公開日 2018/03/06 10:00
FiiO「X7 Mark II」を聴く ー アンプモジュールが交換可能なフラグシップDAP
【特別企画】ポータブル機器としてのバランスも抜群
■FiiOの国内リスタート第1弾「Fiio X7 Mark II」
手頃な価格でありながらスペック面や筐体構成にこだわりを持つプロダクトを数多く世に送り出し、人気となっているFiiO。その国内代理店がエミライへと切り替わり、再出発を飾る新製品としてフラッグシップ・ハイレゾDAP「Fiio X7 Mark II」が発売となった。その名の通り「X7」の進化モデルであり、アンプモジュールを連結するユニークなスタイルがマニアの心を射止める、個性的な仕様を持つ。
今回リニューアルされたX7 Mark IIは、ボリュームホイールを備えたスタイリッシュな外観を身にまとう。OSはAndroid 5.1.1を採用し、Bluetooth接続では高音質コーデックaptXに対応。DACチップはESS製「ES9018S」から「ES9028PRO」へと変更され、内蔵する7種類のデジタルフィルターを切り替える機能も備えている。
D/A変換用の水晶発振器も44.1kHz系と48kHz系、そしてよりハイレートなサンプリング周波数を持つ音源に対応するためのものと合計3基の水晶発振器を用意。対応フォーマットも初代X7よりスペックアップし、現在主流である最高384kHz/32bit PCM、11.2MHz DSDネイティブ再生対応となった。加えて192kHz/24bitまで入力可能なUSB-DAC接続機能や、アナログ・ライン出力/光・同軸デジタル出力兼用3.5mm端子も装備。さらにオンキヨーの再生アプリ「Onkyo HF Player」を用いれば、最高384kHz/32bit PCM、DSD 11.2MHzまでのUSB Audio出力も可能とのことで、本機を軸として他のさまざまな機器と組み合わせられる点も魅力だ。
処理をつかさどるSoCは、Cortex-A9 CPU 4基構成のRockchip「RK3188」を引き続き搭載するが、RAMを倍の2GBとして、マルチタスク処理の高速化を実現。よりスムーズな操作性を獲得している。そして内蔵ストレージも倍の64GBとなった他、最大512GBまで対応するmicroSDカードスロットを2基備えることで、合計1TBまで利用可能になるなど、より多くのデータを格納することができるようになった。
ボディは初代X7に比べ、全長が1.2mm短く、厚みが1mm薄くなり、重量も10g軽量化されたが、EMI対策を徹底した基板上のシールドを強化するなど、内部構成の設計変更に取り組み、更なる信頼性向上に努めている。
オーディオ用にカスタマイズされたAndroid OSによって高速かつ安定した動作を実現するとともに、X7にも用いられていた音質優先の「Pure Musicモード」を搭載。専用の音楽再生用アプリ「FiiO Music」など特定のアプリ以外を停止させ、音質に特化して動作させられる。逆にApple MusicやAWA、Spotifyなどのストリーミングサービスを利用する際はAndriodモードで使用する。
そしてポータブル機器として重要なスタミナ。3800mAhの大容量バッテリーがX7 Mark IIにも継承されているが、Qualcom「Quick Charge 2.0」やMedia Tek「MTK-PE」といった急速充電規格を新たにサポートしたことで、X7と比較し約2.7倍の急速充電を実現。完全充電まで1.5時間で済む。
手頃な価格でありながらスペック面や筐体構成にこだわりを持つプロダクトを数多く世に送り出し、人気となっているFiiO。その国内代理店がエミライへと切り替わり、再出発を飾る新製品としてフラッグシップ・ハイレゾDAP「Fiio X7 Mark II」が発売となった。その名の通り「X7」の進化モデルであり、アンプモジュールを連結するユニークなスタイルがマニアの心を射止める、個性的な仕様を持つ。
今回リニューアルされたX7 Mark IIは、ボリュームホイールを備えたスタイリッシュな外観を身にまとう。OSはAndroid 5.1.1を採用し、Bluetooth接続では高音質コーデックaptXに対応。DACチップはESS製「ES9018S」から「ES9028PRO」へと変更され、内蔵する7種類のデジタルフィルターを切り替える機能も備えている。
D/A変換用の水晶発振器も44.1kHz系と48kHz系、そしてよりハイレートなサンプリング周波数を持つ音源に対応するためのものと合計3基の水晶発振器を用意。対応フォーマットも初代X7よりスペックアップし、現在主流である最高384kHz/32bit PCM、11.2MHz DSDネイティブ再生対応となった。加えて192kHz/24bitまで入力可能なUSB-DAC接続機能や、アナログ・ライン出力/光・同軸デジタル出力兼用3.5mm端子も装備。さらにオンキヨーの再生アプリ「Onkyo HF Player」を用いれば、最高384kHz/32bit PCM、DSD 11.2MHzまでのUSB Audio出力も可能とのことで、本機を軸として他のさまざまな機器と組み合わせられる点も魅力だ。
処理をつかさどるSoCは、Cortex-A9 CPU 4基構成のRockchip「RK3188」を引き続き搭載するが、RAMを倍の2GBとして、マルチタスク処理の高速化を実現。よりスムーズな操作性を獲得している。そして内蔵ストレージも倍の64GBとなった他、最大512GBまで対応するmicroSDカードスロットを2基備えることで、合計1TBまで利用可能になるなど、より多くのデータを格納することができるようになった。
ボディは初代X7に比べ、全長が1.2mm短く、厚みが1mm薄くなり、重量も10g軽量化されたが、EMI対策を徹底した基板上のシールドを強化するなど、内部構成の設計変更に取り組み、更なる信頼性向上に努めている。
オーディオ用にカスタマイズされたAndroid OSによって高速かつ安定した動作を実現するとともに、X7にも用いられていた音質優先の「Pure Musicモード」を搭載。専用の音楽再生用アプリ「FiiO Music」など特定のアプリ以外を停止させ、音質に特化して動作させられる。逆にApple MusicやAWA、Spotifyなどのストリーミングサービスを利用する際はAndriodモードで使用する。
そしてポータブル機器として重要なスタミナ。3800mAhの大容量バッテリーがX7 Mark IIにも継承されているが、Qualcom「Quick Charge 2.0」やMedia Tek「MTK-PE」といった急速充電規格を新たにサポートしたことで、X7と比較し約2.7倍の急速充電を実現。完全充電まで1.5時間で済む。