• ブランド
    特設サイト
公開日 2019/04/02 06:15

新「iPad Air」レビュー、プロ並み性能で復活! お手頃価格のバランス良好モデル誕生

「無印」iPadとの違いも解説
山本 敦
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
アップルが新しい10.5インチの「iPad Air」を発売した。iPhone XSにも搭載されている最新の「A12 Bionic」チップを搭載してよりパワフルになり、Smart KeyboardやApple Pencilに対応したことで、クリエイティブ&オフィス向けデバイスにも活用できるようになった。実機を使ってその実力を確かめてみよう。

アップルが発売した新しい10.5インチのiPad Air

2017年に生産が完了したと思われていた「iPad Air」シリーズが今回復活したことに驚いた方も少なくないだろう。名前が「iPad Air 3」にならなかったのは、全部で4種類に増えたiPadシリーズを横並びにした際、シンプルに区別が付けられるようにする狙いがあったのだろう。

新しいiPad miniと並べてみると、iPad Airはベゼルが狭いデザインであることがわかる

現行のiPadシリーズを揃えてみると、上位のiPad ProとiPad miniは立ち位置やデザインが明らかに違うのだが、2018年3月に発売された“無印”「iPad(第6世代)」と新しいiPad Airの違いについては、少し整理しておく必要がありそうだ。

第1世代のApple Pencilによる手書き入力にも対応した

iPad Airと第6世代iPadはここが違う

1. iPad AirのSoCは最新世代

新しいiPad AirにはNeural Engineを搭載した最新世代の「A12 Bionic」が搭載されている。第6世代のiPadはiPhone 7と同じ「A10 Fusion」だ。

A12 Bionicは、毎秒5兆の演算処理をこなせる高いパフォーマンスを備えている。アップルはこれがニューラルネットワークを応用したリアルタイムの機械学習に真価を発揮するものだと謳っている。iPad Airのカメラは、iPad ProのようにスマートHDRやポートレートモードを活かした写真撮影には対応していないが、8MPのメインカメラで十分に精彩感の高い風景のクリップが撮れる。フロント側のFaceTime HDカメラの解像度は、第6世代iPadが1.2MPであるのに対して、iPad Airは7MPある。

新しいiPad Airで撮影した花壇。当然ながらiPhone Xのディティールと立体感の表現力にはかなわないものの、iPad Airでも十分に明るく情報量の多い写真を記録できる

iPhone Xで撮影した花壇


iPad Airで撮影した夕焼けの写真。空に浮かぶ雲のかたちがややつぶれ気味になるが、全体の明るさや色合いの自然さはキープできている

iPhone Xで撮影した夕焼け


iPad Airで撮影した夕暮れ。十分きれいに撮れる

iPhoneで撮影した夕暮れ

ARアプリの動作は驚くほどにスムーズだ。SoCに統合されている4つのコアを持つグラフィックエンジンも、ARコンテンツや3Dグラフィックスを活かしたゲームコンテンツのスムーズな表示に貢献している。

メインカメラは8MP。グラフィックスの処理性能も高いA12 BionicチップによりARアプリもサクサクと動く

2. ディスプレイはサイズ以外にも色々違う

従来のiPad Air 2は9.7インチだったので、新しいiPad Airは10.5インチのRetinaディスプレイとして少し大きくなった。iPadは9.7インチのRetinaディスプレイを搭載する。

次ページiPad Airとして初めてDCI-P3対応

1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 マランツ、未踏の領域へ。「次元が異なる」弩級フラグシップコンビ「MODEL 10」「SACD 10」レビュー!
2 JBL、楽天ブラックフライデーで人気完全ワイヤレスやサウンドバーが最大36%オフ。11/21 17時より
3 DAZN、登録なしで一部コンテンツを無料視聴できる新機能。11月導入予定
4 松村北斗と上白石萌音のW主演!PMSとパニック障害を抱える男女のかけがえのない物語
5 Sonos、ブランド初のプロ向けスピーカー「Era 100 Pro」発表。PoE採用で自由かつ簡単な設置を実現
6 妥協なきデノン “もうひとつの旗艦AVアンプ”。「AVC-A10H」がデノンサラウンドアンプのあらたな一章を告げる
7 iBasso Audio、初エントリーライン「iBasso Jr.」からポータブルDAC/アンプとイヤホンを発売
8 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
9 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
10 ビクター、実売5000円以下の完全ワイヤレス「HA-A6T」。耳にフィットしやすいラウンド型ボディ
11/18 10:32 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX