公開日 2017/11/27 11:25
ボーズ「QC35 II」速攻レビュー。世界初のGoogleアシスタント搭載ヘッドホンはどう便利なのか?
【特別企画】高いNC効果を継承
■人気シリーズにGoogleアシスタント搭載の最新モデル、BOSE「QC35 II」が登場
ボーズが“Googleアシスタント”を搭載するアクティブノイズキャンセリング・ヘッドホン「QuietComfort 35 wireless headphones II」(以下:QC35 II)を発売する。音声アシスタントを搭載する画期的なヘッドホンは、ボーズとしても初めてのチャレンジだ。今回は実機を借りて、Googleアシスタント機能の使い勝手と、気になる音質もチェックしてみた。
本機は、2016年の夏に発売された「QuietComfort 35 wireless headphones(QC35)」(製品ニュース/レビュー記事)をベースにしている。QuietComfortシリーズは、一般的にワイヤレスヘッドホンの課題とされているペアリングや、充電の煩わしさを残らず解消した決定版として、発売以来多くのユーザーに選ばれているロングセラーシリーズだ。
そんなロングセラーシリーズ最新モデル「QC35 II」を編集部が紹介した動画も用意。先に製品特徴を把握したい方はこちらを見ていただきたい。
本機はQuietComfortシリーズ最新モデルにあたり、Bluetoothテクノロジーによるワイヤレスリスニングの機能を統合して、「Bose Connect」アプリやNFC機能により簡単にスマホとペアリングして音楽などを楽しめる。また、バッテリーは連続約20時間の音楽再生にも対応できるスタミナ設計が施される。
今年の夏には「QC35」のファームウェアが更新され、ノイズキャンセリング機能が「高」「低」「オフ」の3段階で切り替えられるようになった。「高」は従来から搭載する、フルスペックの消音性能を発揮するモード。新設された「低」は、自宅の室内など静かな場所でのリスニングに消音レベルを最適化している。
人混みの中や交通量の多い屋外で使う時には安全性を優先して「オフ」を選ぶ手もあるが、基本的にQC35シリーズは、ノイズキャンセリング機能をオンにして使うことを前提に音質をチューニングされているヘッドホンと考えていいだろう。なので、じっくりと腰を据えて音楽を聴く時には、高/低のいずれかを選んで使いたい。
実際にノイズキャンセリング機能をオフからオンに切り替えると、ノイズだけがスッと消えていく。音楽のバランスが崩れない、自然でリッチなリスニング感が得られるところに、アクティブノイズキャンセリング・ヘッドホンを約40年間に渡って研究・開発してきたボーズの底力を感じる。
QC35は、自動車のエンジン音や走行音のように継続的に響く低い音のノイズだけでなく、生活音に含まれる中高域の喧噪も効果的に除去してくれる。ただし人の声の帯域は、安全面やアナウンスの聞き逃し防止などのため、あえて聴き取りやすくチューニングしている。同じ特徴は、最新モデルのQC35 IIにもそのまま継承されていた。
基本のサウンドは、2014年に発売された前機種の「QuietComfort 25」と聴き比べると、わずかに中低域のバランスが強化されているように感じられる。アウトドアでの音楽再生時に聴きづらくなる帯域を音響的なチューニングで整えているのだろう。
ボーズが“Googleアシスタント”を搭載するアクティブノイズキャンセリング・ヘッドホン「QuietComfort 35 wireless headphones II」(以下:QC35 II)を発売する。音声アシスタントを搭載する画期的なヘッドホンは、ボーズとしても初めてのチャレンジだ。今回は実機を借りて、Googleアシスタント機能の使い勝手と、気になる音質もチェックしてみた。
>>QC35 IIの詳細はこちら |
本機は、2016年の夏に発売された「QuietComfort 35 wireless headphones(QC35)」(製品ニュース/レビュー記事)をベースにしている。QuietComfortシリーズは、一般的にワイヤレスヘッドホンの課題とされているペアリングや、充電の煩わしさを残らず解消した決定版として、発売以来多くのユーザーに選ばれているロングセラーシリーズだ。
そんなロングセラーシリーズ最新モデル「QC35 II」を編集部が紹介した動画も用意。先に製品特徴を把握したい方はこちらを見ていただきたい。
本機はQuietComfortシリーズ最新モデルにあたり、Bluetoothテクノロジーによるワイヤレスリスニングの機能を統合して、「Bose Connect」アプリやNFC機能により簡単にスマホとペアリングして音楽などを楽しめる。また、バッテリーは連続約20時間の音楽再生にも対応できるスタミナ設計が施される。
今年の夏には「QC35」のファームウェアが更新され、ノイズキャンセリング機能が「高」「低」「オフ」の3段階で切り替えられるようになった。「高」は従来から搭載する、フルスペックの消音性能を発揮するモード。新設された「低」は、自宅の室内など静かな場所でのリスニングに消音レベルを最適化している。
人混みの中や交通量の多い屋外で使う時には安全性を優先して「オフ」を選ぶ手もあるが、基本的にQC35シリーズは、ノイズキャンセリング機能をオンにして使うことを前提に音質をチューニングされているヘッドホンと考えていいだろう。なので、じっくりと腰を据えて音楽を聴く時には、高/低のいずれかを選んで使いたい。
実際にノイズキャンセリング機能をオフからオンに切り替えると、ノイズだけがスッと消えていく。音楽のバランスが崩れない、自然でリッチなリスニング感が得られるところに、アクティブノイズキャンセリング・ヘッドホンを約40年間に渡って研究・開発してきたボーズの底力を感じる。
QC35は、自動車のエンジン音や走行音のように継続的に響く低い音のノイズだけでなく、生活音に含まれる中高域の喧噪も効果的に除去してくれる。ただし人の声の帯域は、安全面やアナウンスの聞き逃し防止などのため、あえて聴き取りやすくチューニングしている。同じ特徴は、最新モデルのQC35 IIにもそのまま継承されていた。
基本のサウンドは、2014年に発売された前機種の「QuietComfort 25」と聴き比べると、わずかに中低域のバランスが強化されているように感じられる。アウトドアでの音楽再生時に聴きづらくなる帯域を音響的なチューニングで整えているのだろう。