD-S3000と同じで、これにより電源ロスを抑えている。
CD部には、CD-S3000と同じ「ハイプレシジョン・リジッドCDメカニズム」を使用し、アルミトレイ&メッシュワイヤー機構を採用している。なおメカユニットをアンカーブロックにマウントしていたCD-S3000と異なり、本機では2mm厚のアンカープレートにマウントする構造としている。
CD部のスペックはCD-S3000と同じで、再生可能ディスクは音楽用CD、SACD、CD-R/RWで、再生フォーマットはMP3とWMAに対応する。1kHz,0dBのとき、出力レベルは2.0±0.3Vで、SN比は116dB以上。ダイナミックレンジはCDが100dB以上で、SACDが110dB以上となる。歪率は0.002%以下。周波数特性はCDが2Hz〜20kHz(-3dB)で、SACDが2Hz〜50kHz(-3dB)。
USB-DAC部も、機能的にはCD-S3000と同等。音声入力端子には、USB-B/光デジタル/同軸デジタルを1系統ずつ備え、最大192kHz/24bitのWav/Flacに対応するほか、ASIO2.3およびDoP方式による最大5.6MHzのDSDネイティブ再生に対応している。
ICチップはヤマハオリジナルのUSB-DAC IC「SSP2」を搭載。低遅延・高スループットを特徴とするスタインバーグ製ドライバーを装備する。
本機の場合、DACにESS製の8ch DAC「ES9016」を採用することで、「ES9018」を採用していたCD-S3000よりコストを抑えている。DACのジッターリダクションの設定は7段階で調整可能。DAC基板は最短で電源供給できる構成とし、ノイズの影響を極力低減した。ES9016の8ch分はL/R chに4chずつ適用しており、CD-S3000と同じくI/V変換回路をディスクリート設計による一段構成で出力する。
音声出力端子は、光デジタル/同軸デジタルとアナログRCA/XLRを備えている。
本体サイズは435W×137H×438Dmmで、質量は16kg。本体下部のレッグは鉄製で、製品にはマグネットタイプのレッグカバーが付属する。 本機の製品保証は3年間。
【問い合わせ先】
ヤマハミュージックジャパン カスタマーサポート部
お客様コミュニケーションセンター
オーディオ・ビジュアル機器ご相談窓口
TEL/0570-011-808
TEL/053-460-3409
■S2100シリーズのサウンドコンセプト
S2100シリーズは、従来機種“S2000シリーズ”の後継機にあたるモデル。本体シャーシはS2000のものを流用しているが、内部には昨年発売のフラグシップ“S3000シリーズ”で採用した構成を投入し、徹底したローインピーダンス&ローノイズ化を狙った設計としている。CD-S2100とA-S2100を組み合わせることで、全段フルディスクリート構成で音楽伝送を行える。
なお、S3000とS2000は両シリーズともプレーヤーとアンプを同一の設計者がサウンドチューニングを担当していたが、今回発表の2機種は異なる設計者がチューニングを行っている。サウンドコンセプトは、S3000で追求した音楽性に低域のレスポンスと解像度感を向上させ、フットワークの良さを高めた。上述の通りシャーシ自体はS2000を流用しているが、全体的な外観デザインはS3000シリーズと同じで、“ヤマハの上質なHi-Fiクオリティ思想”を象徴するピアノブラックカラーを採用している。
■SACDプレーヤー CD-S2100の特徴
CD-S2100は、フラグシップCD-S3000(関連ニュース)とほぼ同等のUSB-DAC機能を搭載するSACDプレーヤー。DSD 5.6MHzネイティブ再生に対応している。
内部は、CD-S3000と同じくノイズの影響を抑える完全左右対称設計を投入。CD部を挟んでデジタル系電源部とアナログ電源部を左右対称に配置している。
なお、電源はアナログ部にトロイダルトランス、デジタル部にEIトランスを採用した構成としているが、デジタル回路用とアナログ回路用の基板上にブロックケミコンをダイレクトにマウントする構造はCD-S3000と同じで、これにより電源ロスを抑えている。
CD部には、CD-S3000と同じ「ハイプレシジョン・リジッドCDメカニズム」を使用し、アルミトレイ&メッシュワイヤー機構を採用している。なおメカユニットをアンカーブロックにマウントしていたCD-S3000と異なり、本機では2mm厚のアンカープレートにマウントする構造としている。
CD部のスペックはCD-S3000と同じで、再生可能ディスクは音楽用CD、SACD、CD-R/RWで、再生フォーマットはMP3とWMAに対応する。1kHz,0dBのとき、出力レベルは2.0±0.3Vで、SN比は116dB以上。ダイナミックレンジはCDが100dB以上で、SACDが110dB以上となる。歪率は0.002%以下。周波数特性はCDが2Hz〜20kHz(-3dB)で、SACDが2Hz〜50kHz(-3dB)。
USB-DAC部も、機能的にはCD-S3000と同等。音声入力端子には、USB-B/光デジタル/同軸デジタルを1系統ずつ備え、最大192kHz/24bitのWav/Flacに対応するほか、ASIO2.3およびDoP方式による最大5.6MHzのDSDネイティブ再生に対応している。
ICチップはヤマハオリジナルのUSB-DAC IC「SSP2」を搭載。低遅延・高スループットを特徴とするスタインバーグ製ドライバーを装備する。
本機の場合、DACにESS製の8ch DAC「ES9016」を採用することで、「ES9018」を採用していたCD-S3000よりコストを抑えている。DACのジッターリダクションの設定は7段階で調整可能。DAC基板は最短で電源供給できる構成とし、ノイズの影響を極力低減した。ES9016の8ch分はL/R chに4chずつ適用しており、CD-S3000と同じくI/V変換回路をディスクリート設計による一段構成で出力する。
音声出力端子は、光デジタル/同軸デジタルとアナログRCA/XLRを備えている。
本体サイズは435W×137H×438Dmmで、質量は16kg。本体下部のレッグは鉄製で、製品にはマグネットタイプのレッグカバーが付属する。 本機の製品保証は3年間。
【問い合わせ先】
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