• ブランド
    特設サイト
公開日 2018/12/18 08:00

チタンボディ採用のハイエンドイヤホン。オーディオテクニカ「ATH-CM2000Ti/CK2000Ti」レビュー

“2000Ti”シリーズ3モデルを連続試聴
小原 由夫
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
オーディオテクニカから2018年10月、共通してモデル名に“2000Ti”を冠する3モデルのヘッドホン/イヤホンが登場した。


それぞれ異なるスタイルの中に、磨き上げられた「精密切削フルチタニウムボディ」、強力な磁束密度と駆動力を生む「パーメンジュール磁気回路」、高域特性を高める「DLCコーティング振動板」という共通の技術が込められており、音作りに妥協の無い“プレステージモデル”として仕上がっている。

今回、この3タイプの製品を小原由夫氏が連続試聴。ヘッドホン「ATH-AP2000Ti」を取り上げた第1回に続き、第2回目となる本稿では、カナル型イヤホン「ATH-CK2000Ti」とインイヤー型イヤホン「ATH-CM2000Ti」についてレポートする。



オンイヤー型ハイエンドとしても注目の「ATH-CM2000Ti」

鋼鉄よりも軽くて強度の高いチタン。オーディオにも最適とされるこの素材を用いた2018年秋のオーディオテクニカのヘッドホン新製品「2000Tiシリーズ」より、今回は2機種のイヤホン「ATH-CM2000Ti」「ATH-CK2000Ti」をとり上げる。

「ATH-CM2000Ti」(予想実売価格5万円前後)

「ATH-CK2000Ti」(予想実売価格8万円前後)

まず注目したいのは、ハイエンドモデルでは久しぶりの“インイヤー型”となる「ATH-CM2000Ti」だ。インイヤー型は、いま主流のカナル型のように耳孔にグイッと押し込むのでなく、耳たぶの内側にそっと乗せる感覚のイヤホンだ。

市場ではカナル型が主流となっている今、インイヤー型ハイエンドモデルとして「ATH-CM2000Ti」の注目度は高い

カナル型独特の圧迫感を嫌がる人は決して少なくなく、押し込むタイプのカナル型がどんなに主流になっても馴染めない人は多数いる。本機はそうした悩めるイヤホン愛好家に向けたモデルといってよい。

耳を密閉しない、軽快な装着感がインイヤー型の魅力だ

もちろんボディは精密切削加工されたチタンで、不要共振の徹底した排除に成功している。搭載されたドライバーは、15.4mm HDドライバー。硬度と耐久性を兼ね備えたDLC(Diamond Like Carbon)コーティング振動板と、パーメンジュール採用の磁気回路の組み合わせで、開放感のある立体的な音場再現に特徴のあるドライバーだ。

15.4mmのドライバーは、“2000Tiシリーズ”共通のDLCコーティング振動板とパーメンジュール磁気回路を採用

次ページオンイヤー型ハイエンド「ATH-CM2000Ti」をチェックする

1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ヤマダデンキ、「ブラックフライデー」セールを11/16より開始。ベスト電器、マツヤデンキでも開催
2 iPhone買い換え、手持ちモデルを手放す際に必ずやっておくべきこととは?
3 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
4 「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ」11月23日・24日開催。出展メーカーや連続試聴イベントの内容はコチラ!
5 <Inter BEE>ゼンハイザー、国内未発売製品を初お披露目/NHK、“自由に変形する”ディスプレイ/コルグ「Live Extreme」試聴デモ
6 THIEAUDIO「Origin」は低音好き垂涎!骨伝導搭載・クアッドハイブリッド構成のイヤホンを聴く
7 B&Wの人気シリーズ、トゥイーター・オン・トップ式ブックシェルフ3機種の魅力を探る
8 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
9 MUSE HiFi、真空管搭載ポータブルDAC/AMP「M5 ULTRA」。ESS社と独自回路を共同開発
10 スピーカーの“原音再生”をデジタルフィルターで解決!テレビや車に搭載広がるEilex PRISMの秘密に迫る
11/15 10:43 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX