公開日 2022/10/08 06:30
ドラレコの「HDR」「WDR」って何? サクッと解説
【連載】ガジェットTIPS
「ドラレコ」ことドライブレコーダーは、動作環境がかなりシビアなことで知られています。夏期は40°以上になることが珍しくないダッシュボード付近に取り付けられ、前方だけでなく後方の映像も欠かせません。なにより動作の信頼性が重要で、あらゆる方向で “スキのなさ” が求められるデジタルガジェットなのです。
ビデオカメラとしての性能も重要なポイント。ナンバープレート読み取りのためにもフルHD(1,920×1,080ピクセル)以上の解像度が必要なうえ、画角/視野角の広さも見逃せません。昼だけでなく夜も運転するものですから、暗い場所でも鮮明に撮影できる性能が必要です。
映像補正機能も欠かせません。一般的にカメラは、トンネル出入り口のような突然明るくなる場所では “白飛び” を起こしがちですが、有事のときナンバープレートが白飛びして読み取れないようでは一大事。暗い場所で黒塗りされたようになる “黒つぶれ”も困ります。だから「HDR(High Dynamic Range)」と呼ばれる、白飛び/黒つぶれを起こしにくい技術が必要になるのです。
なお、写真/静止画のHDRと異なり、ビデオのHDRは同時に撮影した複数の映像ストリームを合成するわけではありません。現在の技術ではダイナミックレンジ、すなわち明暗の幅が広い映像を撮影することで白飛び/黒つぶれを回避しています。
同様の用語に「WDR(Wide Dynamic Range)」がありますが、意味するところはHDRと同じです。映像を見やすくするソフトウェア処理をWDRと呼ぶメーカーも存在しますが、明確な基準があるわけではありません。
ビデオカメラとしての性能も重要なポイント。ナンバープレート読み取りのためにもフルHD(1,920×1,080ピクセル)以上の解像度が必要なうえ、画角/視野角の広さも見逃せません。昼だけでなく夜も運転するものですから、暗い場所でも鮮明に撮影できる性能が必要です。
映像補正機能も欠かせません。一般的にカメラは、トンネル出入り口のような突然明るくなる場所では “白飛び” を起こしがちですが、有事のときナンバープレートが白飛びして読み取れないようでは一大事。暗い場所で黒塗りされたようになる “黒つぶれ”も困ります。だから「HDR(High Dynamic Range)」と呼ばれる、白飛び/黒つぶれを起こしにくい技術が必要になるのです。
なお、写真/静止画のHDRと異なり、ビデオのHDRは同時に撮影した複数の映像ストリームを合成するわけではありません。現在の技術ではダイナミックレンジ、すなわち明暗の幅が広い映像を撮影することで白飛び/黒つぶれを回避しています。
同様の用語に「WDR(Wide Dynamic Range)」がありますが、意味するところはHDRと同じです。映像を見やすくするソフトウェア処理をWDRと呼ぶメーカーも存在しますが、明確な基準があるわけではありません。