公開日 2018/09/22 07:00
“全部入り”の快適さから逃れられない!東芝 REGZA「Z720X」のハイコスパぶりを自宅で検証
最新技術や機能を惜しげもなく搭載
東芝“REGZA”のなかでも「Z」ではじまるモデルは特別な意味を持つ。長年、REGZAのZシリーズには、そのとき東芝が持つ最新技術や機能が、惜しげもなく搭載されてきた。
今回新たに投入された「Z720X」は、そんなZシリーズの系譜を継いだ、液晶テレビREGZAのフラグシップモデルだ(関連ニュース)。東芝は本機を「全部入り」と表現しているが、一週間ほど自宅のメインテレビとして「55Z720X」を使って、その高いコストパフォーマンスに唸らされた。今回は主に機能面を中心にしたレビューをお届けする。
■「全部入り」のREGZA 4K液晶テレビ最上位機
東芝が本機を「全部入り」と表現しているのは、素直に頷ける。機能がてんこ盛りで、まさに「無いものはない」状態だからだ。まずは機能を紹介しながら、どういったところがお得なのか解説しよう。
まず、この12月1日に開始する4K BS・CS放送のチューナーを内蔵していることを特筆したい。最新の高画質・高音質放送を、別途チューナーを買う追加費用無しで、いち早く視聴できるのは嬉しい。ちなみに、東芝の4K外付けチューナー「TT-4K100」は4万円前後。Z720Xはシングルチューナー、外付けはダブルチューナーという違いはあるにしても、最初から内蔵されているのはお得感がある。リモコンに「4K」ボタンを搭載し、一押しで新放送が見られるのも気が利いている。
さらに、全録機能「タイムシフトマシン」の搭載も見逃せない。筆者はふだん、自宅でもZシリーズでタイムシフトマシンを使っているため、その便利さは身に沁みて分かっている。個人的にはもう手放せない機能だ。
使用するには別売りのHDDが必要となるが、およそ5〜6万円の追加費用で5TBの純正HDD「THD-500D2」が購入できる。一方、単体の全録レコーダーは10万円を超えるものも多い。4Kテレビと全録レコーダーを別々に買うより、5万円程度安く手に入れられるのは、お得と言って間違いない。
■多機能ながらも、画質・音質のクオリティに手抜かり無しのモデル
画質向上への取り組みも、Zシリーズの称号に違わぬ充実ぶりを見せている。映像エンジンは最新の「レグザエンジンEvolution PRO」で、液晶用に最適化して搭載。またバックライトは直下型にし、エリアコントロールの精度も高めた。
ちなみに、パネルは新型の「高コントラストIPS液晶パネル」を搭載した。歴代のZはこれまでVAパネルを搭載してきたが、今回はあえてIPSを採用した。
音質面の対策も万全だ。「重低音バズーカオーディオシステムPRO」を搭載し、「重低音バズーカウーファー」と「新2ウェイフロントスピーカー」を搭載。4.1chのマルチアンプ駆動で出力は計66Wという贅沢な構成だ。
これだけの機能・仕様を盛り込みながら、想定売価は55型の「55Z720X」が24万円前後、49型の「49Z720X」が20万円前後。価格比較サイトを見ると、記事執筆時点(9月中旬)で、ここからさらに4〜5万円安く売っているところもある。
新4K放送チューナーを内蔵し、全録機能にも対応しながら、画質・音質のクオリティにも手抜かり無し。機能・仕様と価格とを照らし合わせると、いかに今回のZ720Xがお買い得かわかるはずだ。
次ページからは、実際の機能や性能を検証していこう。
今回新たに投入された「Z720X」は、そんなZシリーズの系譜を継いだ、液晶テレビREGZAのフラグシップモデルだ(関連ニュース)。東芝は本機を「全部入り」と表現しているが、一週間ほど自宅のメインテレビとして「55Z720X」を使って、その高いコストパフォーマンスに唸らされた。今回は主に機能面を中心にしたレビューをお届けする。
■「全部入り」のREGZA 4K液晶テレビ最上位機
東芝が本機を「全部入り」と表現しているのは、素直に頷ける。機能がてんこ盛りで、まさに「無いものはない」状態だからだ。まずは機能を紹介しながら、どういったところがお得なのか解説しよう。
まず、この12月1日に開始する4K BS・CS放送のチューナーを内蔵していることを特筆したい。最新の高画質・高音質放送を、別途チューナーを買う追加費用無しで、いち早く視聴できるのは嬉しい。ちなみに、東芝の4K外付けチューナー「TT-4K100」は4万円前後。Z720Xはシングルチューナー、外付けはダブルチューナーという違いはあるにしても、最初から内蔵されているのはお得感がある。リモコンに「4K」ボタンを搭載し、一押しで新放送が見られるのも気が利いている。
さらに、全録機能「タイムシフトマシン」の搭載も見逃せない。筆者はふだん、自宅でもZシリーズでタイムシフトマシンを使っているため、その便利さは身に沁みて分かっている。個人的にはもう手放せない機能だ。
使用するには別売りのHDDが必要となるが、およそ5〜6万円の追加費用で5TBの純正HDD「THD-500D2」が購入できる。一方、単体の全録レコーダーは10万円を超えるものも多い。4Kテレビと全録レコーダーを別々に買うより、5万円程度安く手に入れられるのは、お得と言って間違いない。
■多機能ながらも、画質・音質のクオリティに手抜かり無しのモデル
画質向上への取り組みも、Zシリーズの称号に違わぬ充実ぶりを見せている。映像エンジンは最新の「レグザエンジンEvolution PRO」で、液晶用に最適化して搭載。またバックライトは直下型にし、エリアコントロールの精度も高めた。
ちなみに、パネルは新型の「高コントラストIPS液晶パネル」を搭載した。歴代のZはこれまでVAパネルを搭載してきたが、今回はあえてIPSを採用した。
音質面の対策も万全だ。「重低音バズーカオーディオシステムPRO」を搭載し、「重低音バズーカウーファー」と「新2ウェイフロントスピーカー」を搭載。4.1chのマルチアンプ駆動で出力は計66Wという贅沢な構成だ。
これだけの機能・仕様を盛り込みながら、想定売価は55型の「55Z720X」が24万円前後、49型の「49Z720X」が20万円前後。価格比較サイトを見ると、記事執筆時点(9月中旬)で、ここからさらに4〜5万円安く売っているところもある。
新4K放送チューナーを内蔵し、全録機能にも対応しながら、画質・音質のクオリティにも手抜かり無し。機能・仕様と価格とを照らし合わせると、いかに今回のZ720Xがお買い得かわかるはずだ。
次ページからは、実際の機能や性能を検証していこう。
次ページ快適に「録る」だけでなく「見る」ところまでしっかりカバー